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脳トレクイズで高齢者の脳を活性化!レクリエーションで使えるクイズ5選

年を取ると仕事を退職して社会的なつながりが減ってしまったり、体調を崩して外に出ることがおっくうになってしまい家に閉じこもりがちになったりして刺激が少なくなります。
特に、高齢者施設を利用している方は同じ風景や同じ毎日の繰り返しで、脳の機能が衰えて認知症が進行しやすいです。
レクリエーションで脳トレクイズを行って、利用者の脳を活性化しましょう。

楽しんで鍛える脳トレクイズ5選

脳トレクイズをレクリエーションで行う意義

脳トレクイズをレクリエーションで行う意義

レクリエーションは、生活の質を向上し、より充実した楽しい、いきいきした生活を送るために必要な活動です。
特に、脳トレクイズは、読んで考え、答えるという活動をするので、脳に良い刺激を与えます。
計算や漢字クイズ、マス埋めクイズなど、用紙に答えを書く場合は手のリハビリになり、口頭で回答する場合は喉のリハビリにもなります。

●脳トレクイズを行うときのポイント

脳トレクイズを行うときは、次の点を考慮して行いましょう。

1)楽しい雰囲気で脳トレを行う

プリントを渡して脳トレを行う方法もありますが、人によってできることが異なるため苦痛を伴う結果になる場合もあります。
すると、レクリエーションへの参加がストレスになりかねません。
レクリエーションの本来の意義は生活の質を高めることなので、楽しめる雰囲気の中で行いましょう。

2)声を出して返答するクイズは喉の機能を高める

声を出して返答することは、喉を使うので食事の嚥下機能の維持にもつながります。
気管から通じる喉の蓋は、声を出すときは開き、食べるときは気管に食物が入らないように閉じます。
声を出すことで喉の機能が活発になるので、利用者に大きめの声で回答してもらうと効果的です。

3)想像力を広げるような質問で誘導する

クイズにすぐに答えられないときは、ヒントを出すと利用者が答えを出しやすいです。
答えは間違っていても構いません。
答えを導き出すまでの過程で、利用者が考えて想像力を働かせて脳を使うことが大切です。
認知症がかなり進行している利用者でも、クイズだと過去の記憶が想起されて能力を発揮されることがあります。

4)利用者とコミュニケーションを取りながら行う

利用者が返答したことに対して、受け答えすることでコミュニケーションが広がります。
また、回答したという満足感や正答だと達成感が得られます。
レクリエーションは、ほかの利用者や職員とコミュニケーションを取る機会です。
ほかの利用者とクイズの答えについて自由に話をすることができる雰囲気をつくりましょう。

高齢者向けの脳トレクイズ5選

高齢の方が楽しみながら挑戦できるクイズの例を5つご紹介します。
利用者が積極的に参加できるように、職員が場を盛り上げましょう。

●ご当地クイズ

ご当地クイズ

生まれ育った地域に関するクイズは、なつかしさがこみ上げ、「こんな物があった」「ここではこれが有名だ」など話が広がります。
昔のことは記憶にある利用者が多く、答えやすいクイズです。

【準備するもの】

ホワイトボード、ホワイトボード用マーカー、大きい地図の絵

【ご当地クイズの例】

1)利用者が生まれ育った都道府県の名産品を尋ねる

利用者は認知症になっても昔のことはよく覚えています。
特に名産品の味や、旅行で訪れた際に食べた思い出を尋ねると、昔の記憶を引き出すことができます。
   青森県なら津軽リンゴ、にんにく、ホタテなど
   東京都なら雷おこし、人形焼き、もんじゃ焼きなど
   大阪府ならお好み焼き、たこ焼き、てっちりなど  

2)都道府県の県庁所在地

全国の県庁所在地を三択で質問すると、答えが出やすいです。
地図は必ずしも必要ではないですが、あったほうが理解しやすいでしょう。
   北海道・・・函館市、札幌市、稚内市  答え 札幌市
   神奈川県・・鎌倉市、川崎市、横浜市  答え 横浜市
   滋賀県・・・大津市、長浜市、高島市  答え 大津市

●マス埋めクイズ

マス埋めクイズ

マスに文字を埋めて1つの言葉を作り上げるクイズです。
問題を書いた模造紙を見せて、1問ずつ利用者に答えてもらいますが、同じ人ばかりが答えるようなことにならないように注意しましょう。
利用者に応じて難解度の違うプリントを配って、一人ひとりに解いてもらっても脳トレになります。

【準備するもの】

模造紙数枚、黒のマジック、あるいは問題を書いたプリント

【マス埋めクイズの例】

模造紙に5文字の言葉、ことわざ、四字熟語などのマス埋めクイズの問題を書いて1問ずつ出します。
わからない場合は、ヒントを出しましょう。

1)5文字の言葉

オ▢ゴー▢ ヒント「音を奏でるもの」
松▢っくり ヒント「ある木の果実」
お▢ど▢い ヒント「気温をはかるもの」

2)ことわざ

▢も歩▢ば棒に▢たる 意味「でしゃばる行動は思わぬ災難にあう」、「行動を起こすと思わぬ幸運に巡り合える」
焼け▢に▢      意味「わずかな努力や援助では効果がほとんど期待できない」
犬▢▢仲       意味「とても仲が悪いこと」

●ジェスチャーで連想クイズ

ジェスチャーなら、耳の遠い利用者でもクイズを解くことができます。
簡単な言葉をジェスチャーでしめして、利用者に答えていただきます。
ジェスチャーから利用者が想像力を働かせて、思わぬ面白い答えが返ってくることも。

【準備するもの】

ジェスチャーをする職員

【ジェスチャーで連想クイズの例】

最初は、単語から始めて難易度を上げて2語文にします。
ジェスチャーをするのは難しいですが、利用者は楽しみながら頭を働かせてクイズを解くことができます。

1)単語・・・動物(ゴリラ、猫、犬、ぞう、きりんなど)
       身に着けるもの(眼鏡、帽子、靴下、化粧、ベルトなど)
2)2語文・・・ご飯を食べる、絵を描く、本を読む、掃除をする、歌を歌う、車を運転す
       る、うがいをする、靴を履く、風呂に入る、ひげをそるなど

●季節の言葉探しクイズ

季節の言葉探しクイズ

春夏秋冬に関係するものを考えるクイズです。
現在の季節を思い出し、それぞれの季節にはどんなことをしていたかを回想できます。

【準備するもの】

ホワイトボード、黒いホワイトボード用マーカー

1)「春は何を連想するか」
  答え・・・桜、入学式、七草がゆ、つくし、フキノトウ、潮干狩り、ウグイスなど
2)「冬は何を連想するか」
  答え・・・雪、雪だるま、木枯らし、霜柱、お正月、葉ボタン、おせち、雪合戦など

●なぞなぞクイズ

なぞなぞクイズ

簡単なクイズでもなぞなぞは難易度が高くなりがちです。
すぐに答えが出るものから始めて、様子を見て難易度を上げましょう。

【準備するもの】

ホワイトボード、ホワイトボード用マーカー

【なぞなぞクイズの例】

1)からしはからしでも赤いからしはなーに?
  ヒント うどんやそばにかけるとおいしい  答え 唐辛子
2)一+九+三=
  ヒント とんちのお坊さん          答え 一休さん

脳トレクイズで高齢者の脳を活性化してQOLを向上しよう

脳トレクイズは、脳を働かせて機能を活性化します。
利用者が「次のレクリエーションも参加したい」と思うような楽しい雰囲気で行うことが大切です。
利用者とコミュニケーションを取りながら脳トレクイズを行い、脳を活性化して生活の質を向上しましょう。

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