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デジタル式のリーチ計測器!?スピーディな測定でリハビリ業務を効率化

介護施設のリハビリでは、利用者さんの転倒リスクを検出するために、ファンクショナルリーチテスト(以下、FRT)の定期的な実施をおすすめします。
誤差の減少、業務効率化を目的として、「デジタル式のリーチ計測器」の導入を視野に入れてみましょう。

定番のリーチ評価!FRTの実施方法

FRTは、バランス機能を評価するときに役立つ指標であり、介護施設や病院のリハビリ室でよく実施される検査の一つです。
検査の実施方法やコツについて、筆者の経験をまじえてお伝えします。

●約5分でOK!FRTの実施方法は?

FRTをスムーズに実施すると、測定自体は5分ほどで終えることができます。
まずは基本の実施方法を確認しておきましょう。

  1. 1)両足を軽く開いた立位姿勢を開始時のポジションとします。
  2. 2)片方の腕を前方へ90度挙上します。
  3. 3)できるだけ手を前方に伸ばしていきます。
  4. 4)挙上したほうの手のリーチ距離を測定します。

挙上しているほうの手の指先がリーチの前後でどれくらい前に動いたか測定し、3回の平均値を採用することが一般的です。
リーチ時につま先立ちになることは問題ありませんが、バランスを崩して一歩足を踏み出してしまった試行の結果は使用しません

●リハビリ室では「リーチ計測器」で測定誤差を減らす

壁際でリーチ前後の位置に付せんなどで印をつけて測定する方法もありますが、測定誤差を減らす意味でもリーチ計測器を使うことをおすすめします。
筆者の勤務先では木製のリーチ計測器を使用しており、木のバーを手で押していくと目盛りからリーチ距離を測定できます。
ただ、利用者さんの肩の高さになるよう両手でバーの位置を調整する必要があり、転倒リスクのある利用者さんには一度椅子に座ってもらい、高さを合わせていくことになります。
両手で高さを微調整するのは効率が悪く、リーチ評価にかかる時間も長引きます。

FRTは開始時の肩甲骨のポジションによっても数センチの誤差が容易に生じるため、まずは正しい測定方法をマスターしましょう。
できるだけ同じ条件で測定するためにもリーチ計測器を導入したいところですが、計測器の使い勝手については確認しておく必要があります。

リハビリ室の業務が効率化!デジタル式のリーチ計測器が便利

業務効率化のために筆者がリハビリのスタッフにおすすめするのは、オージーウエルネスが取り扱う「デジタル式」のリーチ計測器(GB-210)です。
次に、このリーチ計測器のメリットを解説していきます。

●デジタル式の恩恵!平均値・最大値を自動表示

FRTの結果は、設定回数分の値を記録し、平均値や最大値を自動表示させることができます。
通常は測定後に自分で平均値を計算しなければなりませんが、デジタル式のリーチ計測器だと手間が省けます。
また、リーチ距離の予測式をもとにした「%FR値」を表示させることもでき、年齢や性別に対してどのくらいの能力があるのかを知ることが可能です。

●リーチ計測器の高さを片手で調整できる

計測器の高さを片手で調整することができるため、スピーディなリーチ評価を実現します。
レールの高さを片手で調整するための「フリーストップ機構」が搭載されているため、効率的にセットできるのです。

●重さはわずか6kg、折りたたみも可能

リーチ計測器の重量は約6kgの軽量設計で、コンパクトに折りたたむことも可能です。
軽自動車のトランクに入るサイズになるため、同じ法人の施設があれば、そちらへ運んで使用することも簡単です。

このように、高機能なデジタル式のリーチ計測器は使い勝手の面でも非常に優れています。
立位で測定することはもちろん、椅子や治療ベッドに座った姿勢で長座位での前屈測定にも活用できるため、施設に一台あると重宝します。

介護施設のPRにも!一台あると使い道が広がるリーチ計測器

高機能なリーチ計測器を用意しようと思うと、それなりのコストがかかります。
リーチ評価に使えるだけでも、リハビリの質を高めることにはつながりますが、次のような目的でリーチ計測器を活用することも可能です。

●介護施設の広報に役立てる

実際に入所・通所の利用者さんがリハビリを通して、何カ月でどれくらい数値が改善したのか、パンフレットやホームページで経過を紹介させてもらうこともおすすめです。
匿名かどうかにかかわらず、データを公開する際には利用者さんに許可をいただいておきましょう。

●学会発表のためのデータ測定に使う

介護施設のリハビリ部門では、学会に参加する機会もあることでしょう。
FRTは、リハビリの効果検証に使える一つの指標です。
実際の研究では「道具ありき」ではなく、なにを明らかにしたいのかという「目的」を重視する必要がありますが、観察評価だけでなく定量的なデータを提示することは大切です。

●利用者さんやご家族へのフィードバック

リハビリは一方的に進めるのではなく、利用者さんと二人三脚で進めていくことが大切になります。
利用者さんやご家族にリハビリについて説明するときも、「体のバランスに関する検査で、数値がこのように変わった」ということをお伝えできれば、喜びの共有につながります。

このように、リーチ計測器が一台あると使い道は広がります。
また、転倒リスクに配慮すればリハビリ以外のスタッフも計測器を使えるため、施設全体で活用していくこともおすすめです。

介護施設でリハビリの効果を検証していこう!

介護施設のリハビリでは、ストレッチやマッサージを淡々と行って終わりではなく、きちんと効果を検証しながら進めることが大切です。
実際には一人ひとりの利用者さんと関わることができる時間は限られているため、デジタル式のリーチ計測器を導入して、リハビリの効果をスピーディにとらえてみてはいかがでしょうか?

※オージー技研のリーチ計測器はこちらで参照いただけます。
オージーウエルネス 総合カタログ リーチ計測器 GB-210

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