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高齢者施設で喜ばれるクリスマス会!イベントの出し物や飾りつけの例

高齢者施設のメリットは、クリスマス会などのイベントが行われることです。
毎月行われるイベントは、施設での単調な生活を彩りあるものにします。
しかしイベントの内容をどうするかは、毎回悩むところではないでしょうか。
この記事では、年末のイベント「クリスマス会」についての出し物や飾りつけの例をご紹介したいと思います。

高齢者施設のクリスマス会を盛り上げるコツ

クリスマス会などのイベントを行う意義

クリスマス会などのイベントを行う意義

高齢者施設では、毎月さまざまなイベントが行われています。
イベントは、単調な生活の中に楽しく彩りを与えて、入居者に生きがいを与えます。
さらに、イベントを行うことは認知症の方にもさまざまなメリットがあり、イベントを行うことがすすめられています。

●高齢者施設でのイベントのメリット

  1. 1)季節感を感じることができる
  2. 2)趣向を凝らしたイベントは楽しみを与える
  3. 3)刺激を与えて機能を活発化させる
  4. 4)ごちそうが食べられる(施設やイベントによって異なる)
  5. 5)ボランティアによる踊りや演奏などを鑑賞できる
  6. 6)コミュニケーションを促進できる
  7. 7)ほかの入居者と共に行うことで孤独感を和らげる
  8. 8)地域の人とのつながりや異世代との交流の場となる
  9. 9)家族が訪問する機会となる
  10. 10)施設での生活が生きがいあるものになる

高齢者施設で喜ばれるクリスマス会の出し物

高齢者施設で喜ばれるクリスマス会の出し物

入居者にとってクリスマス会の楽しみの一つが出し物です。
職員がサンタクロースに扮してプレゼントを配ったり、職員の出し物でクリスマスの雰囲気を味わったりと毎年趣向を凝らした催しがあります。
職員で盛り上げるクリスマスの出し物を数例挙げてみましょう。

●ハンドベル

定番のハンドベルで「ジングルベル」や「きよしこのよる」などの昔からクリスマスで歌われてきた歌を演奏します。
入居者が知っている曲が喜ばれるでしょう。
白Tシャツに四角い白い布で腰をひもで結んだ簡単なコスプレで、エンジェルを思わせる装いだと、よりクリスマスの雰囲気がアップします。
ハンドベルは職員が数回練習をするだけで、きれいな音色を届けることができるでしょう。
職員だけでするのではなく、入居者と職員が一緒になって演奏するほうが盛りあがるかもしれません。

●簡単なマジック

手先の動きだけのマジックより、大きな動きをするマジックが入居者全員に見やすく、理解されやすいです。
ナイフを突き刺すおなじみのマジックでは、段ボールを職員が入れるくらいの大きさに作り、ふたは外れるようにします。
後ろ部分は、開けられるように扉をつくっておきます。
ふた部分にはナイフを突き刺す穴を作ります。
本番のマジックでは、A職員が段ボールに入り、B職員が入居者に話をしている間にA職員が後ろの扉からこそっと外に出て隠れます。
B職員が、紙で作ったナイフをふたの穴に数本突き刺します。
突き刺されたときに、A職員が悲鳴をあげると効果的です。
最後にナイフを抜いている間にA職員が段ボールに戻ります。
B職員が段ボールを開けると、A職員が元気な姿で出てきます。

●寸劇

寸劇は入居者に楽しんでもらいたいという職員の気持ちがこもっています。
高齢者は時代劇が好きな方が多いでしょう。
人気の時代劇は、水戸黄門、暴れん坊将軍、必殺シリーズなどで、その一コマを寸劇にします。
小道具やカツラなどの小道具を作ることは大変ですが、入居者の方々が有意義なクリスマス会を過ごせるでしょう。
カツラは、風船を頭の大きさにふくらまして、風船の上にちぎった新聞紙をノリで貼り付けます。
チョンマゲの形に整えて新聞紙を貼ります。
ノリが乾いたら、アクリル絵具で髪の部分を黒く塗ってさらに乾かします。
頭に入れて、カツラを調整して出来上がりです。

●ダンス

職員が高齢者の好きな歌に合わせて振り付けをして踊ります。
ラインダンスは職員全員が一緒にできてきれいにまとまるダンスです。
ラインダンスは足を上げて踊るというイメージですが、足を上げなくても手や体の向きを揃えるだけでいいのです。
ラインダンスなら、病気などで急に休む職員がいても影響ありません。

●1年の思い出

プロジェクターで、1年の行事や入居者の様子などの写真や映像を映します。
職員の言葉を入れながら、バックミュージックにクリスマスソングや「思い出のアルバム」などを流すと、入居者同士や職員と思い出話に花が咲きます。

クリスマスの雰囲気を盛り上げる飾りつけ

クリスマスの雰囲気を盛り上げる飾りつけ

クリスマスの雰囲気を盛り上げる飾りつけは、クリスマス色やベルや雪の結晶、クリスマスツリー、トナカイ、サンタなどです。
入居者とともにレクリエーションで作ったクリスマスリースやクリスマスツリー、雪の結晶などを壁面に飾り付けると一気にクリスマスムードになります。
クリスマスリースは、段ボールをドーナッツ型に丸くカットします。
マカロニやシェル型マカロニをボンドで段ボールに貼り付けます。
ゴールドのラッカーを吹きかけると、ゴールドリースの出来上がり。
段ボールに赤色や白色の毛糸で巻いてもクリスマス色のリースになります。
ベルをつければ、一層クリスマスらしいリースの出来上がりです。
壁面には、大きな画用紙でカットしたクリスマスツリーに、白い綿や色紙で折ったサンタやゴールドの丸い玉、人形などを貼り付けます。
一番上に大きなゴールドスターを飾り付ければ、壁面ツリーが簡単に出来上がります。
さらに、MERRY CHRISTMASと1文字ずつ書いたガーランドや星のガーランドを飾り付けてもクリスマスの雰囲気がでます。

クリスマス会は施設の中で楽しみな行事の一つ

年間行事の中でも1年を締めくくるクリスマス会は、高齢者施設で大きなイベントです。
この記事では、入居者の楽しみであるクリスマス会を盛り上げる出し物や飾りつけをご紹介しました。
1年の大切なイベント「クリスマス会」を盛り上げるために、参考にしていただければと思います。

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