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認知症介護に自信が持てる資格。認知症ケア専門士と認知症介護実践者研修

「認知症の介護方法をもっと勉強したい」と考える人は少なくありません。
認知症に関する研究は日々進んでおり、新しい知識の習得は介護をしている人にとって、とても重要なことです。
今回は、認知症の知識が学べる「認知症ケア専門士」と「認知症介護実践者研修」をご紹介します。

認知症介護に自信を持つために資格が必要な理由

介護現場は、何らかの資格を持っていないと認知症の方の介護をしてはいけないということはありません。
「それなら、わざわざ資格を取る必要がないのではないか?」
と思われる方も少なくないでしょう。
しかし、認知症を含む医学的な研究は日々進歩しています。
ということは、認知症に関しても、5年や10年も前は当たりまえだと思っていた知識や技術が、より新しい研究などにより見直されている可能性があるのです。
そのため、認知症介護にも最新の研究に基づく、専門性の持った介護を行っていく必要があります。
筆者も認知症介護の資格をいくつか取得していますが、毎年新しい情報が入ってくるたびに、目からうろこが落ちるような知識を目の当たりにします。
つまり「認知症介護に自信が持てなくて困っている」という方にこそ、資格を取得して最新の知識や技術を常に身につけられるような環境が必要なのです。
介護施設などにお勤めではない方でも、資格のなかには一般の方向けの、基礎的な認知症の知識を学ぶための資格も数多くあります。
そこで今回は、介護の専門家である筆者が認知症介護について学ぶことができるお勧めの資格を紹介したいと思います

認知症介護の最新情報を学べる!認知症ケア専門士とは

まずご紹介するのは、「認知症ケア専門士」という資格です。
この資格の一番のメリットは最新の認知症介護に関する情報が得られるという点です。
どのような形で最新知識を学ぶことができるのかをご紹介します。

●学術誌が定期発行される

認知症ケア専門士の資格を取得すると、年間8冊もの認知症ケアに関する論文集や専門雑誌が送られてきます。
これらの文書は、全国の教育機関で認知症ケアの研究をしていたり、現場で認知症介護を実施している専門家が執筆しているため、非常に参考になります。
どのようなテーマが取り上げられているか参考にしていただくために、2017年度のものをいくつかまとめてみました。

  • ◯認知症の方の在宅介護について
  • ◯認知症に対する服薬に関する基本知識
  • ◯認知症における食事に関する必要な知識

上記のようなテーマに沿った特集記事に加え、認知症介護の最新の研究結果なども掲載されています。

●全国各地で研修に参加できる

論文だけではなかなか知識が定着しないという方には、全国各地で行われる認知症ケア専門士向けの研修に参加するのがおススメです。
研修自体は一般の方でも参加可能ですが、資格取得者は2000円程度の割引価格で研修に参加ができます。
実際に研修に参加すると、ほぼ全員が認知症ケア専門士の有資格者で、認知症介護に対する意識が高いため非常に良い刺激にもなります。
研修は講義だけでなく、事例検討会やグループワークなどもあり、より実践的な介護知識を学ぶことができます。

●学会参加で多くの現場の実践例が学べる

毎年、非常に大きな規模の全国学会が開催され、多くのセミナーや500題を軽く超える演題数の発表があります。
まさに、最新の研究発表をたくさん聞くことができ、現場での実践に役立つ事例を学ぶことができます。
セミナーでは認知症ケア専門士や介護福祉士だけでなく、医師や作業療法士、看護師などの医療専門職の講義も数多くあるため、幅広い知識を学ぶことができます。

明日からすぐに活用できる!認知症介護実践者研修とは

現場でより実用的な資格としてお勧めなのが、「認知症介護実践者研修」です。
その理由として、資格取得のための研修内容の多くがグループワークであることや資格取得後に加算が算定できるというメリットなどがあります。

●グループでの演習で実践力アップ

認知症介護実践者研修は4〜5日間かけて約1900分もの講義と演習を行います。
その多くが、5〜6人のグループに分かれて行う演習です。
「認知症のアセスメントについて」や「ケアの方法」、「ケアプラン作成の仕方」などの演習、事例検討をグループワーク形式で行うことで、より実践的な認知症介護の知識や技術を身につけることができます。
また、さまざまな施設の方と一緒に数日間研修を行うため、他施設でどのような取り組みをしているのかを直に聞くことができることも、大きなメリットといえます。

●認知症専門ケア加算を算定することができる

認知症専門ケア加算は、介護保険施設やグループホームなどで算定できる加算の1つです。
この加算を算定するための要件として、認知症介護実践者研修を終了しているスタッフの配置が必要になります。
認知症介護実践者研修は個人だけでなく、施設にとってもメリットとなるため、介護職としてのスキルアップに加え、キャリアアップにも活用できる資格です。

専門的な認知症介護の知識や技術を身につけるには資格を取ろう!

認知症介護には「最新知識」と「実用的な技術」が重要になります。
認知症ケア専門士では最新知識が学べ、認知症介護実践者研修では実用的な技術が学べるため、どちらも現場で役に立つお勧めの資格です。
さらにどちらの資格も、より上位の資格が設定されており、継続的なスキルアップにつなげることができる点も魅力です。
介護のプロとして、認知症への対応をしっかりと行っていくために、認知症ケア専門士と認知症介護実践者研修の資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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