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派閥やいじめまで⁈人間関係に悩んだ時に介護職を辞めずに済む方法

介護職に限らず、職場の人間関係に悩まされる方は大勢います。
しかし転職しようにも、これまで積み上げてきたキャリアを考えれば、その決断をくだすことも難しいでしょう。
そこで今回は、介護職の方が職場の人間関係に悩んだときの対処法についてご紹介します。

派閥とは付き合いすぎないようにしよう

「介護職の方の悩み」としてよく耳にするのが、職員間での派閥に関することです。
たとえば、
「職場に派閥があって、お互いのグループの文句を言い合っているのが不快」
「どの派閥の主張も正しく、どこにも加わりたくないが誘われてしまう」
といった経験をしている方が少なからずいます。
では、この派閥争いに巻き込まれないためには、どうしたらいいのでしょう。

●派閥争いに巻き込まれたくなかったら付き合いすぎないようにすることが重要

あくまでも、自分は自分という意識を持って仕事に集中すれば、派閥争いに巻き込まれずにすみます。
どちらに対する文句もお誘いも、聞き流しておくのです。
とはいえ、それが簡単に実行できれば悩むこともありません。
「ほどよく距離をとる」ことは、確かに簡単ではありませんし、むしろそんなことに労力を使うくらいなら、派閥に入ってしまったほうが楽かもしれないとさえ思うでしょう。
しかし派閥に属してしまうと、嫌でもどちらかの意見に賛同せざるを得なくなり、大きなストレスを抱えてしまう可能性があります。
それならやはり、どこにも属さないほうがいいですよね。
どの派閥にもつかず離れずの関係を保っていれば、ほかにも同じような立場の人がいることが見えてくるでしょう。
ときには、そんな仲間と息抜きをしてください。
また、バイスティックの7原則を生かすことも、専門職ならではの対処法です。
ご存じのとおり、バイスティックの7原則は「対人援助にかかわる援助者の行動規範」ですが、これは対人関係のすべてにおいて、応用することができます。
バイスティックの7原則のなかには「統制された情緒関与の原則」というものがあります。
これは、相手の感情に飲み込まれずに、自分自身は冷静にそれに対処しましょうという考え方です。
相手の気持ちを理解しつつ、自分の感情は統制して接していくのです。
はじめは難しいかもしれませんが、この「相手に振り回されない技術」を会得すると、対人関係で生じるストレスを軽減させることができるしょう。
こうした考え方が多くの職員に広まれば、派閥解体の方向へとかじをきることも可能になります。

いじめやパワハラからは逃げても大丈夫!人事異動などで対応してもらおう

どんな職場にも起こりうることですが、いじめは介護の職場でも問題になることがあります。
いじめというと、子どもの世界にだけあるような印象ですが、決してそんなことはありません。
実際いじめを受けて職場を去っていく方もいます。
また、上司からのパワーハラスメントなども、問題になることがあります。
では、いじめやパワーハラスメントに悩んだときにはどうすればいいのでしょう。

●いじめやパワハラからは逃げる方法を考えよう

陰湿ないじめやパワーハラスメントは、黙って耐えているだけでも精神力を消耗してしまいます。
ただでさえ、大変な介護の仕事で神経をすり減らしているのに、そこにいじめやパワハラといった問題が加われば、心身にかかる負担は相当なものになります。
もし職場に、いじめやパワーハラスメントの相談窓口があれば、まずは相談してみてください。
専用の相談窓口がない場合でも、信頼できる上司などに、理不尽な状況に置かれていることを相談してみましょう。
それでも解決されない場合は、人事異動の希望をだすことを考えます。
小さい規模の職場には、人事異動という選択肢がない場合もありますが、チームで行う業務などがあれば、担当のユニットを変えてもらったり、メンバーを変えてもらうだけでも効果はあるかもしれません。
周りの人間関係が少し変わるだけでも、状況が大きく変わることはあります。
いじめやパワーハラスメントに直面したときは、耐えることを考えるのではなく、そこから逃れられる方法をぜひ探してみてください。

困ったときに話を聞いてもらえる第三者をキープしておこう

職場で悩みを抱えたとき、話を聞いてもらえる人がいると心強いです。
そしてそれが職場と関係のない人だとしたら、誰かに漏れる心配もなく、上司に伝わるかもしれないなどの心配もいりません。
人間関係の悩みは、なにも介護の仕事をしている方でなくてもいいのです。
学生時代の友人や家族など、身近な人に相談することで、つらい状況から抜けだすヒントがみえてくるかもしれません。

耐えきれなくなるまえに職場を変えてみよう

派閥には属さないと決めたけど、結局巻き込まれそう。
いじめやパワーハラスメントがあっても、人事異動が望めない。
そんなときは、思い切って職場を変えてみるのも一つの方法です。
たしかに、生涯年収は低くなってしまう可能性はあります。
しかしつらい状況で働き続けることは、ご自身の健康に深刻な影響を及ぼすこともあります。
同じ介護業界内での転職であれば、今まで培ってきたスキルが無駄になることもありません。
それどころか、今までとは違う種類の施設に就職することは、スキルアップにつながることもあります。
特に、今後ケアマネジャーを目指しているという方にとっては、いろいろな施設を経験しておくことが、むしろケアマネジャーになったときの強みになります。

●派閥などの人間関係のトラブルを避けたいなら新規オープンの施設がねらい目

人間関係の悩みで、転職先を探している方におすすめしたいのが、新規にオープンする施設に就職することです。
新規オープンの施設には、まだ派閥などはできていません。
また、オープンに関わった職員間には、新しいものを自分たちで作り上げたという結束力が生まれやすいのです。
筆者自身、新規オープンの施設で働いたことがあります。
自分たちで一からさまざまなことを話し合い、ノウハウを持っているもの同士が意見をだし合いながら、どのシフトでなにを行うかなど、その施設ならではのものをつくり上げていきました。
もともとなにもないところに、決まりを作っていく大変さはありましたが、そのぶん職員間の関係はとても良く、スタートして10年以上経過している現在でも、スタート時のメンバーが3分の2以上残っている状況です。
新規オープンの施設で働き、人間関係で困ったことがあれば、それに対処できるような決まりをつくりながら働く。
これも、人間関係のトラブルを回避する一つの方法です。

まとめ

介護職に限らず、ほかの仕事に就いていても、人間関係のトラブルは避けられないことかもしれません。
トラブルに遭遇したときには、自分で自分の身を守るしかありません。
上司や同僚に相談したり、自分たちでルールづくりをしたりしながら、トラブルから逃れる方法を探ってみましょう。
それが難しい場合は、思い切ってほかの職場に移ることも考えましょう。
人間関係のしがらみに囚われず、自身が持つスキルを最大限に生かせる場所を探しましょう。

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