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クリニック・治療院 OGメディック

  • 高木雪絵

    公開日: 2019年09月30日
  • リハビリ病院の悩み

医療従事者が大学教員になるには?必要な条件や仕事内容を解説

医師、看護師、理学療法士、作業療法士など、医療分野で活躍する人の中には、「大学で教育研究に携わりたい」と考える人もいるでしょう。
今回は、大学で教員として働くために必要な条件や、実際の仕事内容について解説します。
これからのキャリアを考える際の参考にしてみてください。

医療従事者が大学教員になるには

医療従事者が大学教員になるための道のり

かつては、学部を卒業した人を教授が「採用する」といえば、それだけで助手として働けることが決まることもありました。
そのあとで、研究者として生きていくために、論文博士を取らなくてはなりませんでした。
論文を3本ほどパブリッシュして、それをまとめた形の論文を書いて審査を受け、論文博士になるという形になります。
しかし、現在は少なくとも修士号が必要で、研究者として上のポジションを目指すのであれば、博士号も必要になっています
そして、大学教員の募集は公募になっているため、昔とは状況が変わっている部分もあります。
博士号をとって終わりではなく、学位は運転免許証のようなもので、その後どんな研究をするかがその人のキャリアを左右することになります。

医療従事者が大学教員として採用されやすくなる条件

大学教員として採用されるためには、どんな条件を満たすと有利になるのでしょうか。
学位を有していることは、基本的な研究能力があることの証明になりますが、それ以外にも評価される点はあります。
次に、研究業績と留学経験に焦点を当ててお伝えしていきます。

●論文や学会発表の実績がある

論文や学会発表の実績がある

論文や学会発表の内容を見れば、その人の研究者としてのレベルがある程度わかるものです。
実績としては本数も大事であり、論文や学会での発表は多いほうが望ましいです。
学術雑誌や学会のレベルは高いほど良いですが、どれくらいの水準や本数が求められるかは、その大学や研究室によっても違いがあります。
また、共同著者としての実績であっても業績にはなりますが、ファーストオーサーで論文を持っているということも大切です。

●留学経験がある

留学経験がある

留学経験は必須ではなく、大学教員になってから留学を検討する人もいます。
医療従事者であれば、研究・臨床のどちらかを学びに行くことができます。
大学教員の公募に応募する段階で、留学経験があれば、それは大きな武器になります。
研究の世界では、海外の機関と共同研究を行ったり、国際学会で発表したりと、グローバルに活躍することが求められます。
留学経験がある人材は、「世界水準の研究ができるだろう」と判断されます。
留学の期間や内容によっても違いはありますが、研究者として少しでも有利になりたければ、留学の機会を持ってみることも方法です。

医療従事者が大学教員になったときの仕事内容とは

大学教員として仕事をする上では、自分の研究で成果をあげることも大切ですが、それ以外にもやるべきことはあります。
学生の教育、学内の運営に携わることはもちろん、論文の査読者や研究費助成の審査委員になる、自治体の委員会のメンバーになる、学会の役員を務めるなど、さまざまな仕事があります。
医療従事者であれば、地域の病院や施設で臨床に従事してリードしていくことも欠かせません。
また、医療分野は特に変化が著しいため、常に新しい情報や動向をキャッチして、研究や教育に生かしていくという姿勢も大切になります。

教育研究に携わる道も検討してみよう

医療従事者が病院や施設で働くには、基本的に資格さえあれば、多くのチャンスがあります。
臨床で働くことも手段ですが、教育や研究の面から医療に貢献していくという立場もあります。
ただ、教育研究に携わりたいという希望をお持ちの場合は、学位の取得や研究業績の蓄積など、やるべきことがたくさんあります。
ハードルは決して低くありませんが、興味のある方は大学教員としてのキャリアも検討してみてください。

  • 執筆者

    高木雪絵

  • 作業療法士の資格取得後、介護老人保健施設で脳卒中や認知症の方のリハビリに従事。その後、病院にて外来リハビリを経験し、特に発達障害の子どもの療育に携わる。
    勉強会や学会等に足を運び、新しい知見を吸収しながら臨床業務に当たっていた。現在はフリーライターに転身し、医療や介護に関わる記事の執筆や取材等を中心に活動しています。
    保有資格:作業療法士、作業療法学修士

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