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クリニック・治療院 OGメディック

  • 高木雪絵

    公開日: 2019年10月31日
  • リハビリ病院の悩み

オージーウエルネスのDVD「エクリハ」が便利!リハビリにおける活用のメリット

オージーウエルネスのDVD「エクリハ」から、「お風呂で簡単!ひざエクササイズ」が販売されています。
その名の通り、お風呂に入りながら実施できる膝周囲のエクササイズが収録されているDVDです。
今回は、作業療法士である筆者がエクリハのDVDを実際に視聴して、活用のメリットについて探りました。

オージーウエルネスのDVD「エクリハ」が便利!リハビリにおける活用のメリット

エクリハのDVDに収録されている内容

エクリハのDVDに収録されている内容

エクリハは、吉備国際大学保健医療福祉学部の河村顕治教授が考案・監修したDVDです。
「お風呂で簡単!ひざエクササイズ」は、大まかに次のような流れで構成されています。

  • ●膝の痛み・変形性膝関節症について
  • ●膝の安定化に必要な筋肉
  • ●お風呂で行うひざエクササイズの概要
  • ●河村教授のメッセージ
  • ●身体に負担のかからないエクササイズ方法
  • ●お風呂で行うエクササイズ方法
  • ●お風呂上がりに行うストレッチ方法
  • ●エクササイズの効果
  • ●運動の練習(秒数・回数のカウント付き)

エクササイズは、お風呂で行う膝周りのトレーニングだけでなく、お風呂上がりに実施できるストレッチも収録されています。
なぜこのエクササイズが必要なのか解説も含まれているため、実施に対するモチベーションは上がります。

指導者目線で考える!エクリハのメリット

指導者目線で考える!エクリハのメリット

エクリハのDVDを視聴して、次のような利点があると感じられました。
このDVDを患者さん、利用者さんのリハビリに活用したいとお考えの理学療法士・作業療法士の方は、次の点を参考にしてみてください。

1.膝周囲の筋力強化とストレッチに効果が期待できる

大腿四頭筋やハムストリングスを鍛えることで、膝の安定化を図ることにつながります。
その結果、膝痛の予防や改善に効果が期待できます。
エクリハの考案者である河村教授の調べによると、毎日エクササイズを行った人では、85.2%が「効果が見られた」と回答しています。
膝痛が継続して緩和した時期は、1〜3カ月後であり、半数以上の人は2カ月後と回答しています。

2.実施上の注意点がわかる

脱水症状防止のための水分補給、お風呂の温度、転倒防止のための注意点など、エクササイズの実施に当たり配慮しておきたいポイントが解説されています。
患者さん・利用者さんにホームプログラムとして提案する際には、安全に実施できるかどうかを考えることが大切になります。
お伝えしたメニューで体調の悪化や転倒などがあってはいけないため、十分な配慮が必要となります。
エクリハでは、そうした注意点についても解説されているため安心です。
基本的にゆっくりとした運動であるため危険性は少ないですが、DVDで解説されている注意点に沿えば、より安全に実施可能です。

3.浴槽のサイズ別に実施方法の解説がある

患者さん・利用者さんにホームプログラムを提供する際、自宅の環境によってはやり方を変えなければならない場合があります。
エクササイズを実施できるスペースなどによって、関節の角度などが変わると、使用する筋肉も変わってきます。
エクリハでは、実施環境に応じて姿勢を調整できるよう、浴槽のサイズ別にエクササイズの方法が解説されています。
3つのパターンで解説されているため、自宅の浴槽サイズに合わせて運動のやり方を調整可能となっています。
病院や施設でエクリハのDVDをお渡しするときなどは、セラピストと一緒にどのパターンで運動をするか検討してみても良いでしょう。

4.ホームプログラムとして習慣化してもらいやすい

お風呂の中や、お風呂上がりに実施できるエクササイズであるため、日々の習慣に組み込みやすい点がメリットといえます。
病院や施設で患者さん、利用者さんにホームプログラムを提供することもリハビリ職の役割のひとつですが、それを「継続してもらう」となれば違った難しさがあります。
最初だけ何度か実施することはできても、それを継続するには、モチベーションであったり、取り組みやすさであったり、何かが必要となります。
エクリハの「お風呂で簡単!ひざエクササイズ」では、お風呂に入ったときに実施することを習慣化できれば、日々の運動として定着しやすいでしょう。

エクリハを実施する前の練習も検討

エクリハでは、お風呂に入りながら実施できるエクササイズがわかりやすく解説されており、DVDの最後には秒数や回数のカウントもついています。
しかし、お風呂にはなかなか電子機器を持ち込めないため、DVDを見ながらエクササイズを実施することは難しくなります。
DVDを見ながら、一度病院や施設でセラピストと一緒に模擬的に練習をしてみると、やり方の確認につながるでしょう。
ADL訓練で使っている浴槽などがあれば、そこで練習してみることも方法です。
実施や定着に結びつけるために必要だと判断されれば、そのような対応もしてみましょう。

リハビリやホームプログラムにエクリハを活用

リハビリやホームプログラムにエクリハを活用

膝痛のある方、変形性膝関節症の方のリハビリを担当する機会があったとしても、実際に直接訓練で関わることのできる時間は限られています。
毎日の積み重ねがあるのとないのでは大きな開きが出るため、できればホームプログラムはやっていただくほうが望ましいです。
エクリハに収録されている膝周囲のエクササイズはどれも簡単であるため、導入しやすいです。
患者さんや利用者さんのリハビリへの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

  • 執筆者

    高木雪絵

  • 作業療法士の資格取得後、介護老人保健施設で脳卒中や認知症の方のリハビリに従事。その後、病院にて外来リハビリを経験し、特に発達障害の子どもの療育に携わる。
    勉強会や学会等に足を運び、新しい知見を吸収しながら臨床業務に当たっていた。現在はフリーライターに転身し、医療や介護に関わる記事の執筆や取材等を中心に活動しています。
    保有資格:作業療法士、作業療法学修士

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