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患者さんのリハビリ意欲をどんどん向上!IT技術を使った「モフ測」の解説

患者さんのリハビリ意欲を高める原動力は、症状の改善を実感することです。
この記事では、患者さんのリハビリ意欲と、さらにリハビリ効果を高めるITサービス「モフ測」を紹介します。

「モフ測」とはなにか?

「モフ測」は株式会社Moffとの提携により、株式会社三菱総合研究所が開発したリハビリを支援するITサービスです。
ITの活用により、リハビリ治療の効果を高めることができます。

●モフ測の特長

モフ測は、ウェアラブル端末「Moffバンド」を装着し、リハビリ治療を受けている際の身体の動きを記録するものです。
記録した内容は、タブレット端末などですぐに確認できることが特長です。
リハビリ中の患者さんは、自分の体の動きを目で確認することは難しいものです。
しかしモフ測を使えば、自分では気づかないクセなども簡単に確認することができます
このように書くと「ビデオカメラでもいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし「モフ測」は、単なる撮影よりも実に優れた機能を持っているのです。
たとえば、肩の可動範囲をわかりやすく示す機能は、ビデオカメラの撮影では得られない情報の取得などです。

●モフ測を使える場所

モフ測は、以下の場所で使うことを想定しています。

  • ○医療機関
  • ○介護施設
  • ○トレーニングスタジオ
  • ○大学などの研究機関

従って、患者さん個人が購入し、自宅で使うことはできません。
利用する場合には専用の問い合わせフォームから、医療機関を通して三菱総合研究所へ連絡してもらう必要があります。
また測定開始の指示や結果の表示をするため、タブレット端末も必要となります。

●モフ測での計測方法

モフ測での計測方法は簡単です。
Moffバンド中央のボタンを長押しすると、電源が入ります。
あとは腕やひざなど、重点的にチェックしたい場所にMoffバンドを装着して、タブレット端末などに表示される「メニュー」ボタンを押すだけです。
Moffバンドは3個ありますから、右腕、右ひざ、背中といったように、複数箇所に取り付けて測定することもできます

●さまざまな項目を計測できる

モフ測の公式ウェブサイトによると、測定項目は以下のようになっています。

  • ○体幹の傾き角度(左右、前後)
  • ○上腿の傾き角度
  • ○膝関節の屈曲角度
  • ○歩行時間
  • ○上記に関連する統計値

このようにモフ測は、身体の動きに関するさまざまな項目を計測することができます。
なお測定時間は、1回につき最長で3分までとなっています。

「モフ測」は患者さんのリハビリ意欲を刺激しリハビリ効果を高める

リハビリ治療において最も重要なのは「継続すること」です。
モフ測には、患者さんのリハビリ意欲を刺激し、この「継続」を促す要素が多くあるのです。
以下でご紹介します。

●患者さんの動きを記録し、すぐに確認できる

モフ測の大きなメリットは、患者さんの動きを自動で記録し、すぐに確認できることです。
実際にタブレットに表示される画面では、患者さんの年代や性別をモデルとしたキャラクター(いわゆるアバター)が表示されますから、自分の顔や姿が映しだされる気恥ずかしさはありません。
これも、ビデオカメラとは異なる利点です。
単に動作を見るだけでなく、関節可動域や身体の傾きなどをわかりやすく表示してくれます
また、記録したデータに基づき、患者さんの動作を前方・後方・側面いずれの方向からでも動画で確認することができます。
これにより、どこを重点的に改善すればよいのかが把握しやすくなります。
これらの情報は、ビデオカメラで撮影すると大がかりな設備が必要となり、さらに「映っていない箇所」については状態を把握することができません。
しかしモフ測なら、「シンプルな設備」で、「リアルタイム」に、「多方向」から必要な情報が得られるのです。

●リハビリの成果を目で見て確認できるため、モチベーションがアップする

上述したように、モフ測は測定結果を記録することができます。
また、過去の記録結果と比較したり、関節可動域などの変化を時系列で比較することもできます。
リハビリでは、たとえ改善に向かっていても、その微妙な変化を患者さんの目では確認できない場合もあります。
変化が実感できないと、患者さんは達成感が得られず、次第にリハビリ意欲も低下し途中でやめてしまう原因となってしまいます。
モフ測では過去の測定結果との比較が簡単にできます。
「あまり変化がないな」と感じても、モフ測によって着実に改善していることを患者さん自身が認識することができるので、リハビリのモチベーションアップにつなげることが可能です。

「モフ測」は医療機関や医療スタッフにもメリットがある

モフ測の活用は患者さんのみならず、理学療法士などのリハビリスタッフや医療機関にもメリットがあります。

●計測が自動化されるため、理学療法士は患者さんの「動きチェック」に専念できる

モフ測は、スタートボタンを押すことで自動的に計測が行われます。
このため理学療法士は記録をとる手間から解放され、患者さんに危険がないか、動きはどうかなど状態を見ることに専念できます。
リハビリ中に、バランスを崩すといった危ない動きがあればすぐに制止できるので、転倒事故などの防止にも役立ちます。

●理学療法士の残業時間が削減され、医療機関の経営改善につながる

モフ測は、理学療法士が目で見て記録するよりも、はるかに多くのデータを記録することができます。
このため患者さんの所見も書きやすくなり、記録時間の短縮が図れます
これは残業時間の削減にもつながりますので、スタッフの負担軽減と医療機関の経営改善にも役立ちます。

モフ測は患者さんのリハビリ意欲を高め、来院の継続につながる

モフ測は患者さんのリハビリ意欲を高めるITサービスであり、リハビリの成果が実感しやすいことが大きな特長です。
日々努力を重ねている患者さんにとって、成果が見えないリハビリはつらいだけですが、少しでも成果がわかればモチベーションも上がり、来院を継続することにもつながります。
またモフ測は、患者側だけでなく、リハビリスタッフを含む医療機関にとってもメリットが大きいサービスです。
評判の良い医療機関になるためにも、リハビリ意欲を駆り立てる「モフ測」の導入をおすすめします。

参考:
三菱総合研究所 「モフ測」リハビリ向けIoT身体機能計測サービスの販売を開始(2018年5月20日引用)
三菱総合研究所 モフ測トップページ(2018年5月20日引用)
三菱総合研究所 モフ測計測メニュー紹介(2018年5月20日引用)
三菱総合研究所 モフ測ご利用案内(2018年5月20日引用)
三菱総合研究所 モフ測よくある質問(2018年5月20日引用)
マイナビ マイナビニュース|計測バンドでリハビリを見える化する「モフ測」がスタート – 三菱総合研究所×Moff(2018年5月20日引用)
日経BP社 日経デジタルヘルス|ウエアラブルでリハビリを可視化、いよいよ発売(2018年5月20日引用)
公益社団法人日本リハビリテーション医学会 運動器のリハビリテーション(2018年5月20日引用)
公益社団法人日本理学療法士協会 理学療法士になるには(2018年5月20日引用)
彰栄リハビリテーション専門学校 理学療法士と作業療法士の違い(2018年5月20日引用)

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