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紙からIT機器へ!問診票を電子化する際のポイントを解説

問診票を電子化することは、紙の削減にとどまらない効果があります。
より多くの情報を診察前に得られたり、問診票を電子カルテと連携させることで、医師は患者さんの診察に集中することができます
メリットの多い問診票の電子化、移行する際のポイントをまとめてみました。

問診票を電子化するメリット

問診票を紙からIT機器に変えると、医療機関にさまざまな効果をもたらします。
以下では、そのなかでも大きなメリットを3点取り上げ、電子化するメリットについて解説していきます。

●電子カルテとの連携ができる

問診票のシステムがxml形式での保存に対応できれば、電子カルテとの連携ができる場合も多いです。
電子カルテとの連携によって、忙しい診療の現場においても、医師はパソコンの操作に煩わされることなく、診察に集中することができます。
なお、導入前に電子カルテ側のシステムがxml形式の問診データを取り込めるかどうか確認しておくことが必要です。

●簡単な操作で入力が完了できる

問診票の電子化は、患者さんにもメリットがあります。
ペンを持って問診票に記入することは時間もかかり、煩わしいものです。
特に高齢者の方は、細かい字が見えづらく、質問内容を確認することさえままならないことも多いです。
問診票を電子化すると、高齢者の方にも見やすい大きさの文字で表示することができます。
また、入力はボタンを押すなどの簡単な操作で完了させることも可能ですから、誰にとっても使いやすいシステムといえます

●もちろんペーパーレスにもなる

問診票を電子化することにより、診察時の転記ミスを防ぐことができるため、医療事故の防止にも役立ちます
さらに紙の問診票がなくなり、管理すべき紙の量も少なくなることで、スタッフの負担軽減とセキュリティの向上にも貢献します

患者さんが使いやすい問診票のシステムを選ぶポイント

問診票のシステムを選ぶ際に重要なことは、だれでも使いやすいことです
せっかく問診票を電子化しても、使いにくければ患者さんに受け入れてもらえず、新規の来院者が減ることにもつながりかねません。
ここでは患者さんが使いやすいシステムにするために、押さえるべきポイントを解説します。

●患者さんが答えやすい入力形式を選ぶ

電子化された問診票が、一文字ずつ入力するような形式では非常に手間がかかります。
しかし、銀行のATMのようにボタンを押して選択するだけの操作なら、高齢の方でも簡単に入力できます。
問診票のシステムは質問の内容に応じて、以下のような入力形式を複数用意しています。

  • ○複数の項目ボタンを選択できる(もちろん1項目だけの選択も可)
  • ○痛みなどの程度を10段階で選択できる
  • ○電卓に似たボタンを表示させ、数字も簡単に入力できる
  • ○人体のイラストを表示させ、異常を感じる部位を選んで押すことができる

このように、質問内容にあわせて「患者さんが答えやすい入力形式」を選ぶことが大切です。

●症状などに応じて、表示される質問項目を変えられるメリットを生かす

紙の問診票と違って、電子化された問診票は「どの選択肢を選んだかによって次の質問を変えられる」というメリットがあります。
たとえば、鼻の調子が悪いと訴える患者さんが、「せきはでますか?」という設問に「はい」と答えた場合は、次の質問を「たんが絡むせきですか?」などに変えるなど、まるで医師に聞かれているかのようなやりとりが、電子問診票によって行うことができるのです。
これにより、少ない設問数でもより多くの情報を受診する前に引き出すことができます

●色や文字の大きさが工夫されている

医療機関には、老若男女さまざまな方が来院します。
このため問診票のシステムは、誰でも見やすいことが必須です。
たとえば高齢の方は小さい文字が見えにくくなりますから、大きな文字で表示することが必要です。
また来院者のなかには、色を見分けることが難しい色覚障がいの方もいるかもしれません。
このような方でも見やすいよう、色分けにも配慮が必要です。

電子化された問診票のシステムを、医療機関で有効活用するポイント

せっかく問診票のシステムが導入されても、それだけでは日常の診療に対して、十分に役立てることはできません。
電子カルテとの連携が可能なことはもちろん、メンテナンスの行いやすさも重要なポイントです。
また、メリットが多いからといって何でもシステム任せにするのではなく、システムと人間が担当する部分を切り分けることも大切です。

●質問項目など、設定を簡単に変更できることも重要

問診票のシステムは、一度質問項目を作ったらそのままずっと同じものを使い続けるということは少ないものです。
より診断の精度を上げたり、新しい治療法や病気に対応するなど、質問項目を変更したい場合もあるでしょう。
この場合に備えて、質問項目はもちろん、各種設定項目を簡単に変更できるかどうかも選定する際の大切なポイントです。
設定変更が複雑だと、すぐに変更することができず日常業務に支障が出るため、まとまった時間を取ってメンテナンスしなければなりません。

●すべての情報を問診票で得ようとせず、重要なポイントだけ漏れなく確認する

「せっかく問診票のシステムを導入するのだから、できるだけ詳しい情報を入手したい」という気持ちは理解できます。
事前に患者さんからできるだけ多くの情報を提供してもらえば、より診断の精度は上がり、待ち時間の短縮にもつながるでしょう。
しかし医療で重要な点は、症状のなかに重大な病気が隠れていないかを確実にチェックすることです。
このため、診断に大きく影響を与えない項目まで質問項目に含める、といった姿勢は感心しません。
むしろ問診票でたずねる項目は重要なものに絞り、細かい内容は患者さんと対面しながら直接たずねるといった使い方をお勧めします。

問診票の電子化では、患者さんが使いやすく、診療の手助けとなるシステムを選ぼう

医療機関は、病気の診断を行い治療することが目的です。
つまり問診票の電子化は、医師の負担を減らしながら、よりよい診断・治療につなげるために行うことが大前提となります。
また患者さんに対しては、問診表の記入をなるべく簡単な操作で行えるようにし、多くの情報を引き出すことが目的といえます。
このため、電子化された問診票では設問が見やすくてわかりやすいこと、答えやすい質問にすることが求められます。
製品を選ぶ際には、患者さんが使いやすく、診断の手助けとなるシステムを選びましょう。

参考:
株式会社ユー・アイ・エス Medical TQ(2018年5月25日引用)
株式会社ユー・アイ・エス -タッチパネルで答える問診票-Medical TQ(2018年5月25日引用)
株式会社ユー・アイ・エス ~タッチパネルで答える問診票~『Medical TQ』(2018年5月25日引用)
SFKメディカル株式会社 -タッチパネルで答える問診票-Medical TQ(2018年5月25日引用)
株式会社高志インテック Smart-問診 電子問診システム(2018年5月25日引用)
株式会社高志インテック 電子問診システム操作資料(2018年5月25日引用)
株式会社高志インテック 電子問診システム Smart-問診 運用イメージ(2018年5月25日引用)
福島コンピュータシステム株式会社 タブレット型問診票 Dr.TAP(2018年5月25日引用)
Ubie株式会社 AI問診Ubie(2018年5月25日引用)
株式会社パルソフトウェアサービス BEAR-D(2018年5月25日引用)

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