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あなたも自分の診療情報を持ち運べる!患者向け診療記録アプリをご紹介

診療情報や検査情報、お薬手帳などをアプリにまとめ、患者がいつでも内容を確認できる「診療記録アプリ」が登場しています。
ここでは医療機関に通院する患者に向けて、診療記録アプリの内容を説明します。
その後、期待できる効果と課題を解説します。

患者向け診療記録アプリとは

診療記録アプリとは?

診療記録アプリは、ほかの医療系アプリと異なる特徴を持っています。
ここでは診療記録アプリの概要を述べた後、ほかのアプリとの違いに触れていきます。

●患者の受診情報を、アプリでいつでも参照できる

診療記録アプリは、通院の際に役立つアプリです。
診察を受ける際、医師などから口頭で説明を受けただけでは、どうしてもその内容を忘れてしまいがちです。
しかし診療記録アプリの利用により、アプリを見れば指示や説明された内容を確認できることは大きなメリットです。

●スマホ版お薬手帳との違い

診療記録アプリには、「スマホ版お薬手帳」の機能を含むものが多いです。
従ってかかりつけの医療機関や調剤薬局がすべて診療記録アプリに対応するならば、わざわざ追加でお薬手帳のアプリを使う必要はありません。

●健康管理アプリや測定値記録アプリ、オンライン診療アプリとの違い

診療記録アプリが健康管理アプリや測定値記録アプリと異なる点は、患者に対する医療行為の記録が、医療機関により行われる点が挙げられます。
一例として、診察の情報や指示の内容、検査結果などが挙げられます。
これらの情報が記録されることは、診療記録アプリならではの特徴といえるでしょう。

診療記録アプリは患者が医療機関に出向き、医師と対面した上で診療を受けることが前提です。
この点で、オンライン診療アプリとも異なります。

●主な診療記録アプリ

主な診療記録アプリ

診療記録アプリは、いくつかの企業がサービスを提供しています。
一例を挙げると、以下の通りになります。
いずれも、患者の利用料は無料です。

アプリ名 運営会社
MyHospital プラスメディ
MeDaCa メディカルデータカード
HeSeL(ヘッセル) アルメックス
めでぃログ メディカル・データ・ビジョン

診療記録アプリでできる6つの機能を紹介

診療記録アプリでできる6つの機能を紹介

診療記録アプリには、さまざまな機能が搭載されています。
ここでは主な6つの機能を取り上げ、それぞれについて解説していきます。
なお搭載されている機能は診療記録アプリごとに異なりますから、利用する前にどの機能が使えるか、あらかじめ確認しておきましょう。

●診療記録の保存

診療記録アプリの利用により、患者は電子カルテで記録されている情報の一部を確認できます。
これにより、受診履歴や病名などの確認が可能です。
対応するアプリの一例として、「めでぃログ」や「MyHospital」が挙げられます。

●医療機関で受けた検査結果の記録と集約

近年では、検診結果や検査結果をデータ化している医療機関も増えています。
このデータを取り込めることも診療記録アプリの特徴であり、「MeDaCa」や「めでぃログ」、「HeSeL」など、多くのアプリが対応しています。
なかには「HeSeL」のように、複数の医療機関で受けた検査結果の集約を前面に押し出すアプリもあります。

●お薬手帳の機能

診療記録アプリでは、処方せんの情報も持てるものがあります。
この場合はお薬手帳と同様に、飲んでいる薬の情報をいつでも確認できます。
ただし調剤薬局でジェネリック医薬品に変更した場合などは、薬の名前が変わる場合がありますから注意が必要です。

●いつでも医療機関からの連絡を受けられる

診療後、時に医療機関から電話がくる場合があります。
一方で、患者も常に電話を受けられる方ばかりとは限りません。
特に多忙な方の場合は、お互いのタイミングがなかなか合わず、内容を確認できないこともあるかもしれません。

この点、診療記録アプリの中には、医療機関からスマートフォンにメッセージを送信できるものもあります。
なかなか電話を取れない患者でも、医療機関からの連絡をきちんと受け取れるメリットは見逃せません。
搭載するアプリの一例に「MyHospital」が挙げられます。

●会計機能

診療記録アプリの中には「MyHospital」など、後払いに対応するものもあります。
この場合は、会計窓口で待つ時間が短縮できることがメリットです。

●すでにかかった病気や、アレルギー情報の保存

適切な診療には、すでにかかった病気やアレルギー情報を伝えることも欠かせません。
この情報を記録できることも、診療記録アプリのメリットです。
初診の際は診療申込書への記入を求められる場合が多いですが、アプリに記録してあれば間違えることなく、スムーズに記入を進めることができます。

診療記録アプリのメリットと課題

診療記録アプリはさまざまな機能を持つことから、患者に対しても治療効果の向上につながるメリットがあります。
一方で診療記録アプリには、いくつかの課題もあります。
ここではメリットと課題を取り上げ、それぞれについて解説します。

●後から診療情報や、先生から受けた指示を確認できる

患者の皆さんは、「先生から何か言われたのだけど、内容を忘れてしまった」という経験を持つ方も多いのではないでしょうか。
この場合、もう一度医療機関に電話をして内容を聞き直すことは、なかなかしにくいものです。

診療記録アプリのメリットは、先生からの説明や指示を受けた内容が文字で記録されることです。
このため、忘れてしまった場合でもアプリで確認できますから安心です。
また指示内容をきちんと守りやすくなるため健康への意識づけができ、治療効果が上がることも期待できます。

●すべての医療機関で導入されているわけではない

診療記録アプリは、導入が義務付けられているわけではありません。
もしかかりつけの医療機関がどこも診療記録アプリに非対応という場合は、せっかくインストールしても使いこなせません。

このため診療記録アプリの利用をお考えの際は、かかりつけ医の対応状況をあらかじめ調べておくことをおすすめします。

●アプリ同士の互換性も課題

診療記録アプリにはさまざまなものがありますが、医療機関ごとに指定される場合が多く、また互換性があるとは限りません。
このため、以下のような不満が出る可能性があります。

  • ○ある病院で使えたアプリが、ほかの病院では使えない
  • ○医療機関ごとに異なるアプリをインストールしなければならず、管理が面倒

これでは、かえって診療記録アプリの利用を敬遠されかねません。
従って、アプリ同士の互換性も待たれます。

かかりつけ医で診療記録アプリを使えるなら、積極的な活用がおすすめ

かかりつけ医で診療記録アプリを使えるなら、積極的な活用がおすすめ

診療記録アプリは、通院する患者にとって便利な機能がそろっています。
とりわけ診察室の会話だけでは忘れがちな内容でも、自宅などで再度確認できることは大きなメリットといえます。
もっとも診療記録アプリは、医師と対面して使うことが前提です
もしあなたが診療記録アプリを使える医療機関に通院しているならば、アプリの機能を調べた上で積極的に活用することがおすすめです。

参考:
アルメックス モバイルヘルスケア 「HeSeL(ヘッセル)」.(2020年1月26日引用)
プラスメディ MyHospital. (2020年1月26日引用)
プラスメディ 【MyHospital】Myカルテ編.(2020年1月29日引用)
メディカルデータカード じぶんの健康を収納するアプリ MeDaCa. (2020年1月26日引用)
アップル メディカル・データ・ビジョン「めでぃログ」. (2020年1月26日引用)
メディカル・データ・ビジョン カルテコとは、病院の受診内容を記録・保管できる診療情報閲覧サービスです.(2020年1月26日引用)
Welby 一般の方・患者さん向けページ|高血圧・糖尿病のアプリならWelbyマイカルテ.(2020年1月26日引用)

  • 執筆者

    稗田 恵一

  • 千葉県在住で、ITエンジニアとして約14年間の勤務経験があります。過去には家族が特別養護老人ホームに入所していたこともありました。2018年からは関東にある私大薬学部の模擬患者として、学生の教育にも協力しています。
    現在はライターとして、OG WellnessのほかにもIT系のWebサイトなどで読者に役立つ記事を寄稿しています。
    保有資格:第二種電気工事士、テクニカルエンジニア(システム管理)、初級システムアドミニストレータ

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