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クリニック・治療院 OGメディック

  • 桑原

    公開日: 2019年01月29日
  • 整形外科の悩み

英語しか話せない患者さんが診察にきたら?医療英語じゃ通じない日常英語、紹介します

近年日本でも、外国人を頻繁に見かけるようになりましたが、英語しか話せない外国人が
診察にきたらどう対応すればいいのでしょうか。
医療英語の中には、一般人にはわかりにくいもの、日常で使われる英語とはかけ離れたものなども多く存在します。
英語での診察や患者さんへの対応、整形外科の診察室で有用な単語などについても、ご紹介しましょう。

英語しか話せない患者さんが診察にきたら

初診時や診察で顔を合わせた直後に患者さんに話しかける英語

日本でも外国人の観光客や移住者が増え、体調を崩して医療機関を受診されるという状況も発生するでしょう。
そんなとき、どのように声をかけたらいいのか?について迷われることも多いのではないでしょうか。
まずは診察室に入ってきた英語しか話せない患者さんに、今日はどうしたの?など、一般的な日常会話についてご紹介しましょう。

1)患者さんに初めて会ったら、まずは自己紹介を忘れずに

患者さんに初めて会ったら、カルテや問診票などの情報をもとに、本人確認をしましょう。
Hello . Are you Mr/Ms “相手の名前”?
MrsやMissは結婚しているかしていないかがはっきりしている場合にのみ使用して、曖昧な場合には、Msを使うのが無難です。
親子で同じ名前でミドルネームのみ異なるという場合もありますので、フルネームを確認するようにしましょう。

次に日本の診察室では行われる印象は少ないですが、まず自己紹介をしましょう。
たとえば、
My name is オージー花子, I’m a nurse(or doctor).
I will be helping you.
もしくは
I will be taking care of you.
といった具合です。
患者さんとの信頼関係を築くには、初めて会った際の印象がとても大切です。

2)患者さんが先に挨拶してきたときの答え

患者さんが先に挨拶してきたときの答え方

よく言う英会話以外の言い回しをされると、返答や会話の内容がよくわからないこともあります。
特に再診の場合には、患者さん側からご機嫌いかが?と聞かれることもあり戸惑ってしまうことも多いでしょう。
よく聞かれるHow are you?以外にも
How have you been?
How’s your life?
なども使われることがあります。
この際の返答は、以下の通りです。
I’m fine.(大丈夫です)
I’m good.(いいですよ)
I’m well.(調子はいいです)
Not so bad.(悪くないよ)
患者さんからの挨拶にはこのように返答するといいでしょう。
例文にないものに対しては対応が難しいこともありますので、いくつか覚えておくと良いです。

3)具体的な体調不良の訴えを聞きたいときには?

具体的な体調不良の訴えを聞きたいときには?

挨拶が終わったところで、次は患者さんがどうして受診したのか?再診の場合には、以前の症状はどうなのか?について質問してみましょう。

初診の患者さんに、どうされましたか?と聞きたいときには、
How can I help you?
と聞くのが無難です。
他にも
What’s bothering with you?
と聞くこともできます。
再診患者さんに今日はどう?と聞きたいときには、
How’s feeling today?
などと声をかけるといいでしょう。

患者さんの訴えやどうして受診したかなど、あらかじめ問診票などで質問している場合もありますが、患者さんが気軽に症状を訴えられるような雰囲気を作るためにも声かけは必要です。
この際には笑顔を忘れずにすることが大切です。
わからないことがあれば、
Excuse me?
Could you say again?
Please speak slowly.
などと言うといいでしょう。
聞き取れないときは、
Could you write on a paper?
と聞き返し紙に書いてもらう、または電子辞書やスマートフォンなどの翻訳機能などを利用して患者さんの訴えを逃さないようにしたいです。
診察の終わりには質問がないかなど尋ね、
Do you have any question?
Any question?
と確認するようにしましょう。

整形外科の診察室ではこんな英語を使うとわかりやすい!

医療英語は一般の人にとっては聞きなれない単語も多く、理解できないものもあります。
つまり日常的に使われる英語とは異なるために理解してもらえないこともありますので、いくつかご紹介しましょう。

医療英語はアメリカ人にも難しい!こんなときはどう言えばいい?

医療英語はアメリカ人にも難しい!こんなときはどう言えばいい?

医療英語の内容自体が難しいこともありますが、英語だと思っていた単語が違ったり、発音が異なることも多くあります。

  1. 1)骨折:Fractureでも通じなくはありませんが、Break boneの方が理解しやすいです。
  2. 2)ねん挫:Sprainと言いますが、ねん挫は足首が多いので足首の捻挫はTwist ankleと言えばわかりやすいです。
  3. 3)アレルギー:Allergy(アラジーもしくはアレジー)と発音します。薬などに副作用を起こしたことがないかしっかりと確認する際にも重要な単語です。
  4. 4)レントゲン:X-ray
  5. 5)痛み止め:Painkiller、Pain relief やTylenolなどの商品名などで理解が得られることもあります。
  6. 6)転倒する:Fall down
  7. 7)打ち身:Bruiseは打ち身、打ち身の後に内出血を起こしている部分のことも言います。
  8. 8)薬:Medicineと言います。Dragは違法薬剤や麻薬のことを言います。
  9. 9)軟膏:Ointment
  10. 10)注射:injectionですが、shotで通じます。
  11. 11)たんこぶができる:Bump of head
  12. 12)治療:Treatment
  13. 13)効果がある:効果の英語はEffectですが、この薬が効いているか尋ねるときは、“Does it work on you?”とWorkという言葉を使うと簡単です。
  14. 14)血液検査:Blood Test
  15. 15)医師の診察を受ける:See my Doctorです。Seeを使うのは意外です。

上記は一部ですが、整形外科の診察でよく使用する単語について挙げてみました。
普段使い慣れない医療英語は、私たちだけでなく英語圏で生活する人たちにとっても同じですので、理解しやすい単語の使用を心がけたいものです。

できるだけ簡単・明解に、わからないときには電子ツールなどの利用も有用

普段聞いたり話したりし慣れない英語圏の患者さんがやってくると、誰しも慌ててしまうものです。
特に医療英語は英語圏の方にとっても簡単なものではないため、会話が通じなかったりと大変困惑します。
そんなときはできるだけ簡単に、複雑な表現を使わずに、それでも通じない聞き取れない場合には、書いてもらう、電子機器などの翻訳機能を利用するなども試してみましょう。

参考:
押味貴之:Dr.押味の あなたの医学英語なんとかします.Medical View,東京,2017,pp.86-100.

  • 執筆者

    桑原

  • 1998年理学療法士免許取得。整形外科疾患や中枢神経疾患、呼吸器疾患、訪問リハビリや老人保健施設での勤務を経て、理学療法士4年目より一般総合病院にて心大血管疾患の急性期リハ専任担当となる。
    その後、3学会認定呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士の認定資格取得後、それらを生かしての関連学会での発表や論文執筆でも活躍。現在は夫の海外留学に伴い米国在中。
    保有資格等:理学療法士、呼吸療法認定士

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