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クリニック・治療院 OGメディック

  • syusei

    公開日: 2019年04月25日
  • リハビリと機器

最新の渦流浴「エジェクターバス」は使いやすい工夫がいっぱい!気泡浴もできる温浴療法装置の紹介

温水による温熱刺激に加えて、渦流や気泡によりマッサージ効果も得られる温浴療法用装置は、多くの整形外科クリニックで活用されています。
古いタイプの装置にくらべて、最新の装置では、スタッフや患者さんにとって使いやすい工夫が多く採用されています。
そこで、最新装置の機能や特徴、メリットを紹介します。

最新の温浴療法装置の紹介

渦流浴だけでなく気泡浴も同時に可能

渦流浴だけでなく気泡浴も同時に可能

これまでの温浴療法装置は、上肢・下肢ともに「温水」による温熱効果に加えて、「渦流浴」によるマッサージ効果や治療部位の温度上昇を高める効果が目的でした。
最新の装置では、渦流浴に加えて、細かい泡がノズルから噴出される「気泡浴」を同時に行えます。
気泡浴により、渦流浴同様に温度上昇やリラクゼーション効果が期待でき、患者さんの状態に合わせて、より多くの治療方法の選択が可能です。

気泡浴により、渦流浴同様に温度上昇やリラクゼーション効果が期待

また、噴出する強さの調整もできるため、痛覚に過敏であったり、刺激に敏感であったりする患者さんに対して、快適な治療を提供できます。

噴出する強さの調整もできる

上肢向けの装置は楽な姿勢で渦流浴ができる

上肢の渦流浴をする場合、患者さんは両手をお湯につけた状態で姿勢を維持する必要があります。
そのため、最新の上肢向け装置で少しでも楽な姿勢で治療を受けることで、患者さんの満足感も高めることができます。

●浴槽の形を工夫して楽な姿勢をキープ

治療時の姿勢は対面であったり、側面であったりします。
どちらにせよ、装置から体が離れていると、体をかがめたり、傾けたりする必要があります。
そのため、腰に負担がかかったり、姿勢を保ちにくかったりします。
最新の上肢向け装置では、以下の2点の工夫でしっかり浴槽に体を近づけて、対面からでも側面からでも楽に治療を受けることができます。

  • ○浴槽前面を薄く設計
  • ○浴槽下は広いスペースを確保

筆者は車椅子の患者さんが上肢の渦流浴を使用する場合、車椅子が邪魔でしっかりと装置に体を近づけるのに苦労した経験があります。
そのようなケースでも、最新装置の設計では、患者さんはもちろん、治療を誘導するスタッフも楽に作業をすることができます。

●部位がどこでも的確に治療できる

渦流や気泡が噴出するノズルが少ない場合、噴出口に治療部位を合わせる手間がかかります。
最新の装置では、簡単に治療部位に合わせた設定ができるように、以下のような工夫がされています。

  • ○左右にノズルをつけて両手の治療も簡単に可能
  • ○パネルでノズルのオン/オフの切り替えが可能

パネルでノズルのオン/オフの切り替えが可能

両手を同時に治療する場合、古いタイプの装置では、噴出口が1つしかなく、患者さんが噴出口に手を動かしていることがありました。
そのような患者さんへの負担を解消でき、操作パネルで細かく設定を変えられるため、効果的な治療を実施できます。

下肢向けの装置は省スペース・省湯でスタッフにも優しい

下肢向け装置も上肢向け装置同様、一般的な物理療法機器ですが、ほかの治療機器にくらべ治療頻度がそれほど多くありません。
そのため、設置スペースやランニングコストを少なくしたいところです。
そんなニーズに応えるために、最新の下肢向け装置は省スペース・省コストが特徴です。

●コンパクト設計とステップの導入で省スペース・省湯を実現

オージーウエルネスの下肢向け装置は以下のような設計になっています。

商品名:エジェクターバスエアー
浴槽外寸 幅695×奥行き1154×高さ1015mm
容量 約95ℓ
質量 約110kg

可能な限りコンパクトな設計にして、省スペースと省湯を実現しています。
また、浴槽に上がるためにはステップが必要な患者さんは少なくありません。
筆者の使用していた下肢向けの装置も、装置とは別にステップとなる踏み台を設置する必要があり、余計にスペースを取られた経験があります。
その点、最新装置ではステップが付属してあり、よりコンパクトに設置することができます。
さらに、上肢の治療にも活用できるため、使い方によって渦流・気泡浴が省スペース、省コストで実施できます。

上肢の治療にも活用できるため、使い方によって渦流・気泡浴が省スペース、省コストで実施

●「4つの噴出ノズル」と「簡単設定」で効率的に治療可能

上肢向け装置と同様に、噴出ノズルや設定の工夫で効率的な治療が可能です。
噴出ノズルは前後に4つ設置され、患部にしっかり噴流や気泡があたります。
もちろん、ノズルのオン/オフの切り替えや噴流の強さの加減も可能です。

最新装置で治療の質を向上!スタッフの負担も軽減しよう

物理療法をする場合、治療自体の効果はもちろん、治療環境により患者さんにかかる負担が増減します。
そのため、患者さんの姿勢や移動に考慮した装置を導入することで、治療の質をさらに向上させることにつながります。
また、最新装置の導入は治療準備やスペース、ランニングコストといった点で、スタッフや法人全体にもメリットがあります。
古い温浴療法装置を使用している場合は、導入を検討したり、デモや展示会を活用してぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

デモや展示会を活用してぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか

参考:
OGウエルネス カタログ2019.(2019年4月11日引用)
関谷伸子,栃原裕:気泡浴の温熱効果に関する研究. 日本生理人類学会誌10: 38-39, 2005.

  • 執筆者

    syusei

  • 整形外科クリニックや介護保険施設などで理学療法として従事してきました。
    現在は県下でも有名な地域包括ケアシステムを実践している法人で理学療法士として勤務しています。
    そのため、施設内のリハビリだけでなく、介護予防事業など地域活動にも積極的に参加しています。
    医療と介護の垣根を超えて、誰にでもわかりやすい記事をお届けできればと思います。
    保有資格:理学療法士、介護支援専門員、呼吸療法認定士、認知症ケア専門士、介護福祉経営士2級

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