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クリニック・治療院 OGメディック

  • 桑原

    公開日: 2020年05月29日
  • リハビリと機器

運動の邪魔にならずにリハビリ時の血中酸素飽和度(SpO2)や脈拍の測定が可能!パルスフィットはメリットたくさん

呼吸機能や循環機能に何らかの障害がある患者さんの運動療法の際に必要な身体所見(フィジカルアセスメント)の一つに、血中の酸素飽和度(SpO2)や脈拍の測定があります。
しかし、通常のパルスオキシメーターは指先にプローブを装着するタイプのものが多いためにリハビリの妨げになることが問題となります。
今回はリハビリ時にも邪魔にならずにSpO2や脈拍数の測定を継続的に行える“パルスフィット”についてご紹介します。

パルスフィット

リハビリ中にも安定したSpO2や脈拍の測定に優れたパルスフィット。幅広い年代に

リハビリ中にも安定したSpO2や脈拍の測定に優れたパルスフィット。幅広い年代に

パルスフィットMP1000-12は測定機器の精度だけではなく、幅広い年齢層に対応した製品です。

●リハビリ中、パルスオキシメーターの計測の妨げになりうる要素は体動や外部からの光

SpO2や脈拍の測定は運動時の体動などにより、動脈血や周りにある体の組織の光の吸収度合いを変化させるために、誤差がでやすくなります。
また、通常パルスオキシメーターの測定プローブは指先に装着することが多く、運動時の静止が困難な場所でもあります。
パルスフィットMP1000-12は片麻痺患者さんのトレッドミルでの歩行において、脈拍測定であれば時速5km、SpO2測定は時速4.5kmまでであれば、耳たぶに装着したプローブでの測定精度が保たれています。

●6歳以上であれば測定が可能に。サンバイザーに測定機器を取り付けられる

測定の対象者は6歳以上。
モニター端末は付属のサンバイザーに取り付け型で、被検者、計測者ともにハンズフリーで測定が可能です。
またケーブルクリップもサンバイザーに取り付けることができるため、ケーブルがもたつくこともありません。
サンバイザーの頭囲も合わせることができる仕組みとなっています。

パルスフィットの最大の利点は運動時、継続的にSpO2と脈拍数を測定できること

パルスフィットMP1000-12の優れている点の一つは運動中でも安定したSpO2と脈拍の計測が可能であることです。

●耳たぶに装着する測定プローブにより運動がしやすくなる

パルスオキシメーターの多くは、指先などに測定プローブを装着するものがほとんどで、物をつかんだり、歩く際に手を振る動作の妨げとなります。
パルスフィットMP1000-12は耳たぶを測定用プローブで挟むため、自転車エルゴメーターやトレッドミルなどでのリハビリの際にも、手すりをしっかりとつかめるので転倒のリスクも減らすことができます。
また、動作への影響も少なく、リハビリ中のSpO2、脈拍の測定精度への影響も最小限にすることが可能です。

●運動中のSpO2や脈拍の測定により、リハビリの安全管理が可能に

呼吸器疾患や循環器疾患患者さんは、運動中のSpO2値や脈拍数を確認しながらリハビリを行うことが重要となります。
なぜなら運動中のSpO2、脈拍数を把握することにより、運動負荷が適量かどうかを確認管理することができるからです。
また、リスク管理や退院後の日常生活レベル、運動の許容範囲の決定もできます。
パルスフィットMP1000-12は連続8時間の測定、記録が可能ですのでリハビリ中の継続的なSpO2や脈拍値を管理することが容易です。

パルスフィットならスマートフォンやパソコンと接続して、SpO2と脈拍の記録と管理が可能

パルスフィットならスマートフォンやパソコンと接続して、SpO2と脈拍の記録と管理が可能

パルスフィットMP1000-12はパソコンやスマートフォンのBluetooth機能を利用して、データの記録や管理が可能です。

※Bluetooth®ワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、日本精密測器株式会社は、これらのマークをライセンスに基づいて使用しています。

●リハビリスタッフや看護師、医師などが患者さんのSpO2や脈拍の遠隔管理が可能

パルスフィットMP1000-12で計測されたデータは、iPhoneまたはiPodを通じてクラウドサーバーへ転送することができます。
クラウドサーバーに集められたデータをパソコン、スマートフォンと接続して、測定値やデータを閲覧、管理が可能となります。
また専用アプリを使用すれば、リアルタイムでの測定結果をスマートフォンなどで管理することができます。
離れた場所からもモニタリングすることができ、診療の一助として役立ちます。
測定値が設定した値よりもオーバーしたり、低下したりすると警告音と表示画面の色などで危険を知らせてくれので、患者さんのリスク管理にも役立ちます。

●パソコンやスマートフォンへSpO2や脈拍のデータ集積が可能なため、リスクや運動の効果の評価が可能

パルスフィットMP1000-12は一つの画面に脈拍数、SpO2、運動強度が表示されます。
コメント挿入も可能です。
測定データごとに色分けされた背景と、測定値が数字だけでなく、グラフで表示され、見やすい画面となっています。
被検者ごとにフォルダを作り集積データを格納すれば、継時的変化や運動耐容能の改善度合いを容易に客観視することができるので、患者さんにも提示しやすく運動の効果を実感することができます。

パルスフィットはSpO2や脈拍の安定した測定とデータ集積により、医療従事者、患者の双方に有益

パルスフィットは耳たぶに測定プローブを装着することで、リハビリ中のSpO2や脈拍などの安定した測定を可能にした製品です。
また、スマートフォンやパソコンなどの電子機器を使用し、Bluetoothやアプリなどを利用して、リアルタイムで測定値の管理や継時的なデータ管理などが可能な点も優れています。
すなわち、管理する検者サイドからは測定結果の管理により運動強度や日常生活の範囲などが決定でき、被検者である患者さんサイドでは運動効果が目で見て確認できるので、パルスフィットは相互的に有益です。
この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

参考:
オージーウエルネス 総合カタログ2020 物理療法 パルスフィットMP-1000−12 P183.(2020年5月14日引用)
日本精密測器株式会社 パルスフィットMP−1000.(2020年5月14日引用)

  • 執筆者

    桑原

  • 1998年理学療法士免許取得。整形外科疾患や中枢神経疾患、呼吸器疾患、訪問リハビリや老人保健施設での勤務を経て、理学療法士4年目より一般総合病院にて心大血管疾患の急性期リハ専任担当となる。
    その後、3学会認定呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士の認定資格取得後、それらを生かしての関連学会での発表や論文執筆でも活躍。現在は夫の海外留学に伴い米国在中。

    保有資格等:理学療法士、呼吸療法認定士

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