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クリニック・治療院 OGメディック

  • 蔵重雄基

    公開日: 2021年03月18日
  • リハビリと機器

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#物理療法 #理学療法

患部がどこでも照射しやすい!マイクロサーミーの特長や魅力を実際に使用している理学療法士が解説

整形外科ではどこにでも目にするマイクロ波。
「患者さんのちょうどいい場所に当てたいけど調整をするのが難しい…」というようなことはありませんか?
肩や腰、膝などのいろいろな部位に使用して、使用頻度が多いため、どんな部位に治療する場合でもしっかりかつ簡単に照射できるものが求められます。
今回は筆者も実際使用しているマイクロ波治療器、「マイクロサーミー」の特長や魅力を解説していきます。

マイクロサーミー ME-9150 /9250

最大の魅力は反射パネルの角度が調整できること

マイクロサーミーの最大の魅力は、反射パネルの角度を自由に開閉できることです。
アプリケータは3枚の反射パネルが合わさったような設計になっており、左右についてあるパネルの角度を調整できるようになっています。
無段階に開閉できますので、患部に合わせてちょうどいい具合にアプリケータを開いたり閉じたりすることができます。
以下に部位ごとの角度調整の例を紹介します。

○手首、肘、膝、肩などの狭い部位

手首、肘、膝、肩などの狭い部位

上記のような狭くて凹凸がはっきりしているような部位は、アプリケータの角度を狭くして患部を包み込むようにします。
そうすることで、照射部位を限定してしっかりと患部の温熱治療をすることができます。

○腰、股関節などの広い部位

腰、股関節などの広い部位

上記のように広くて凹凸の少ない部位は、アプリケータの角度を広げて使用します。
そうすることにより、反射パネルの幅いっぱいを使って患部を照射でき、幅広い部位でも均等に温熱を加えることができます。
古いマイクロ波治療器では、部位によって大きさの異なるアプリケータを使い分ける必要があったり、一方向からしか照射ができなかったりしましたが、マイクロサーミーは角度の調整により、部位や体格を問わず、患部をしっかり照射することができます。

伸縮・回転の操作がしやすいアーム設計

伸縮・回転の操作がしやすいアーム設計

「患部にうまくアプリケータを合わせられない…」
そんな悩みを解消してくれるのが、ワンタッチで伸縮や回転の操作ができるアームです。
ここではその利便性について具体例と操作方法の詳細について解説します。

●「ワンタッチで伸縮・回転」のありがたさを実際に体感した事例

筆者が働く外来では、一台の機器に2つのアプリケータがあるマイクロサーミーを使っています。
その高い操作性のおかげで、2人の患者さんが同時に治療する場合でも、ワンタッチで伸縮・回転できるので、スムーズに照射位置までアプリケータを動かすことができます。
特に片側のアプリケータを利用しているときに、もう一人患者さんが来た場合、先に利用していた患者さんが治療したまま動いてもらわなくてもいいので非常に助かります。

●アームの操作方法

アームの先のほうにボタンがあり、これを押すとロックが外れて、アームを伸縮したり、360°回転させたりすることができます。
筆者が実際に使用した感想として、マイクロ波は照射する患部によって座位や仰臥位、伏臥位とさまざまな姿勢で使用しますが、どの姿勢で治療するにしても、このアームの設計により照射位置を調整するのが容易になっています。

安全性を考慮した機能が充実

マイクロサーミーは「視認性の工夫」や「出力制限」といった安全性を考慮に入れた工夫が備わっています。
それぞれの機能に関して詳しく紹介します。

○視認性の工夫で簡単確認

出力がメーター、治療時間が数値というように、項目によって表示方法を分けているため、誤認識しにくい工夫がされています。
デジタル表示で見やすいため、一目で治療状況を確認することができます。
また、出力の方法として「連続出力」と「間欠出力」の2つモードが選択でき、点灯しているランプによって設定している出力が簡単に確認できます。

○出力制限で安全な治療を実現

出力調整つまみをいくら回しても、設定した出力以上にならない「出力制限機能」があるため、安全に治療をすることができます。
筆者も外来では出力制限を設定していますが、設定出力まで細かくつまみを調整しなくても、つまみをしっかり回せば設定出力で止まってくれるため、安全性に加え、効率性も兼ね備えている機能です。

○操作ロック機能で操作ミスを防ぐ

操作ロックの機能では誤って設定に関するボタンを押しても、反応しないようにすることができます。
押しやすいボタン設計になっていますが、このような操作ミスが起こるのをしっかりと防ぐことができます。
筆者の働く整形外科でも出力制限や操作ロックの機能を活用しており、物理療法を使用するスタッフも操作ミスをすることなく使用することができています。

1つの器具で幅広い患部をカバー!使いやすいマイクロ波を活用しよう

マイクロ波は比較的使用頻度も多く、処方されやすい物理療法機器の1つです。
そのため、使い勝手が良いものを選べば、効率の良い治療をすることができます。
マイクロサーミーはどのような患部でも包むようにしっかり温熱することで患者さんの満足感が高められるのに加えて、照射しやすい設計でスタッフにも優しい治療機器です。
マイクロ波の購入を検討している場合は、お試ししてみてはいかがでしょうか。

参考:
OG Wellness マイクロサーミー ME-9150 /9250

  • 執筆者

    蔵重雄基

  • 整形外科クリニックや介護保険施設、訪問リハビリなどで理学療法士として従事してきました。
    現在は地域包括ケアシステムを実践している法人で施設内のリハビリだけでなく、介護予防事業など地域活動にも積極的に参加しています。
    医療と介護の垣根を超えて、誰にでもわかりやすい記事をお届けできればと思います。

    保有資格:理学療法士、介護支援専門員、3学会合同呼吸療法認定士、認知症ケア専門士、介護福祉経営士2級

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