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#物理療法

簡単な操作で、超音波治療を効果的に!フィジソニックの特長をご紹介します

フィジソニックはオージー技研から2014年に発売された超音波治療器です。
タッチパネルの簡単操作で、治療者を選ばずに効果的に超音波治療を行うことができます。
また、主要な疾患に対する治療プロトコルが搭載されており、疾患に合わせた治療をナビゲーションしてくれるので、治療者にも患者さんにも有益な機器といえます。
基本的な使い方や、フィジソニックの特長をご紹介します。

「3ステップ」の簡単操作 超音波治療器 フィジソニック

3ステップの簡単操作で治療開始

3ステップの簡単操作で治療開始

これまでの超音波治療器はボタン操作で周波数や治療時間を個別に設定し、超音波治療を行うことが一般的でした。
また、骨折治癒や軟部組織の損傷後においては、照射部位をきちんと触診して確認することが重要ですが、治療者の触診技術の熟練度によって、照射部位や照射角度に差が生じる可能性がありました。
そこでフィジソニックはタッチパネルを導入し、治療に必要な操作や照射部位の同定を簡単な3ステップで行うことができるよう、デザインされました。
操作手順は以下のようになります。

  1. 1)メニューから治療プロトコルを選択
  2. 2)疾患名や症状を選択
  3. 3)ゲルを塗布し、アプリケータを患部へ
    ※StatUSを使用する場合は、専用のゲルパッドを使用します。

このように、簡単な3ステップで超音波治療を行うことができます。
また、患者さんの症状は都度変化することが考えられますが、その日の症状に合わせてタッチパネルを操作することで、誰でも簡単に効果的な超音波治療を行うことができます。

エビデンスに基づいた治療プロトコルで、効果的に簡単治療!

25通りの治療プロトコルを搭載 20件のオリジナルプログラムも登録可能

フィジソニックはあらかじめ25通りの治療プロトコルが登録されています。
治療プロトコル例は以下の通りです。

上肢疾患 下肢疾患
三角筋下滑液包炎 坐骨神経痛
上腕骨外側上顆炎 腰痛
手根管症候群 変形性膝関節症
踵部痛

治療頻度が高い疾患や症状に対するプロトコルが搭載されているため、一般的な整形外科領域において幅広く対応することができます。
プロトコルで治療を行う際には、治療に関する情報や人体のイラスト、解剖の図が画面に表示されるため、患者さんに病態を説明するときにも役立ちます。
それ以外にも20件のオリジナルプログラムを登録することができるので、治療頻度の低い疾患や特定の刺激を加えたい場合においても、個別にプログラムを組むことで適切な超音波治療を行うことが可能となります。

また、治療プロトコルを選択することができる以外にも、以下のような特長があります。

●パルスモード、連続モードで急性期から慢性期までをカバー

フィジソニックは、パルスモード、連続モードの2つのモードを選択することができます。
デューティー比率の変更をすることができ、温熱、非温熱刺激を選択することができます。
温熱効果では、軟部組織の伸張性の改善や疼痛を緩和することが期待でき、主に慢性疾患が適応となります。
非温熱効果では、組織治癒を促進するなど、急性疾患が適応となります。

●1MHzと3MHzで効果的な治療ができる

身体の深い部分には1MHz、浅い部分には3MHzと治療対象部位の深さに合わせて周波数を変更することができるので、的確な治療が可能になります。

●アプリケータのサイズを選ぶことができる

治療部位に応じて大小2つのアプリケータを選ぶことができます。
超音波治療は温熱作用と音圧作用の2つが主な効果とされています。
特に音圧作用に関しては、体内の機械受容器(主にはパチ二小体)を賦活化することで、筋緊張の緩和や関節腫脹を軽減させることを目的としています。
超音波治療の効果を高めるためには、アプリケータが患部に垂直に向いていること、照射面と皮膚の適合性が得られていることが重要です。
このため、アプリケータの大小を患部によって使い分けることが、効果的な超音波治療を行うことにつながります。

StatUSアプリケータと特殊ゲルパッドにより、治療対象部位に対して適切な位置に保持することができます。
このため、肘関節など照射部位が安定しにくいような場所へも、安定した治療を行うことができます。
また、専用の出力モードが搭載されており、ホットスポットの発生を防止することができます。
治療中は患者さんに触れる必要がないため、患者さん、治療者双方に負担をかけずに効果的な治療を行うことができます。

StatUSの搭載で、汎用性をグレードアップ!

StatUSの搭載で、汎用性をグレードアップ!

StatUSとは、Stationary Ultra Sound(固定式超音波)を意味しており、手動アプリケータを手で持たなくても超音波治療を可能にした時間や人の効率化ができる超音波機器です。
フィジソニックやフィジシステムのオプション品として、2019年に発売されました。
フィジソニック本体の下にStatUSを取り付けるだけで、StatUSの機能を追加することができます。
フィジソニック自体非常にコンパクトなデザインですが、StatUSを搭載してもサイズはそのまま、コンパクトなボディなので違和感なく使用することができます。

超音波治療器の特長を理解し、治療を効果的に

超音波治療器によって期待できる効果や使用方法に違いがあるため、使用する場面を考慮し、導入する必要があります。
今回ご紹介したフィジソニックは、簡単な操作で効果的に治療ができる超音波治療器です。
超音波治療にご興味のある方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

参考:
オージー技研 フィジソニック ES-7(2021年4月28日引用)

  • 執筆者

    菊池 隼人

  • 理学療法士として、整形外科に勤務する傍ら、執筆活動をしています。
    一般的な整形分野から、栄養指導、スポーツ競技毎の怪我の特性や、障害予防、 自宅でできる簡単なエクササイズの方法などの記事を書くのが得意です。
    仕事柄、介護部門との関連も多く、介護の方法を自分が指導することもあります。

    保有資格等:理学療法士、福祉住環境コーディネーター2級

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