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インターネットで医者に相談!AskDoctorsで期待した回答を得るために知りたい質問のコツ

「AskDoctors」では、健康や病気のお悩みを投稿すると、医師から回答をもらうことができます。
毎月安価で利用できるという特長がありますが、質問の仕方によっては期待通りの回答を得られないケースもあります。
今回は、AskDoctorsを健康管理に役立てるために知っておきたい「質問のコツ」についてお伝えしていきます!

健康管理に役立つ!AskDoctorsを使って質問を投稿してみよう

「AskDoctors」は、自分だけでなく遠方に住む家族の健康相談もできるので、さまざまな用途で活用できるでしょう。
月額324円という安価な利用料でありながら、毎月3件までの質問を投稿できる点も魅力です。
ただ、質問の仕方によっては「回答が得られない」「1〜2行の回答しかもらえない」というケースも少なくないようです。
病院へ行かずに相談できるのは大変便利な仕組みなので、ぜひ質問の仕方をマスターしてサービスを使いこなしたいところです。
なお、AskDoctorsの具体的な登録方法・利用料金・仕組みについては、次の記事(月額たったの324円!?自分や家族の健康の悩みを医師に相談できる「AskDoctors」の仕組み)で詳しく解説しています。

回答が得られない…そんな事態を回避するためのポイント

せっかく有料会員の登録をして質問したのに、回答が得られない…。
そんな事態を回避するためには、質問を投稿する際に意識しておきたいポイントがあります。
非常に多くの質問があるなかで、期待通りの答えを得るためには、「医師が回答しやすい質問」を心がける必要があるのです。
実際に質問を投稿するときには、次の点を意識しながら質問文を作ってみてください。

●健康に関する質問では「5W1H」を含めてみよう

みなさんは、5W1Hという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは特別な医療用語ではなく、なにかを伝えるときに役立つ考え方なので、ぜひこの機会に知っておきましょう。
5W1Hは、ある英単語の頭文字を意味しますが、具体的になにを意味するのか次の表でまとめていきます。

5W When いつ 5日前から/1週間前から/昨日から断続的に
Where どこ おへそよりも下が/後頭部が/右膝の内側が
Who 誰が 40代の自分が/遠方に住んでいる80代の母親が
What 何が 痛みがある/苦しい/下痢が続いている
Why なぜ 食べ過ぎたから/運動をしたから/転んだから
1H How どのように ズキズキと/脈打つように/全速力で走ったあとのように

このような情報が含まれると、状態について判断しやすくなるため、回答を得られる可能性も上がるでしょう。
実際に病院で診察を受ける際も、症状がいつから続いているのか、どんなときに表れるのか、どのような感じなのか…と質問されると思います。
それと同じように、AskDoctorsで質問する際も、最低限含めておきたい項目はおさえておきましょう。
インターネット上で質問する場面だけでなく、普段病院に行くときにも、5W1Hを答えられるようにしておくとスムーズです。

●病院の検査結果が手元にあれば、情報を加える

質問内容に関連することで、すでに病院を受診している場合には、検査結果や医師からいわれたことを含めると良いでしょう。
たとえば、「息が苦しい」という悩みがあり、すでに病院などで呼吸器の検査をしていれば、その結果をつけるだけでも判断材料になります。
検査結果に書かれている数値や意味がわからなくても、質問内容と関連していると思われるデータはそのまま記入することをおすすめします。
また、既往歴としてこれまでにかかったことのある病気などがあれば、その情報も記入しておけば、医師が判断する手がかりになるかもしれません。

一度に投稿できる質問文は30〜800文字というルールがありますが、このなかでできるだけ詳しく情報を書いてみてください。
ポイントは「医師が判断できるように、手がかりとなる情報を含める」という点だといえます。

具体例から考える!医師の反応が多くなる質問の仕方

AskDoctorsのような質問サイトで、医師の反応を得るためには、いくつかのコツがあることを先にご紹介しました。
次に、「どんな質問であれば返事を得られやすいのか」ということにイメージを持っていただくために、具体的な質問例を記載します。

●ケース1. おなかが痛いとき

悪い例 「おなかが痛いです。寝れば治ると思いましたが、なかなか治りません。少し下痢も出るので、早く治すための方法を教えてほしいです」
良い例 30代男性です。3日前から断続的に腹痛があります。おへその下あたりがキリキリと痛みます。おう吐はありませんが、下痢も3日間続いています。この状態について考えられることを教えてください

悪い例では、質問者の年齢や性別をはじめ、おなかのどこが、いつから、どのように痛いのか、といった詳細な情報がありません。
ここでも、できるだけ5W1Hを意識して情報を記載していくことで、状態を判断しやすくなります。
追加で必要な情報があれば医師から質問がくることもありますが、あらかじめ必要な情報を伝えておくことで、医師とのやりとりもより充実したものにできるでしょう。

●ケース2. 息が苦しいとき

悪い例 「なんとなく息苦しい感じが続いています。どの診療科にいけば診てもらえますか?」
良い例 40代女性です。2週間ほどまえより、息苦しさが続いています。家事をしたり、外出したときに少しゼーゼーと息苦しくなりますが、座ると改善されます。呼吸器の病院に行ってレントゲンを撮り、肺機能検査をしたところ、医師には異常なしといわれました。酸素の濃度は98%といわれました。なにか病気があるのでしょうか?

こちらでも、悪い例では「息苦しい感じ」がいつから続いているのか、どんなときに、どのように苦しいのかといった情報が抜けています。
こうした5W1Hの情報は、状態を考えていくうえで非常に有用な手がかりとなります。
「酸素の濃度は98%だった」など、わかる範囲で構わないので、検査の数値を使って情報を記入していくことがポイントです。
検査の数値がなくても、「◯◯検査で、医師からこのようにいわれた」「◯◯検査では、少し数値が低いが正常範囲といわれた」など、受診先の医師からのコメントがあれば含めると良いでしょう。

2つのケースを通してお伝えしたように、同じことを質問するにしても、そこに含まれている情報がどれくらい充実しているのかによって、医師の回答率が変わる可能性があります。
あまりに手がかりが少ないと、医師もリアクションしてくれない可能性があるので、ぜひできるだけ詳しく情報を記入するようにしてみてください。
インターネットを使って相談するサービスだからこそ、できるだけ詳細な情報を伝えていくことが必要なのです。

まとめ

AskDoctorsのような医師に相談できるサービスは、上手に使いこなせると、期待に応えてくれる強力なツールになるでしょう。
もちろん困ったときは医療機関の力を借りることが確実ですが、病院に行くべきか、どの診療科に行けば良いのか、可能性として考えられることはなにかを知るためには、非常に有用なサービスといえます。
ぜひ質問のコツをつかんで、ご自身やご家族の健康管理に役立ててみてください!

参考:
AskDoctors(2018年2月14日引用)

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