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アメリカでは浸透している?ファーストエイド(First Aid)の資格ってなに?いざというときに備えて習得しておきたい応急処置法

運転免許をとる際など、一次救命処置について学ぶこともあるのではないでしょうか。
BLS(一時救命処置)・ACLS(二次救命処置)といった医療従事者向けの講習だけでなく、一般の方向けの救命処置講習もさまざまあります。
今回はそのなかでもファーストエイド(First Aid)と呼ばれる応急処置方法についてお伝えしていきます。
アメリカでは広く浸透している講習ですが、日本にお住まいの方も受講しておくと安心でしょう。

ファーストエイド(First Aid)とは応急処置の基本

ファーストエイドとは、いつ救急車を呼ぶのか、けが人などをみたら最初にどのような対処が必要なのかという「応急処置の基本」を指します。
ここには、救急車が到着するまで、もしくは病院に行くまえに行うべき応急処置も含まれます。
応急処置には、出血やケガ、やけどや蜂に刺された際の対処法など、日常で起こりうる可能性のあるものから、まれなケースのものまでさまざまなものがあります。

1)ファーストエイドの講習コースを主催する協会は二種類!

ファーストエイドの内容を制定し、講習会を主催する団体は大きく分けて、赤十字社(Red Cross)とアメリカ心臓協会(AHA)の二つです。
内容に大きな違いはなく、どちらの協会も講習受講後に実技と筆記の試験があり、2年間の認定がもらえ、免許証のようなカードが配布されます。
日本には、アメリカ心臓協会の協力のもと講習内容を日本語訳して、講習を行っている日本ACLS協会という団体も存在します。
ほかにも認定証はありませんが、地域の消防署などが一般市民向けに同じような講習会を開いていることもあります。
認定コースを受けるには受講料も必要ですが、応急処置だけを知りたいのなら、地域の講習会でも十分に学ぶことができます。

2)人工呼吸、AEDの取り扱いを学べるコースも!

ファーストエイドのコースでは、基本の応急処置だけの講習に加え、人工呼吸とAEDの取り扱いもオプションとして追加することができます。
日本ACLS協会によりますと、それぞれ「ハートセイバーファーストエイド」、「ハートセイバーファーストエイドCPR AEDコース」と呼ばれています。
ほかにも成人だけではなく、乳児や子どものCPR(人工呼吸など)を学ぶ講習もあります。

3)講習内容はどんなもの?

ファーストエイドの講習内容は、以下のようなものとなっています。

ファーストエイド
コース
●応急手当の基本方法:助けを求める・救急車を呼ぶなどの初動
●内科の救急:脳卒中、呼吸困難、窒息、心臓発作、失神など
●ケガの救急:指切断や出血、骨折、やけどなど
●自然環境下の救急:蜂刺され、マムシ・ハブ咬傷、低温による緊急事態など
CPR AEDコース
(オプション)
●心肺停止時の蘇生方法(成人、小児、乳児)
●窒息解除方法
●AEDの使用方法

いざというときに、どのような応急処置を行い救急通報をするのか、また自分自身の身を守る方法など、さまざまな状況を想定した訓練を行います。
またCPRではマスクを使用しての人工呼吸法など、第一発見者となった際にも活用できる内容となっています。

どのような業種で必要とされる資格なのか?一般の方でも受講OK!

BLSやACLSは、病院内での処置などが加わるため医療従事者にとっては必要なコースといえますが、やはり内容は高度なもので一般向けではありません。
一方ファーストエイドは、外出先や家庭内で起こった病気やケガなどに対応できる応急処置を学ぶコースとなっています。
そのため、一般の方でもファーストエイドの講習を受けておいて損はありません。

1)ファーストエイドは一般向けのコース!対象者はさまざま

ファーストエイドは医師・看護師・救急救命士などの医療従事者はもちろんのこと、次のような方におすすめできます。

  • ●スポーツインストラクター
  • ●学校の教員
  • ●介護職員
  • ●アミューズメントパークに勤務する人
  • ●保育士・幼稚園の先生
  • ●プールの監視員

上記のような方では、いざというときに備えて受講しておきたいところですが、応急処置に興味があるという方のためにも広く開かれたコースです。
アメリカではヘルスケアに関わる職員には義務付けられており、筆者もアメリカで介護職として勤務していた際には受講をするように指導されました。

2)アメリカにはベビーシッターやライフガードに特化したコースも

アメリカでは、赤十字社やアメリカ心臓協会が主催するコースのなかに、ライフガードやプールの監視員、また11~15歳を対象にしたベビーシッターや、チャイルドケアに特化したコースも存在します。
水に関わる者にはやはり相応の知識が必要であるという認識からでしょう。
またベビーシッターのコースは、11歳までは子どもを親の監視下におくことが義務化されているアメリカならではといえます。

もともとアメリカは健康に関する自己管理の意識が高い傾向にありますが、日本にお住まいの方も応急処置に関する知識を身につけておくと安心です。

ファーストエイドの認定資格はどのようにして取得できる?

仕事や家族の都合でファーストエイドに興味を持っている方にとって、どうすれば認定資格を得られるかということは気になるところでしょう。
また、アメリカ心臓協会や赤十字社などの教科書は英語で書かれており、私たち日本人にとっては少しハードルが高いのも事実です。

1)アメリカではオープンコースとしてビジネスにもなっている!開催場所も豊富!

アメリカでは救命処置や応急処置が浸透している、もしくは職業によっては必須となっていることもあり、各地でファーストエイドのコースが開かれています。
また、資格を有したインストラクターがビジネスとして講習会を開催したり、ときにはまとまった人数の依頼があれば、出張講習会を行うこともあります。
時短を希望する人には、オンラインで受講して実技と試験だけを会場で行うという方法も選択できるので、仕事で忙しいなかでも受講が可能です。
さまざまなオプションを学びたくても、仕事や育児などでなかなか時間がとれない、という方が気軽に受けられるものとなっています。

2)日本での取得方法は?受講時間は?

日本でもさまざまな団体(看護協会や病院)がファーストエイドのコースを開催しており、英語を日本語訳した教科書を使用して講習を受けることが可能です。
インターネットなどで検索してみると、お近くで受講できるコースが見つけられるでしょう。
日本ACLS協会によりますと、受講するコースによって所要時間が異なり、ファーストエイドのみなら約5時間、小児や乳児、成人CPR AEDをオプションとしてつけると約8時間の講習を受ける必要があります。

まとめ

病院外での応急処置を中心としたファーストエイドは、職場や学校、公共施設などでの対応を想定したもので、それらに関わる人たちには適した内容となっています。
また救急時の対応は、いかに適切な処置が行えたかによって、その後の回復具合や、ときには命にも深く関わることもあります。
こうした知識を得ておくことで、いざというとき自分の周囲にいる人たちに良い結果をもたらすことがあるかもしれません。
ファーストエイドは常に持ち歩くことができる「頭の救急箱」です。
応急処置の知識を得たいと考えている方、少しでも興味のある方は、ぜひファーストエイドの受講を検討してみてください。

参考:
CPR & First Aid American Heart Association(2018年3月15日引用)
First Aid American Red Cross(2018年3月15日引用)
Baby Sitting &Child Care American Red Cross(2018年3月15日引用)
コースの概要 日本ACLS協会(2018年3月15日引用)
ハートセイバー・ファーストエイドコース アメリカ心臓協会 日本医療教授システム国際トレーニングセンター(2018年3月15日引用)

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