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早期発見がカギ!認知症の初期症状を調べるために役立つ17のチェックポイント

高齢の両親や祖父母のもの忘れがひどくなった…。
そんなとき、「認知症の初期症状なのではないか」という考えが頭をよぎるものです。
認知症の早期発見のために、身近な存在である家族が認知症初期のサインを知る17のチェックポイントをお伝えします。

もしかして認知症の初期症状?17のチェックポイントで確認しよう

アルツハイマー病に代表される認知症は軽度・中等度・重度に分類されますが、その前段階である前駆期も重要とされています。
初期に多く見受けられる兆候を挙げていくので、認知症の有無を判断する際の目安にしてみてください。

もの忘れ 1.少し前のことを忘れる
2.できごと自体を忘れてしまう
3.何度も同じことを話すようになった
4.同じものをたくさん買ってしまう
5.特定の単語がでてこないことが増えた

判断力・理解力の変化 6.会話がかみ合わなくなった
7.説明や質問を理解していないことが増えた
8.新しいことが覚えられない
9.お金の管理・計算などができなくなった
10.日にちや時間がわからなくなることが多い
11.慣れた道で迷ってしまうことが増えた
12.車の運転でミスが増えた

人柄・行動面の変化 13.なにごとも面倒くさがるようになった
14.怒りやすい性格になった
15.身だしなみを気にしなくなった
16.部屋が散らかることが増えた
17.なにかをするときの段取りが悪くなった

一つでも当てはまれば、すぐに認知症と判断できるわけではありませんが、該当する項目や頻度が多くなると、認知症の初期症状が出ている可能性を疑うことができます。
認知症かどうかを見極めるためには、サインの有無だけでなく頻度や質に着目することがポイントです。
たとえば、人と会話した内容の一部を忘れるのは自然なことですが、「会話をした」ということ自体がまったく記憶にないのであれば注意が必要です。
また、認知症というと「もの忘れ」が主体と思われがちですが、このほかにも怒りなどの感情を抑える力の低下や意欲の減退、計画を立てて遂行する力の低下などのサインが出現してくることもしばしばです。
応答や行動など、何気ないところにもサインが隠されていることは多いのです。

家族に認知症の疑いがあるとわかったときの心がまえ・対応

家族に認知症の初期症状があると思われる場合、「早く何とかしなければ」という気持ちから、間違いの指摘や受診を促す言動におよびがちですが、言葉がけには十分に配慮する必要があります。

  • 「ついさっきのできごとなのに、もう忘れたの?」
  • 「その話、何回も聞いたよ」
  • 「病院に行って認知症の検査をしよう」

認知症が疑われる家族に対して、いきなりこのような言葉を突きつけるのは禁物です。
また、初期段階では本人も「なんとなく以前と違う」という感覚を持っていることが多いため、自尊心を守る意味でももの忘れや間違いを指摘することは絶対に避けましょう
目のまえの間違いを正すのではなく、どうすれば自立した生活を維持し、自尊心を保ち続けられるのかを、建設的に考えていくことがポイントです。
具体的には、初期症状が見られたら次のような対応で不安や混乱が生じないよう周囲がサポートするようにしましょう。

  • ●嫌な顔やイライラは見せず、にこやかに対応する
  • ●感情的な言動は、一度同調して受け入れる
  • ●複数の内容を一度に伝えることや、遠回しな表現を避ける
  • ●同じ話をくり返すときも誠実に受け答えし、自然に話題を変えてみる
  • ●メモやカレンダー、日記の活用をさりげなく促す
  • ●できるだけ規則的なパターンで生活する(例:朝食は7:00など固定する)
  • ●よく使う生活用品の置き場所を決める

また、以前と明らかに違う様子がある場合は「もの忘れ外来」などを訪れて、専門の医師に相談することが望ましいです。
認知症は初期ほど診断が難しいことから、認知症の程度やタイプを正しく把握したり、他の疾患と区別したりするためには、やはり専門家に診てもらうと安心です。
しかし、家族を病院へ誘導する際には家族間の信頼関係が破綻しないよう、特に慎重な対応が求められます。
病院への上手な誘導方法については、こちらの記事(認知症の受診拒否にどう対応する?家族を上手に病院へ連れていくためのコツ)を参考にしてみてください。

早期発見のメリットは?認知症や認知症予備軍の進行を食い止める!

認知症の前段階は「軽度認知機能障害(MCI:mild cognitive impairment)」といい、いわゆる認知症予備軍として位置づけられています。
MCIを放置して認知症に移行する人の割合は多いため、この段階から進行を予防していくことが望ましいです。
また、すでに認知症の初期に移行している場合でも、早期発見・早期治療によって薬で症状の進行を遅らせることができるのです
認知症を根本的に治す薬はまだ開発されていませんが、早期から介入することによって、自立して生活できる時間が長くなる可能性が高まります。
認知症の早期発見にメリットがあることは間違いありませんが、だからといって慌てて騒いだりせず、落ち着いて状況を受け入れるようにしましょう。
気持ちが急くばかりに家族の信頼関係が損なわれては本末転倒なので、わからないこと、できないことが増えてくる不安に配慮した対応を心がけることが重要です。

家族が感じる「何かおかしい」と、思いやりの気持ちを大切に

認知症の早期発見には、家族が感じる「何かおかしい」という違和感が役立つことは多いため、初期症状のサインに気づいたら、まずは普段の対応を見直してみてください。
早期から治療を開始したり、生活環境の工夫などを行うことよって、症状の進行を抑えられる可能性は十分にあります。
親や祖父母が同じ話をくり返すようになり、失敗することが増えたとしても、そんなときこそ思いやりの気持ちを忘れずに支えていきましょう

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