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    公開日: 2018年11月20日

高齢者の免許返納におけるメリット・デメリットは?意外な割引や特典を徹底ガイド

高齢者が起こす運転事故については、ニュースでもたびたび報じられています。
年齢とともに運転に自信がなくなり、「免許返納したほうが安心なのだろうか?」と感じる方も増えています。
この記事では、高齢になった家族が心配だという方のために、免許返納のメリット・デメリットについてお伝えします。

免許返納のメリット・デメリット

安全が第一!高齢者が運転免許を返納する理由とは?

高齢者が運転免許を返納する理由

2017年3月に施行された改正道路交通法において、75歳以上のドライバーは認知機能検査・高齢者講習を受けなければ免許の更新ができない仕組みになりました。
ただ、運転免許を自主返納するにあたっては、やはり生活が不便になることがネックになります。
それでも運転免許を返納する高齢者は増えており、警察庁の委託事業で行われたアンケート調査(2015年度)によると、免許を返納した人は次のような場面で返納を決断しています。

  • 「家族等に勧められたとき」…33.0%
  • 「運転する必要がなくなったように感じたとき」…29.4 %
  • 「運転に自信がなくなったように感じたとき」…19.2%

特に多い理由としてはこのようなものが挙げられます。
家族が心配して免許返納を勧め、それに応じるというケースが最も多い結果となっています。
近年は高齢者がアクセルとブレーキを踏み間違えて歩道に突っ込んでしまうなど、重大な事故が頻繁に報道されています。
高齢になった家族の運転が危ないと感じたら、安全を第一に考え、免許返納を勧めるという選択肢もあるのです。

高齢者の運転免許返納に関するデメリット

高齢者が免許返納するのは「不便になる」「もったいない」とお考えの方も少なくありません。
確かにデメリットはありますが、工夫次第でどうにか対処できることもあります。

1.十分な移動手段がなくなる

高齢者の運転免許返納に関するデメリット1

バスや電車などの利用が難しい地域にお住まいの場合は、車を運転できなくなるとどうしても生活が不便になってしまいます。
その場合は混雑する道路や時間帯を避けたり、ペダルの踏み間違いを防ぐ急発進防止装置を使用したりして、工夫していくことをおすすめします。
一方、少し歩けばバス停や電車の駅があるときは、車のない生活にも意外とすぐに慣れるものですし、自然と運動量が増えるという恩恵もあります。

2.社会参加の機会が減る

高齢者の運転免許返納に関するデメリット2

車を運転して外出し、趣味や余暇活動を楽しむ高齢者もいます。
免許返納によって社会参加の機会が減ってしまうことはデメリットといえます。
スポーツや趣味、ボランティアなどの社会参加の割合が高い高齢者では、認知症や転倒のリスクが下がることもわかっています。
免許返納後に高齢者が家にこもってしまうことがないよう、家族や地域で支えていく必要があります。

3.買い物が面倒になる

高齢者の運転免許返納に関するデメリット3

免許返納によって、食料品や日用品など、重いもの・大きなものを買うときに不便に感じられることがデメリットです。
ただ、近くに子供や孫がいれば一緒に買い物にいったり、重いものだけ届けたり、工夫をすることで対処できるケースもあります。
地域のスーパーが食料品の配達サービスをしている場合もありますし、自治体によっては1食500円で弁当を配達するサービスもあります。
子供や孫が代わりに注文だけするなど、遠方に住んでいてもなんらかの形でサポートすることは可能です。

4.身分証の一つがなくなる

高齢者になっても、通帳や健康保険証の再発行などの場面で、写真付きの身分証明書が必要になることがあります。
運転免許証は身分証としての効力が強いですが、それがなくなると少し不便に感じられます。
しかし、運転免許証の自主返納から5年以内であれば、免許証によく似た「運転経歴証明書」を発行できます
申請期間は制限されていますが、有効期限は「永年」なので、本人確認できる証明書として持っておくことをおすすめします。

高齢者の運転免許返納におけるデメリットはいろいろとありますが、対処の仕方を工夫すれば意外と生活に困らないという方もいます。
免許返納をすると最初は非常に不便に感じられますが、車を使わない生活だと自然に運動量が増えるなど、いいこともあるのです。

高齢者の運転免許返納に関するメリット

高齢者の運転免許返納に関するメリット

高齢者が自主的に免許返納をすると、「生活が不便になる」という考えが真っ先に浮かぶものですが、実はさまざまなメリットもあります。
割引や特典のサービスが受けられることもあるので、しっかりチェックしておきましょう。

1.車の運転で起こす事故がなくなる

高齢者の免許返納によるメリットとして、最も大きいといえるのが事故を起こす危険がなくなるということです。
高齢になると注意力や判断力が低下してしまいますし、運転中にボーッとしてしまう、誤操作が増えるなど、危険な要素が増えていきます。
少なくとも自分の運転が原因となる事故がなくなるという点では大きな安心につながります。

2.車の維持費がかからない

マイカーを持つと、自動車税、ガソリン代、メンテナンスの費用、駐車場代など、なにかとお金がかかります。
免許返納で車を手放すと、人によっては維持費だけで年間で10万円以上節約できる場合もあります。
公共交通機関やタクシーを使ったほうが安く済むケースも多いのです。
経済的なメリットがあるとわかれば、「免許返納しようかな?」と考える高齢者もいるでしょう。
マイカーを持つ場合と費用がどのくらい違うのか、具体的なコストが気になる方はこちらの記事(高齢者が運転免許を返納してタクシーを使うとお得?実際の費用やメリットを解説)もご覧ください。

3.各種特典・割引が受けられる

免許返納によって、各種サービスを利用するときの料金が割引されるメリットがあります。
ここでは、東京都内で免許返納者が使える割引・特典の例をいくつかご紹介します。

巣鴨信用金庫 運転経歴証明書の所有者専用定期預金「サポート」で金利優遇。
店頭金利+0.05%。一人500万円まで、自動継続1年(継続後は店頭表示金利に)
三越伊勢丹(都内8店舗) 自宅への配送無料(一部除外あり)
セブン・イレブン 宅配サービスによる商品配達時、プレミアムポテトサラダ1個をプレゼント
(1回限り、都内限定)
メガネスーパー メガネ、コンタクトレンズ、補聴器が15%割引。

これ以外にも、温泉、スーパー、美容室、ホテルのレストランなど、加盟店はいくつもあるので、上手に使うとメリットが感じられます。
各自治体によって内容は異なり、最寄りのバス停からバスターミナルまでの12往復相当分バス券(北海道・岩見沢市)、1回800円までの福祉タクシー券24シート(千葉県・いすみ市)など、さまざまなサービスがあります。
年金生活の高齢者にとって、少しでも出費が減るのはうれしいことです。
なお、これらの特典を受けるためには先述した「運転経歴証明書」の提示が必要となるので、免許返納後は早めに取得しておくようにしましょう。

運転免許証の返納で安心と特典を手に入れる

交通網が発達した地域にお住まいの方や、最寄りのバス停や駅まで徒歩で行ける方では、免許返納におけるハードルがそれほど高くならないことも多いです。
生活が不便になるという側面はありますが、車の運転をやめることで安心が得られます
そして、自治体ごとに割引や特典を提供してくれるので、こちらもぜひ活用してみてください。

参考:
警察庁:運転免許証の自主返納に関するアンケート調査結果.(2018年11月15日引用)
警視庁:高齢者運転免許自主返納サポート協議会加盟企業・団体の特典一覧.(2018年11月15日引用)

  • yukie

    公開日: 2018年11月20日

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