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    公開日: 2018年11月29日

高齢者が老後資金を借りられるリバースモーゲージとは?メリット・リスクを解説

高齢者がお金を借りる手段は非常に少ないですが、「リバースモーゲージ」という仕組みを使えば、老後資金の融資を受けることができます。
しかし、メリットだけではなくリスクもあるので、慎重に検討する必要があります。
今回はリバースモーゲージに興味のある高齢者の方に役立つ情報をお伝えしていきます。

高齢者が老後資金を借りられるリバースモーゲージとは?メリット・リスクを解説

高齢者が老後資金を借りられるリバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、「持ち家」という資産を生かして金融機関からお金を借りる仕組みです。
主に高齢者が利用している金融商品ですが、ここでは融資の受け方を始め、条件や利用目的について詳しくお伝えしていきます。

●リバースモーゲージとは?

リバースモーゲージとは?

リバースモーゲージでは、持ち家を担保に入れて、生活に必要なお金を借りることができます。
借り入れ期間中に月々の返済をする必要はなく、金利の支払いのみ行うことが多いです。
契約者がお亡くなりになったとき、銀行が家を売却して一括返済する仕組みを採用しています。
借りることができるお金の額は、土地を含む持ち家の資産的な価値がどれくらいあるかによって変わり、目安として不動産評価額の50〜80%まで融資を受けることができます。

●リバースモーゲージの利用条件

リバースモーゲージを利用するための条件は、金融機関によって異なります。
例として、東京スター銀行の場合、条件は次のように設定されています。

  • 契約者が55歳以上
  • ●配偶者がいる場合は、配偶者の年齢が50歳以上。
  • ●自宅(マンションも含む)を有している。
  • ●500万円〜1億円までの範囲で融資。

このほかにも、持ち家があるエリア、築年数や専有面積などに規定があるケースも存在します。
ひと言で持ち家といっても、さまざまな価値の不動産が混在しているためです。
また、金融機関よっては対象年齢が50歳以上、60歳以上という場合もあります。

●リバースモーゲージの利用目的

高齢者が家を担保にお金を借りる目的はケースバイケースです。
次に、よくある使い道の例を挙げていきます。

  • ●老後の生活費
  • ●有料老人ホーム・サービス付高齢者向け住宅への入居費用
  • ●自宅のリフォーム、バリアフリー化
  • ●住宅ローンの返済(借り換え)

このように、年金にプラスできるお金にもなりますし、有料老人ホームなどの一時金にもなります。
自宅をバリアフリー化するときにおりる補助金には上限があるため、そんな場面でもリバースモーゲージが選ばれます。
人によっては老後の趣味やレジャーの費用にしたり、子どもの結婚費用にしたりすることもありと、使い道は幅広いです。
金融機関によっては認められる用途が限定されている場合もあるため、実際にリバースモーゲージを使う前には確認が必要です。

リバースモーゲージを使うメリットとリスク

「自宅を担保に老後資金を借りられる」と聞くと、ありがたい制度のように思えます。
金融機関はリバースモーゲージの金利から利益を得ることができますし、銀行のホームページなどでは明るい雰囲気でPRされています。
しかし、「銀行からお金を借りる」という事実は変わりませんし、メリットとリスクの両方に目を向けて正しい判断をする必要があります

●メリット

メリット

老後資金の調達のために選択されるリバースモーゲージ。
大きなメリットとしては次の2点が挙げられます。

1.愛着のある家に住み続けられる

リバースモーゲージの最大のメリットは、住み慣れた家で暮らし続けながら、老後の暮らしを充実したものにできることです。
マイホームを売って老後資金に充てる方もいますが、自宅に住み続けられることは大きなメリットです。

2.生きているうちにお金を使える

老人ホームの入居費など、必要に迫られてリバースモーゲージを利用する方もいますが、生活費が増えると毎日の暮らしが豊かになります。
人によっては、年金でギリギリの生活だったところが、自由に使えるお金が増えて楽しみが広がることもあるでしょう。
「生きているうちに必要なことにお金を使いたい」という考えをお持ちの高齢者が、それをかなえることができるのです。

●リスク

リスク

メリットよりもきちんと理解しておきたいのはリスクの存在です。
次にご紹介する4つのリスクも踏まえて、本当にリバースモーゲージを利用すべきかどうか検討しましょう。

1.子孫に家を残せない

リバースモーゲージを利用すると、子供や孫に財産として家を残すことはできません。
契約者の死亡後に一定期間が過ぎると、銀行が家を売却して貸したお金を回収するので、この点は前提として理解しておきましょう。

2.金利や不動産価値の変動・担保割れ

20年など長期的な契約となることが多いため、不動産価格や金利に大きな変動が生じるリスクがあります。
金利が上昇すると借入残高が増えてしまいますし、定期的に実施する不動産評価では価値が下落する可能性も出てきます。
こうした変動の結果、不動産の価値が借入金額を下回る「担保割れ」を引き起こすリスクもあるのです。

3.二重利息の負担

リバースモーゲージでは借り入れ期間中に返済する必要がありませんが、毎月生じる利息は元金にプラスされていきます。
発生する利息に、さらに利息が加わった状態になる二重利息になってしまうことは欠点です。
長期間にわたって借りるお金だからこそ、借入元金が増えてると金利の負担が大きくなってしまいます。

4.長生きリスク

想定よりも長生きした場合には、老後破産に陥る危険性があります。
たとえば、70歳のときに90歳まで生きることを想定し、融資額や融資期間を決定したと仮定します。
90歳のときに融資がなくなり、さらに自宅を売却して一括返済しなければならなくなったとしたら、生活はどうなるでしょうか?
自宅がなくなれば新たな家賃も発生しますし、もし105歳まで生きたとしたら、その後15年間の生活のことも考えなければなりません。

リバースモーゲージの利用を検討する上で、必ず理解しておいていただきたいのは、メリットよりもリスクのほうです。
特に金利や不動産価値の変動、長生きリスクについてはよく考えておく必要があります。
日本人は世界的にも長寿なので、計画的にお金を使っていく必要があるのです。

リバースモーゲージを利用するときの心構えは?

リバースモーゲージを利用するときの心構え

リバースモーゲージには危うさがありますが、高齢者が年金や貯蓄だけではまかなえない事態に直面したときには、非常に助かる仕組みでもあります。
そして、子供や孫に財産を残すよりも、自分や配偶者のためにお金を使いたい方にとっては便利な金融商品といえます。
ただ、先述したようにメリットだけではなくリスクもあるため、利用するかどうか、契約期間はどう設定するか、じっくり検討する必要があります。
日本で多くの学生が利用する奨学金は「貸与」という形をとりますが、簡単にお金を借りてしまい、最終的に返済できずに自己破産に陥るケースが増えています。
リバースモーゲージでは持ち家という資産を担保にするのでやり方は異なりますが、やはりお金を借りるときには「本当に必要なのか」をよく考えることが大切になります。
また、金利や不動産価値に変動が生じても返済できるだけのゆとりを持たせ、限度額まで借りないようにしておくと安心です。

老後資金の確保に使える選択肢の一つ!

リバースモーゲージは、「持ち家はあるけれど、十分な老後資金がない」という高齢者にとっては有益な選択肢となります。
ただし、使い方には注意が必要ですし、長い目でみたときのリスクもあります。
銀行側の宣伝だけを真に受けるのではなく、いざというときに困る心配はないのか、じっくり考えていくようにしましょう。

参考:
東京スター銀行 リバースモーゲージ「充実人生」.(2018年11月22日引用)

  • yukie

    公開日: 2018年11月29日

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