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有料老人ホームの費用が払えない… 年金でまかなえないときの対処法4つ

有料老人ホームに入るための費用が払えないときは、どう対応すれば良いのでしょうか?
子供が親の入居費用を負担するまえに、どんなことができるのかお伝えしていきます。
年金だけで有料老人ホームの費用がまかなえるか不安な方は参考にしてみてください。

有料ホームに入るための費用がまかなえるか不安な

有料老人ホームの入居にかかる費用はどのくらい?

有料老人ホームに入居するには、具体的にどれくらいの費用が相場となるのでしょうか。
老人ホームのタイプ別にみていきましょう。

●介護付き有料老人ホーム

介護保険では「特定施設入居者生活介護」という分類に該当し、さまざまな介助を受けることができます。
民間の会社が運営していますが、自治体の認可を受けているため、設置人員や施設設備などの基準を満たしています。
民間の施設であるため、かかる費用にもばらつきがあり、立地・設備・サービス内容などによって違いが出てきます。
入居時の費用がかからない場合もあれば、数百万円、数千万円が必要になることもあり、月額料金は目安として15〜35万円となります。
入居時の初期費用が0円でも、月額料金が割高になるケースもあるため、よく比較検討することが大切です。
スタッフが常駐していて24時間介護が受けられることは共通していますが、温泉やジムなどがついているなど、設備が充実しているほど費用も高額になりやすいです。

介護付き有料老人ホーム

介護付き
有料老人ホーム
入居費用 0~数千万
月額利用料 15~35万

●住宅型有料老人ホーム

要介護の方が入居できることもありますが、一般的には自立した方を対象にしている場合が多いです。
こちらも民間企業が運営しており、生活上の支援や緊急時対応を行ってくれますが、介護が必要な方は外部のサービスを使っていくことが多いです。
住宅型有料老人ホームの場合も入居時の費用がかからない場合もあれば、数千万円かかる場合までさまざまです。
月額で支払う利用料がありますが、目安としては12〜32万円ほどであり、介護付き有料老人ホームよりは若干割安になる傾向にあります。
ただ、立地や設備、初期費用との兼ね合いもあるため、トータルで比較検討してみましょう。

住宅型有料老人ホーム

住宅型
有料老人ホーム
入居費用 0~数千万
月額利用料 12~32万

子供が親の施設費用を支払うのはあり?なし?

親の年金や貯蓄だけで老人ホームの費用を支払えないとなれば、子供が負担するというケースもあります。
子供に経済的な余裕がなければ支援することはできませんが、経済状況によっては親の施設費用を負担できるでしょう。
その際には、次のような視点を持っておくことが大切です。

  • ●自分の老後費用を払えなくなる可能性はないか。
  • ●自分が高齢者になる頃には、年金が減額されるかもしれない。
  • ●有料老人ホームに入居するほかに選択肢はないか。

その時点で経済的にゆとりがあったとしても、子供が高齢者になったときにも同じように費用が必要になる可能性もあります。
さらに、日本は高齢社会になっており、支払われる年金額が減るのではないかと懸念する声もあります。
親が高齢になり、できないことが増えてくると「施設に入らなければならないのだろうな」と考える子供も少なくありませんが、その際には必要性もよく検討してみてください。

有料老人ホームの費用が払えないときの対処法4つ

有料老人ホームの入居費用が払えないと感じるときには、次のように対処することを検討してみましょう。
費用が支払えずに八方ふさがりになったときのご参考にしてください。

1.家族で協力しながら在宅介護をする

有料老人ホームに入居するお金がないときは、まず家族で分担することで介護ができないか検討してみましょう。
介護は肉体的にも精神的にも負担になりやすく、特に一人で抱え込んでしまうとそれだけで疲れ果ててしまう方もいます。
身内の力を借りられる場合、複数の人で分担すれば負担が分散されます。
また、ヘルパーさんに支援してもらうだけでなく、訪問看護、訪問リハビリなどさまざまなサービスがあるので、うまく組み合わせて対応するという方法もあります。

家族で協力しながら在宅介護をする

2.不便な立地の老人ホームを探す

老人ホームへの入居を考えるとき、まずはご本人やご家族が住んでいる地域の周辺で検討するでしょう。
一般的な不動産と同じで、駅から近いなど便利な立地にある老人ホームは費用が割高になる傾向にあります。
あえて少し不便なエリアの老人ホームを調べてみると、費用が抑えられる可能性があります。
ご家族が顔を出すのが大変になったとしても、費用の安さを重視して地方の施設に入居することも方法です。
思い切った決断が必要になることもありますが、施設料金が払えないと感じるときは、どこが一番安いか比較してみてください。

不便な立地の老人ホームを探す

3.リバースモーゲージを利用する

高齢者で持ち家がある場合には、持ち家を担保にしてお金を借りるリバースモーゲージという仕組みを利用することが可能です。
お金を借りている期間には毎月の返済を行う必要がなく、借りたお金は介護施設や有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などに入居するための費用に当てることもできます。
老後の生活費、住宅のバリアフリー化、趣味や旅行など、目的によって使い道はさまざまですが、施設の利用料が払えないときには選択肢の一つになります。
ただし、リバースモーゲージにはデメリットもあるため、こちらの記事(高齢者が老後資金を借りられるリバースモーゲージとは?メリット・リスクを解説)で仕組みを理解してから検討してみてください。

リバースモーゲージを利用する

4.生活保護を申請する

親も子供も施設費用が払えず、在宅で介護することも難しく、どうしても生活が困難になった場合に検討したいのが生活保護です。
若い頃に年金保険料を納めていない方などでは、ごくわずかの年金しかもらえない場合もあり、生活保護を受けるという方もいます。
生活保護を受けるには3親等以内の親族に経済的に支援できないか連絡がいくなど、周囲を巻き込んでしまう部分はあります。
そして、自動車やクレジットカードを所有できないなど、何かと制限が生じます。
本当に困ったときのための制度ではありますが、状況によっては選択肢に含めてみても良いでしょう。

有料老人ホームの費用はさまざま!状況にあった選択を

有料老人ホームの利用にかかる費用は幅が広いです。
費用面で困ったときには、在宅介護にするのか、地方で安い施設を探すのか、自宅を担保に入れるのか、いろいろな対処法があります。
もし費用が払えないという状況になったときは、状況に合った対処法を選択してみてください。

  • 執筆者

    高木雪絵

  • 作業療法士の資格取得後、介護老人保健施設で脳卒中や認知症の方のリハビリに従事。その後、病院にて外来リハビリを経験し、特に発達障害の子どもの療育に携わる。
    勉強会や学会等に足を運び、新しい知見を吸収しながら臨床業務に当たっていた。現在はフリーライターに転身し、医療や介護に関わる記事の執筆や取材等を中心に活動しています。
    保有資格:作業療法士、作業療法学修士

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