在宅介護やリハビリなど健康をとり戻す生活に役立つ情報を。

  • Facebook

健康応援 OGスマイル

在宅で障害がある人をヘルプする介助犬の役割!貸与までの流れ

盲導犬は認知度が高く社会で受け入れられていますが、介助犬はまだ認知度が低く、宿泊や飲食をすることを断られる場合があります。
しかし、身体障害者補助犬法が施行されてからは、介助犬も盲導犬と同様に補助犬として認められるようになりました。

介助犬も盲導犬と同様に補助犬として認められるようになりました

介助犬の役割とは?

介助犬の役割とは?

介助犬は、盲導犬・聴導犬と同様、補助犬です。
身体障害者補助犬法の「不特定多数の者が利用する施設の管理者等はその管理する施設等を身体障害者が利用する場合、身体障害者補助犬の同伴を拒んではならない」などを明記した法律が2003年10月から施行されました。
介助犬の役割は、身体に障害がある人の助けになることです。
たとえば、体に障害があり落したものを拾えない、新聞を取りに行けない、ドアが開けられない、車椅子で坂が登れない、冷蔵庫が開けられず中のものが取れない、バスで切符が取れないなどのできないことを介助犬が手足となってヘルプします。
外ではバイアフリー化が進んでいても体に障害があると困難なことが多いのです。
できないことを可能にしてくれるだけでなく、精神的な支えや慰めにもなる介助犬の存在は障害がある方にとって欠かせないものになるでしょう。
介助犬が行っていることは主に次のようなことで、物の名前は日本語ですが、指示することは分かりやすい英語で訓練されています。

  1. 1)落ちたものを拾って渡す
  2. 2)指示されたものを取りに行き渡す
  3. 3)ドア、窓の開閉
  4. 4)坂などで車椅子を引っ張る
  5. 5)衣類や靴などの着脱をヘルプする
  6. 6)荷物を運ぶ
  7. 7)緊急の事態が起きたときは人を呼ぶことや緊急ボタンを押す
  8. 8)立ち上がりや体位を変えるときの助け
  9. 9)スイッチの操作
  10. 10)階段の昇降の介助

介助犬は、電車やバスなどの公共交通機関、多数の人が利用するスーパーやデパートなどの商業施設や民間の施設、病院やホテル、旅館、レストランや喫茶店などの飲食店に連れていくことができます。
さらに、公共の施設や国や公共団体の事務所、従業員が50人以上の民間企業などでも一緒に入ることができます。

介助犬を貸与してもらえる人とは?

介助犬を貸与してもらえる人とは?

介助犬を貸与してもらうには使用者が一定の条件を満たさなくてはなりません。

1)介助犬の表示義務

介助犬の使用者は、介助犬であるという表示をするという義務があります。
外出するときは、介助犬と書いた表示物を付けなくてはなりません。
使用者は、身体障害者補助犬認定証と身体障害者補助犬健康管理手帳を持ち歩き、提示を請求されれば見せなくてはなりません。

2)介助犬の健康管理ができる人

また、犬の行動を責任をもって管理し、できる限り世話をすることや狂犬病の予防接種や検診などで健康管理を行い、シャンプーやブラッシングをして体を清潔に保ちます。
いつも一緒に行動することで、お互いがなくてはならないパートナーになるのです。

3)身体障害者手帳を所持していること

要介護の人でも障害者認定を受けられる人なら、認定を受けることで貸与の申請ができます。
自治体によっては、身体障害者手帳2級以上の肢体不自由の方などと限定されているところもあるので、詳しくはお住まいの自治体の社会福祉課にお尋ねください。

4)18歳以上の人

基本的には18歳以上の障害がある人が、社会に積極的に参加できることや自立することを目的に、貸与がなされています。
自治体によっては65歳までと限定されているところもあります。
介助犬は介護保険の対象ではなく、介護を目的とする犬ではありませんが、在宅で障害がある高齢者が介助犬からの援助を受けているケースもあります。

5)合同訓練に参加できる人

合同訓練は、施設により違いますが、約40~50日間、使用者が介助犬へ適切な指示を与える訓練、食事の与え方や世話の仕方、室内と屋外で介助ができるための訓練、公共施設や道路・飲食店への同伴訓練などを行います。

6)介助犬を世話する費用は自己負担

介助犬は無償で貸与されますが、餌代や病院へかかった費用などは基本的に自己負担です。
自治体によっては、飼育費用の一部を助成しています。

介助犬を貸与してもらうまでの流れ

介助犬を貸与してもらうまでの流れ

介助犬を希望する場合は、介助犬に関する詳しい情報を集めることから始めましょう。

1)介助犬に関する情報を集める

自治体により介助犬を貸与する条件が異なるので、詳しいことを障害福祉課に尋ねましょう。
介助犬に関することはHPなどで検索したり図書館で本を探すなどで情報を得ることができます。

2)訓練センターの見学会や相談会などに参加する

直接訓練センターへメールや電話で申し込みができます。
2019年3月1日の厚生労働省の調査によると、全国で介助犬は65頭と非常に少ないです。
2018年3月1日現在で第2種社会福祉事業として届けている介助犬訓練センターは26団体ですが、認定介助犬を出している訓練センターは10件しかありません。

3)介助犬の申請をする

介助犬の申し込みを決めたら、お住まいの自治体へ介助犬の申請を行います。

4)訓練センターへ申し込む

訓練センターの申込書や調査票に記入し、担当職員が自宅を訪問して介助犬との相性を見極めます。
担当職員のサポートが続くので、安心して貸与してもらえます。

5)合同訓練に参加する

訓練センターを出ても、外や自宅で介助犬が訓練したことをきちっとできる、使用者として介助犬に正しく指示が出せるなどの訓練を行います。

7)認定審査に合格する

認定審査に合格すると、介助犬が使用者の自宅で生活を共にします。
訓練センターは、その後もフォローを行うので、何かあったらセンターへ連絡を入れてサポートを受けられます。

介助犬は障害がある人の自立と社会参加を促す

介助犬は、障害がある人がしてほしいことを指示した通りに行うので、一人でいる時間が長くても在宅での生活の不便さが減ります。
さらに、介助犬が同伴すると、一人ではしづらい外出も積極的にできるようになり、社会参加する機会も増えたと言う方が多いです。
障害がある方にとって、介助犬はその後の人生でなくてはならない大切なパートナーとなるでしょう。

参考:
2019年3月1日 厚生労働省 身体障害者補助犬実働頭数.(2019年7月27日引用)
日本補助犬情報センター.(2019年7月27日引用)
日本介助犬協会.(2019年7月27日引用)
日本介助犬福祉協会.(2019年7月27日引用)
四街道市HP 「身体障害者補助犬にはどんな種類があるのですか。」.(2019年7月27日引用)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)