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60代以降のシニアや高齢者がメルカリを使うメリット・コツを解説

メルカリなどのフリマアプリは、今や広く浸透し、60代以降のシニアや高齢者が使用している例も少なくありません。
家族の介護をしている高齢者でも、空いた時間を有効活用して、アプリを利用していくことができます。
高齢者にとっては、不用品の整理につながるだけでなく、ほかにも思わぬ恩恵があるようです
今回は、メルカリで物を売買するメリットを、あらためてひもといていきます。

60代以降のシニアや高齢者がメルカリを使うメリット・コツ

シニア・高齢者がメルカリを利用するメリット

シニアや高齢者がメルカリを使うときには、「不用品を整理できる」という以上のメリットを感じています。
どのような恩恵があるのか、順番にみていきましょう。

1.終活・生前整理

メルカリは、「終活」や「生前整理」というキーワードをつけて出品される商品が、2017年と2018年を比較して、約2.5倍になったと報告しています。
「終活」という言葉が浸透してから、身の回りの品を整理する人が増加していますが、その手段としてメルカリを活用しているケースが増えています。
実際に、メルカリで「終活」や「生前整理」などと検索してみると、「終活のため、片付けをしていたら見つけたものです」「生前整理のため出品します」など、さまざまなエピソードを目にします。
捨てるのはもったいないと感じても、売ることでお金になるのなら一石二鳥といえるでしょう。
家が物であふれている人も、少しずつ物が減っていけば、気持ちがすっきりするかもしれません。

2.年金生活の足しに

60代、70代と年齢を重ねていくと、現役世代だったころとくらべ、出費を抑えて生活する必要に迫られる方も出てきます。
近年はシニアや高齢者が積極的に雇用されていますが、現役のときと同じように収入が得られることは少ないでしょう。
過去に購入した品物で、現在は使っていないものをメルカリで売ることで、「年金生活の足し」になるという場合もあります。
不用品として家にたまっているもので、価値がつかないと思えるような品物でも、買い手がつく場合は少なくありません。

3.楽しみややりがい

メルカリによると、フリマアプリを通して、楽しみややりがいを感じている人の声が多いといいます。
メルカリでは、「値下げ交渉」に対応したり、「取引メッセージ」を交換したりするため、アプリ上とはいえども他者との交流が生まれます
そのような過程において、経済的な要素とは違う観点で、メリットを感じている方がいるのです。
シニア・高齢者になると、社会からの疎外感を覚えてしまうことがありますが、生きがいのひとつとして利用することもできるでしょう。

4.頭の体操に

シニア・高齢者になって、仕事や家事、育児などから解放されると、比較的自由に時間を使えるようになります。
しかし、受身的にテレビを見たり、ボーっとしたりして、無為に過ごしてしまう方もいます。
メルカリでは、メッセージがきていないか、商品が購入されていないか随時チェックしておく必要があるので、自分の「やること」ができます。
また、「◯日までに梱包して発送する」など、具体的な作業がともなう場合もあります。
さらに、シニアや高齢者がハンドメイド品を作って出品するケースもあり、ちょっとしたお仕事をしているような感覚で利用する人もいます。

5.物を安く買える

出品するだけでなく、購入して楽しむという方法もあります。
メルカリに出品されている商品には、「新品未使用」や「未使用に近い」といった状態のいいものも多数存在します。
服やバッグなどのファッション用品をはじめ、日用品や趣味のものまで、商品のラインナップは豊富です。
中には「介護用品」というカテゴリもあるため、家族に要介護者がいれば、必要な物を安く買える可能性もあります。
買おうと思っているものがメルカリで安く出品されているか確認する習慣を身につけると、年金や貯金を取り崩す割合を減らすことにつながるでしょう。

シニア・高齢者がメルカリで物を売るときのコツ

アプリやスマホの操作に慣れていないときは、一通りの手順を終えて出品するだけでも骨が折れるかもしれません。
しかし、ちょっとした工夫を加えるかどうかで、売れやすさに影響が出るものです。
身の回り品を整理するときは、ぜひ次のコツを実践してみてください。

1.市場価値を調査する

自分が出品したいと思っている商品が、どれくらいの価格帯で売買されているのか、あらかじめチェックしておきましょう。
相場を調べておくことで、安すぎず、高すぎない範囲で価格を決めることができます。
早く売りたいときは、相場よりも少し安めに設定するなど工夫してみてください。

2.検索されるキーワードを考える

メルカリでは、好きなキーワードを入れて商品を検索できます。
シニア・高齢者の方では、できるだけ説明文を短くしたほうが楽だと感じるかもしれませんが、「検索されやすいキーワード」を考えることがポイントです。
たとえば、生前整理のために壺を出品するとき、「生前整理のために出品します」とだけ書けば、なかなか検索してもらえません。
「壺」「花瓶」「骨董品」など、検索されそうな単語を交えながら説明文を作成すると、商品が多くの人の目にとまりやすくなります。

3.写真の撮り方にも工夫を

メルカリの商品で、魅力が伝わるかどうかは、写真の撮り方にかかっているといっても過言ではありません。
特に、1枚目の写真をみて「いいな」と思ってもらえたら、詳細をチェックしてもらうことにつながります。
撮影は日中に自然光が入る時間帯に行うなど、美しく写真を用意できるように意識しましょう。
そして、「傷があるのに記載がなかった」などトラブルになるのを防ぐため、商品の傷や汚れの写真も掲載し、文章でも補足しておくと安心です。

家族や子供に出品を手伝ってもらってチャレンジ

フリマアプリに出品することで、楽しみや頭の体操にもつながる利点がありますが、「どうしても機械が苦手。でも、不用品は整理したい」という方もいるでしょう。
そんなときは、家族、子供など身近な人に出品を手伝ってもらうことも方法です。
家族や子供に出品を手伝ってもらうときは、次のような方法を検討してみてください

  • ●アプリの使い方を教わる、手順をメモしておく
  • ●梱包方法や取引完了までの流れも聞いておく
  • ●スマホの画面が小さければ、パソコン版も検討する

このように、家族や子供に教えてもらいながら、自分で利用できそうな場合は、ぜひチャレンジしてみてください。
特に、スマホの利用に抵抗がある方でも、パソコン版であれば画面が見やすいと感じるでしょう。
自分で出品をせず、完全に家族にお任せする場合には、商品が手元にある状況でなければ出品できないルールになっています。
同居家族であれば差し支えありませんが、遠方に住む子供などに依頼する場合は、商品を渡して出品をたくす形にしましょう。

60代以降でもフリマアプリを活用してみよう

初めて使うものは、慣れるまで大変に感じられるかもしれません。
しかし、最初に使い方を覚える過程も、頭の体操だと思って乗り越えていきましょう
家が物であふれかえっている人、日用品や介護用品を安く買いたい人などは、ぜひ60代、70代からでもメルカリなどの利用に挑戦してみてください。

メルカリは多くのユーザーが利用しているため、トラブルにつながることもあります。
ガイドラインやルールをよく読み、何かあったときはメルカリ事務局に問い合わせて指示を仰ぎ、安全に使用していきましょう。

参考:
メルカリ、「60代以上のフリマアプリ利用実態」に関する意識調査を発表.
https://about.mercari.com/press/news/article/20190311_survey_over60s/(2019年7月31日引用)

  • 執筆者

    高木雪絵

  • 作業療法士の資格取得後、介護老人保健施設で脳卒中や認知症の方のリハビリに従事。その後、病院にて外来リハビリを経験し、特に発達障害の子どもの療育に携わる。
    勉強会や学会等に足を運び、新しい知見を吸収しながら臨床業務に当たっていた。現在はフリーライターに転身し、医療や介護に関わる記事の執筆や取材等を中心に活動しています。
    保有資格:作業療法士、作業療法学修士

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