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お正月は雑煮が食べたい!高齢者でも安全なお餅風の雑煮レシピ

昔から日本では、お正月に雑煮や焼き餅などを食べる習慣があります。
しかし、かむ力や飲み込む力が弱く、唾液の分泌が減っている高齢者にはお餅は死に至るリスクが高い食べ物です。
この記事では、お餅をのどに詰めたときの対処法や、高齢者が食べても安心なお餅風の雑煮などを紹介します。

高齢者にも食べやすいお雑煮を紹介

雑煮は高齢者にとってはのど詰めのリスクが高い

お餅は粘り気があり切れにくい性質を持っているため、よくかまないと大きいまま飲み込んでのどに詰める恐れがあります。

●東京消防庁の過去5年間の餅による窒息事故の救急搬送数

東京消防庁は2019年11月に年末年始に多い窒息事故に関して注意を促しました。
過去5年間の餅による窒息事故で救急搬送された人数は521人で、そのうち65歳以上は475人で9割です。

餅で救急搬送された人数 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
65歳以上 103 88 88 87 71
65歳未満 9 11 13 7 5
合計人数 112 99 101 94 76

窒息事故で救急搬送された65歳以上を年齢別で見ると80~89歳が212人です。

年齢(歳) 65~69 70~74 75~79 80~84 85~89 90~94 95~99 100~
人数(人) 27 49 80 110 102 60 8 1

搬送例では「飲酒しながら餅入りのうどんを食べてのどに詰めた」「自宅でくし団子を食べて、のどに詰めて意識を失った」などです。

●餅をのどに詰めたときの対処法

意識があるなら、何度か咳をさせ詰まった餅を吐き出させます。
意識があっても咳ができないなら、背部叩打法を行います。
もし、呼びかけても返事がなく意識がないなら、119番通報してすぐに救急要請をします。その間にできる限り心肺蘇生を行います。

●背部叩打法

背部叩打法

  1. 1)うつむいた状態または横に寝ている状態で、胸あるいは下あごを支えてあごを反らせる
  2. 2)もう一方の手のひらで、肩甲骨の間を4~5回ほど強く叩く
  3. 3)意識がある場合は餅が取れるまで繰り返す
  4. 4)反応がないなら、すぐに救急要請して心肺蘇生をする

高齢者でも安全な雑煮レシピ

かむ力や飲み込む力がある高齢者には、餅を小さく切って、食べる前にお茶や汁物でのどを通りやすくしてから雑煮を出します。
リスクはあっても雑煮を食べたいと思っている高齢者に、のどに詰める心配が少ないお餅風の雑煮レシピを紹介します。

●豆腐餅で作る関西風雑煮

豆腐餅で作る関西風雑煮

のどに詰めないようにするには、かんだらすぐに切れて伸びない素材の餅を使うことです。
見た目はお餅で雑煮の味がしますが、餅のように伸びることなくかんだらすぐに切れます。

4人分の材料

豆腐1丁、白玉粉(片栗粉)60g、人参4cm、大根4cm、サトイモ4個、みつば 適宜、かつお節 少量、白だし80ml、水720ml、白みそ 大さじ3

  1. 1)豆腐と白玉粉を混ぜて、耳たぶくらいの硬さになったら小さめの楕円形に丸めて豆腐餅を作る
  2. 2)にんじんと大根は、5mmの厚さに型で抜いてゆでる
  3. 3)里いもは5mmの厚さにカットする
  4. 4)豆腐餅はゆでて、冷水にさらす
  5. 5)お椀に大根、にんじん、里いも、豆腐餅をきれいに並べて盛り付ける
  6. 6)鍋に白だし、水を入れて煮立ったら白みそを溶いて入れる
  7. 7)お椀に6)を注ぎ、みつばとかつお節を適宜のせる

●ご飯餅で作る関東風雑煮

ご飯餅で作る関東風雑煮

ご飯を固めただけのお餅の雑煮はのど詰めの心配がなく、お米の味もしておいしい雑煮です。

4人分の材料

ご飯60~70g、にんじん4cm、生椎茸4枚、小松菜60g、かまぼこ4枚、鶏もも肉80g、酒小さじ1、塩少々、一番だし500cc、しょうゆ小さじ1

  1. 1)ご飯をラップの上で薄く広げて、上もラップで覆う
  2. 2)ラップの上から麺棒を使ってご飯を押し伸ばす
  3. 3)上に覆っているラップを取り、平らになったご飯を折りたたみ、ラップで覆ってさらに麺棒で伸ばす
  4. 4)何回も繰り返すともちもちしてくる
  5. 5)麺棒で伸ばしたご飯を小さめにカットする
  6. 6)鶏もも肉は一口大にカットして酒と塩で下味をつける
  7. 7)にんじんは5mmの厚さで型で抜く
  8. 8)生椎茸は石づきをとり、軸は半分にカットする
  9. 9)小松菜は塩少々入れた熱湯で下ゆでして冷水にとり絞って4㎝にカットする
  10. 10)鍋に一番だし、にんじんを入れて柔らかくなったら鶏肉を下味ごと入れる
  11. 11)生椎茸も入れて、火が通れば酒、しょうゆ、塩で味付けする
  12. 12)お椀に汁を少し入れ、ご飯餅をのせてから具と汁を足す
  13. 13)小松菜とかまぼこをのせて完成

●簡単にできるサトイモ餅の磯部焼

簡単にできるサトイモ餅の磯部焼

お餅の代わりにサトイモで作った磯部焼は、ふんわりしておやつにしてもいいおいしいお餅です。

材料

サトイモ6個、片栗粉大さじ1~2、塩小さじ1/2、砂糖小さじ1~2、濃縮めんつゆ大さじ2~3、サラダ油大さじ1、焼きのり餅1個に1枚

  1. 1)サトイモの皮をむき、小さくカットする
  2. 2)少量の塩でもんでぬめりをとる
  3. 3)サトイモを洗ってから、器に入れてラップをかけ柔らかくなるまで電子レンジにかける
  4. 4)サトイモ、塩、片栗粉を入れて混ぜ合わす
  5. 5)平たく丸めて表と裏にノリをつける
  6. 6)熱したフライパンにサラダ油をしき、成形したサトイモの両面を焼く
  7. 7)砂糖と麺つゆを入れてサトイモ餅全体に味がしみたら皿に盛る

高齢者に餅風雑煮でお正月気分を味わってもらおう

家族でゆっくりと過ごすお正月に、のどにお餅を詰めたら大変です。
高齢者にはお餅を小さくカットして出すか、ご飯や豆腐などの安全でおいしい雑煮でお正月気分を味わっていただきましょう。
豆腐餅やご飯餅は、磯部焼やあんこ餅、きなこ餅、みたらし団子、お汁粉にしてもおいしいですよ。

参考:
東京消防庁 餅などによる窒息事故に注意.(2019年12月18日引用)

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