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レンタルできる手すりは種類が豊富!工事不要の手すりの種類別の特徴や活用事例を紹介

「手すりは工事が必要なのでつけづらい・・・」
そんな不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は手すりを介護保険でレンタルすることができます。
レンタルできる手すりは種類が多く、大掛りな工事も不要なので、さまざまな場面で活用できます。
今回は手すりをレンタルするメリットを紹介し、手すりの種類や種類別の特徴、実際の活用事例を解説します。

工事しなくても大丈夫。レンタル手すり

手すりをレンタルする6つのメリットとデメリット

手すりをレンタルする6つのメリットとデメリット

手すりをレンタルすることは、工事してつける場合と異なるメリットがたくさんあります。
まずは、手すりをレンタルするメリットやデメリットについて解説します。

●手すりをレンタルするメリット6つ

手すりをレンタルするメリットは次の6つが挙げられます。

1.工事が不要ですぐ使える

工事不要で使うことができるため、業者(以下福祉用具貸与事業所)が持ってきた日に使用できます。
一方、工事で手すりをつける場合は、下地が手すりの設置に耐えられるかどうかの確認や工事費用の見積もり、工事にかかる時間など手すりを使えるようになるまで数日の時間が必要です。
さらに、介護保険の住宅改修費を利用する場合は、役所への申請と許可がおりるまでの時間がかかります。
そのため、急に手すりが必要になった場合は、レンタルでの利用が有効になります。

2.賃貸住宅でも手すりが使える

賃貸では壁に穴を開けることが難しい場合が多く、手すりがつけられないことも少なくありません。
しかし、レンタルすることで賃貸住宅でも簡単に手すりを使うことができます。

3.手すりが取り付けられない場所でも使用できる

壁などの下地がなく工事で手すりがつけられない場所でも大丈夫です。
たとえば、居間にあるコタツから立ち上がるための手すりが欲しいと思っても、周りに壁がないため手すりをつけることが難しい場合があります。
そのような場合でも、据え置き型の手すりを設置すれば、手すりを使って立ち上がることが可能です。

4.種類が豊富でさまざまな状況に合わせた活用ができる

レンタルの手すりは形や大きさが豊富にあります。
手すりを必要とする場所や使う目的、できる動きや体の状態は人それぞれ違います。
それでも、種類が豊富なため、状況に合わせた手すりを使うことができます。

5.体の状態が変わればいつでも変更できる

体の状態に合わせて手すりをつけても、状態が変われば、体に合わなくなる場合もあります。
たとえば、脚の骨折で歩きにくくなり廊下に手すりをつけたものの、数年経って腰の骨折をして背中が丸くなってしまい、手すりの高さが合わなくなったというケースもあります。
そこでレンタルの手すりであれば、すぐに高さの違う手すりを使用することができます。
また、体の状態が変わらなくても、より使いやすい新製品が出れば、いつでも変更できるという点もレンタルのメリットです。

6.メンテナンスは無料でしてくれる

手すりのメンテナンスは定期的に福祉用具貸与事業所のスタッフが訪問して実施してくれます。
故意に壊すなどでなければ、交換なども無料でしてくれます。

●手すりをレンタルする場合のデメリットはコストと安定性

手すりをレンタルする場合のデメリットはコストと安定性

手すりをレンタルする場合、介護保険を使用すれば月々の料金がレンタル料の1割〜3割の支払いですみます。
しかし、介護保険の認定がおりなければ全額支払う必要があります。
床に置いてその場だけで使用するタイプの手すりでも月3,000円前後必要ですので、ランニングコストを考えると大きな出費になります。
もし、介護保険を使えば数百円で使用できますが、ランニングコストはかかるので、長く使う場合は工事で設置したほうが安くなります。
また、工事で壁に取り付ける場合とくらべると安定性に欠けるため、全体重をかけるとぐらついたりして体を支えづらい場合もあります。

レンタルできる手すりの種類や特徴を紹介

レンタルできる手すりは大きく分けて「据え置き型」と「突っ張り型」の2種類があります。
また、それぞれでつける場所や用途に応じてさまざまな商品が開発されています。
そこで、手すりの種類や特徴を紹介します。

●据え置き型の手すり

据え置き型の手すり

手すりの下に土台がついており、床に置いて使うことができるタイプの手すりです。
次のような種類や特徴、使い方があります。

据え置き型手すりの特徴
・主に立ち座りの補助として使用
・手すりの長さや縦横などさまざまなタイプがあり床、椅子、ベッドなどどこでも使用可
・手すりが「コ」の字の形になっているものは方向転換に便利
・左右に手すりがあるタイプでは両側で手すりを使用可能
・手すりを縦横組み合わせれば、床など低い場所からの立ち上がりも可能
・土台にステップがついてあるものがあり玄関などで使用可能
・床から立ち上がるために座れる台や肘置きをつけてあるものもある

このように、立ち座りに手すりが必要な部分につけるためには、ピッタリの手すりです。
ステップがついてあるタイプのものは、天井がないような玄関前や縁側などにつけて活用できます。

●突っ張り型タイプの手すり

突っ張り型タイプの手すり

突っ張り棒のように天井と床で固定して使うタイプの手すりです。
突っ張り型もさまざま種類があり、据え置き型にはない特徴もあります。

突っ張り型手すりの特徴
・立ち上がり後に立った姿勢を安定させるのに便利
・突っ張り型手すり2本と横手すりで縦横の手すりを組み合わせることが可能
・複数の突っ張り型手すりと横手すりを組み合わせれば廊下や居室での移動に使える
・扉のそばや部屋の角などの狭い場所でも手すりをつけることができる

以上のように突っ張り型手すり単独だけでなく、横手すりを組み合わせれば、移動に活用できたり、壁に取り付けるL字型手すりのように使うことが可能です。

●挟むタイプの手すり

挟むタイプの手すりは浴室で使います。
浴槽のふちに挟んで固定することで、浴槽を簡単にまたぐために必要な手すりをつけることができます。

生活場面に即した手すりのレンタル事例

紹介した手すりをどのように活用するのかを、具体例を交えて解説します。

●玄関での活用方法

玄関には上がり框がありますので、手すりをつければ上り下りが楽になります。
しかし、靴箱があったり、片側だけしか手すりがつけられなかったりといった場合があります。
そこで、据え置き型の手すりを使えば、階段のように框を上がることができ、両手で手すりを使ってより安全に上り下りすることもできます。

●トイレでの活用方法

トイレで手すりを使う場合に便座から壁が離れている場合、手すりを壁につけても手が届かず、立ち座りで使えない場合があります。
そのような場合には、便座の両脇に手すりがくるような据え置き型の手すりが便利です。
不要なときや車椅子に乗り移る必要がある場合には、手すりを上にあげられるタイプのものが便利です。
立った姿勢を保つのが難しい場合は、突っ張り棒型の手すりを活用するのもオススメです。

●居室での活用方法

居室は壁の場所が限られているため、手すりを設置するのは簡単ではありません。
そのため、ベッド周りや自分の居場所といった必要な場所のみに据え置き型や突っ張り棒型の手すりを立ち座りの補助に使います。
よく移動する場所に突っ張り棒型の手すりを複数設置して、横手すりでつなぎ合わせることで、常に手すりを持ちながら移動することも可能です。

工事不要の手すりを使って自宅で転倒のない生活を続けよう

体の状態や住宅の環境に合わせレンタルできる手すりを活用することで、転倒のない安全な生活を続けることの助けとなります。
手すりの設置には専門の業者やリハビリ専門職などの意見を参考にすることで、体の状態に合わせた手すりの選択や設置ができます。
専門家の協力を仰ぎながらレンタルできる手すりをいろいろ試して、ぜひ自分や家族にぴったりの手すりを使いましょう。

※手すりをつけるポイントは「手すりを取り付けるポイントは?高さや位置、種類の選び方を紹介」で詳しく解説しています。

  • 執筆者

    蔵重雄基

  • 整形外科クリニックや介護保険施設、訪問リハビリなどで理学療法士として従事してきました。
    現在は地域包括ケアシステムを実践している法人で施設内のリハビリだけでなく、介護予防事業など地域活動にも積極的に参加しています。
    医療と介護の垣根を超えて、誰にでもわかりやすい記事をお届けできればと思います。

    保有資格:理学療法士、介護支援専門員、3学会合同呼吸療法認定士、認知症ケア専門士、介護福祉経営士2級

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