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悩みを相談できる心理カウンセラー!病院以外でカウンセリングを受けられる場所も

悩みやストレスで苦しいとき、医師の診察や服薬に加え心理カウンセラーに相談する方法もあります。
オンラインなど、病院以外で気軽に臨床心理士や公認心理師などのカウンセリングを受けられる場所も。
一人で悩まずカウンセラーに相談できる場所をご紹介します。

病院以外で受けられるカウンセリングを知っていますか?

心理カウンセラーとは?

公認心理士 臨床心理士

心理カウンセラーは、専門的な心理療法などカウンセリングや心理テストを用いて、ストレスや悩みを抱える人が問題を解決できるよう相談にのる職業です。
「心理カウンセラー」は心理カウンセリングを行う人の総称で、カウンセラーが持つ主な資格には次のようなものがあります。

<心理カウンセラーが持つ代表的な資格>

1)公認心理師

 公認心理師法(2017年施行)に基づく日本初の心理士の国家資格。
 資格試験に合格し、公認心理師登録簿に登録された人だけが「公認心理師」を名乗れる。
 保健医療・福祉・教育・司法・犯罪・産業・労働の分野で活躍している。

2)臨床心理士

 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する心理職の民間資格。
 1988年の認定開始以降、30年以上の長い歴史を持つ心理職の代表的資格。
 教育・医療・司法・福祉・産業の分野でこれまで多数の臨床心理士が活躍している。
 現在、公認心理師と両方の資格を持つ心理職も増えている。

心理カウンセラーは医療・福祉のチームの一員としてカウンセリング技術で患者さんを支援します。
またカウンセラーが実施する心理テストの結果は、精神科医が患者さんの苦しみにどんな対応が必要か判断する参考にします。
なお福祉系相談職と違う点は、カウンセラーは心の悩みの分析などをお手伝いし、精神保健福祉士や社会福祉士はお金の心配や生活上の困りごとを解決する点です。

カウンセリングでどんな悩みを相談できる?

ストレス対処法を一緒に考えてもらえるカウンセリング

カウンセリングを受けると自分を客観視でき、考え方や行動のパターン・環境要因などに気がつき、できる範囲で行動を変えるやり方やストレス対処法を一緒に考えてもらえます。
カウンセリングで相談できる悩みについて、一部を紹介します。

●うつ病や不安障害など「こころの病気」に影響する悩みごと

ストレスや心の悩みが体の症状として具体的に表れている場合、まずは医師の診察を受けることが大切です。
体に症状が出るほど悩みが強い場合、まずは診察をして服薬や医師のアドバイスを受け、医師が必要と判断すればカウンセリングを受けます
カウンセリングでは心の病気に影響するストレスや葛藤、トラウマなどの要因を整理し、葛藤の解消法やものの捉え方の改善などをお手伝いします。
(後述しますが、カウンセリングは医師が行う場合とカウンセラーが行う場合があります)

●学校や職場の悩み

学校での人間関係、職場の同僚や上司とうまくいかない、お客さんとトラブルになる、といった対人関係の悩みはなかなか周りの人に相談しにくく一人で抱えがち。
一人で悩むよりカウンセラーと話すと客観的に問題を見つめられ、自分の考え方や相手を理解するヒントを一緒に考えてくれます。
仕事が長続きしない場合は要因を一緒に探ったり、学校に行きたくない場合はお子さんだけでなく親御さんのカウンセリングも可能です。

●家族関係の悩み、子育ての悩み

家族間の問題を整理し、気持ちや考えに折り合いをつけるヒントを一緒に見つけます。
幼少期に親や保護者から虐待を受けた影響による心の病気や対人関係の困難に対しても、カウンセリングで対話を重ねることで一緒に心を整理していきます。
また出産後の育児はこれまでと環境が大きく変わるため心の負担も大きいですが、心理的な悩みを抱えた場合に、話すことで考えが整理されたり気づきを得られたりすることがあります。

●漠然とした不安や孤独感、性格の悩みなど

コロナ禍や環境変化で抱える漠然とした不安や孤独感、友人関係や恋人との関係、自信が持てないなど性格の悩みもカウンセリングの対象です。

どこでカウンセラーに相談できる?

外出が難しい方でも受けられるオンラインカウンセリング

心理カウンセリングは大きく分けて以下のような相談場所があります。

1)医療機関での医師によるカウンセリング

精神科など医療機関を受診すると、病名や病状によって医師が必要と判断したら、精神科医がカウンセリング(「認知行動療法」「精神療法」など)を行うことがあります。
医師によるカウンセリングは健康保険の適用になることもあります。
しかし、保険適用になる要件である「30分以上」「45分以上」など長時間のカウンセリング時間を医師が確保することは難しく、現実には実施が困難な場合もあります。
またカウンセリングを受けるには「話を落ち着いて考えながらできる」状態である必要があり、症状が重ければまずは服薬などで症状を落ち着かせる治療が先に行われます。

※公認心理師が医師と共同または医師の指示のもとでカウンセリングを行うと、保険適用になる場合があります。
しかし公認心理師によるカウンセリングが保険適用になるのは、18歳未満を対象にした特定の疾患の患者さんなど、対象が限られます。

2)メンタルクリニックでのカウンセラーによるカウンセリング

一部のメンタルクリニックでは、健康保険の適用外(自由診療)で心理カウンセラーによるカウンセリングを受けられるところがあります。
(クリニックによって料金は違いますが30分3,000円や45分で6,000円など)

3)「カウンセリングルーム」でのカウンセリング

臨床経験を積んだ公認心理師や臨床心理士などが独立し運営する「カウンセリングルーム」では、医師の診察がなくても誰でもカウンセリングを受けられます。
(健康保険の適用外)

4)オンラインカウンセリング

インターネット上で登録でき、電話やメッセージのやりとり・ビデオ通話などで心理士等によるカウンセリングを受けられるオンラインサービスがたくさん誕生しています。
また、メンタルクリニックや心療内科がオンライン診察を提供している場合もあります。
なかなか忙しく通院が難しい人やどうしても外出が難しい人、対面で相談するのは苦手だがメッセージでやり取りするほうがよいという人におすすめです。

例)オンラインカウンセリング「うららか相談室」
  オンラインカウンセリング「cotree」

悩みをこじらせる前に気軽にカウンセリングの利用を!

心療内科や精神科の医師を受診するのはハードルが高い、そこまでではないが誰かに聞いてほしいつらい悩みがある、ということも。
症状が重ければ医師の診察を受け症状を軽減することが先決ですが、落ち着いてからや症状が深刻でないうちならカウンセリングで予防的に相談もできます。
気持ちの苦しさをこじらせて病気が深刻になる前に、気軽に誰でも相談できるオンラインカウンセリングなども活用して心の健康をキープしましょう。

参考:
一般社団法人 東京公認心理師協会 公認心理師と臨床心理士との違いとは(2021年3月22日引用)
一般財団法人 日本心理研修センター 公認心理師とは (2021年3月22日引用)
厚生労働省 こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト Q5:カウンセリング効果の実際は?(2021年3月22日引用)

  • 執筆者

    湖上ゆうこ

  • 大学の社会福祉専攻を卒業後、内科・リハビリ病棟から精神科まで担う医療法人でソーシャルワーカーを勤めました。医療相談・地域連携をはじめ、入所施設の当直シフトもこなしていました。出産後はライターに転身。我が子の療育先で「やっぱりケアの専門職はすごい!」と感嘆する日々。多くの患者様やご家族の声に向き合った経験を活かし、一般の方には分かりやすい制度や社会資源の説明を、経営者・施設職員・コメディカルの方には明日の実践のヒントとなる情報をお届けします。

    保有資格:社会福祉士、精神保健福祉士

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