玄関先まで配達してくれる!高齢者・介護者がフル活用したいネットスーパー・宅配サービス
インターネットから食材や日用品などを注文し、自宅の玄関先まで届けてもらう「ネットスーパー」が全国各地で普及してきました。
なかなか買い物に出かけられない高齢者にはぜひ活用していただきたいサービスですが、この「インターネット」が大きなハードルになるケースも少なくありません。
今回は、ネットスーパーの仕組みについて触れ、パソコンが使えなくても利用できる便利な宅配サービスをご紹介していきます。
日々の買い物が負担になっていると感じる高齢者・介護者の方は参考にしてみてください。
自宅に必要なものを届けてくれるネットスーパーのメリット
「ネットスーパー」とは、お店に行かなくても、インターネットで注文した商品を自宅まで届けてくれるサービスを指します。
インターネットの画面がカタログのようになっているので、「ピーマン 1袋」「まいたけ 2パック」など購入したい商品と個数を選択していきます。
地域のスーパーで取り扱っている肉や魚、野菜をはじめ、日用品なども宅配してくれるので、ネットスーパーを使いこなせるようになれば生活が格段に便利になるといえます。
宅配される商品は玄関先で引き渡しとなるので、業者が家のなかに入ることもありません。
支払いはクレジットカード決済や代金引換などいくつかの選択肢があるので、自分の都合の良い方法を選択してみてください。
宅配の送料は業者によって異なりますが、一般的には300〜500円程度と安価であることが多いため気軽に利用できます。
さらに、「5,000円以上の購入で送料無料」などのサービスを行っているケースもあるので、この金額に達しないときは、余分にあっても困らない日用品を組み合わせて買い物をするとお得です。
ネットスーパーは、なかなか外出が難しい高齢者をはじめ、重い荷物を持って帰るのが一苦労という方には重宝するサービスといえるでしょう。
また、高齢者だけでなく、介護者にとっても大幅な負担減が望める仕組みだと思います。
実際に注文するにはパソコン・タブレット・スマートフォンなどの端末が必要になりますが、時間的・体力的に買い物に行くことが負担になっている方は利用を視野に入れてみてください。
パソコン・スマートフォン不要!高齢者が簡単に使える宅配サービス
ネットスーパーはインターネットを使わなければならないため、パソコンやスマートフォンをある程度使いこなす必要があります。
機械を使うことに慣れている方は問題ありませんが、やはりコンピューターをあまり使用した経験がない高齢者ではハードルが高くなってしまうでしょう。
そんな方のために、次項ではパソコンやスマートフォンがなくても利用できる便利なサービスをご紹介していきます。
●自動的に届く!食料品の定期購入が便利
必要になったときにその都度注文するのが面倒だという方には、野菜や日用品の定期購入もおすすめです。
定期購入では一度注文すると、停止するまで自動的に頼んだものが届きます。
食材のお届け頻度を「毎週」「隔週」「4週間に1回」などから選択できるようになっているので、必要なペースで宅配してもらえるのです。
食材の量も「1人向け」「2〜3人向け」など分類があるので、必要なだけ届けてもらうことができます。
肉や魚は冷凍しておいて少しずつ食べることもできますが、生野菜は日持ちしにくいものもあるので、宅配で届けてもらえると便利になります。
一度の注文で済むので、一人で手続きするのが不安なときは、最初の設定だけ家族などに手伝ってもらうとスムーズです。
●地域のスーパーでは数百円で宅配してくれるサービスも
地域のスーパーでは、来店して購入した食材・日用品などを自宅まで届けてくれるサービスを展開していることがあります。
こちらは先にご紹介したネットスーパーや共同購入とは異なり、自分でスーパーまで足を運ぶ必要がありますが、「荷物を持って帰る」という手間は省けます。
数百円の送料で購入したものを自宅の玄関先まで運んでくれるので、重い荷物を持つのが負担になる高齢者には重宝するサービスといえます。
お店にもよりますが、最短で即日、遅くても翌日には自宅に届けてくれることが多いです。
大手のスーパーでは実践していることが多い傾向にあるので、気になるときはサービスカウンターで聞いてみると良いでしょう。
なかなか実家に顔を出せない…子どもが代わりに注文することも可能
高齢になった親の生活をサポートしたくても、忙しくてなかなか顔をだせないという方も多いのではないでしょうか?
筆者も毎日の生活が忙しく、遠方にある実家を訪れる頻度は少なくなっています。
少しでもサポートになるようにと、ときどき購入したものを宅急便で送っていましたが、現在はネットスーパーを活用しています。
子どもである筆者が、必要であろう食材や日用品を代わりに注文し、その届け先を実家に設定することで、親が買い物に行く負担を減らすことができます。
このとき、あらかじめ電話で必要なものを聞いておくのもよいでしょう。
さらに、直接店舗から送ってもらえるので梱包や発送といった手間もなく、忙しく時間がないときでも送りやすい、というメリットもあります。
筆者は北国在住であることから冬場などは道が悪くなるため、特にこうした宅配サービスは重宝しています。
このように、ネットスーパーや通販といった購入方法は、さまざまな事情でなかなか買い物にでられない方にはとても大きな助けとなり、また本人に限らず、遠方で暮らす家族への支援として活用することも可能なのです。
まとめ
従来はスーパーまで足を運んで食材や日用品を購入することがあたりまえでしたが、現代では、自宅の玄関先まで必要なものを宅配してくれるサービスが充実してきました。
電話1本で必要な食材・日用品を届けてくれるサービスもあるので、これなら年配の方でも利用しやすいです。
ネットスーパーの場合は、パソコンやスマートフォンを使って、子どもが代わりに注文することも良い支援になるでしょう。
高齢者・介護者が負担を軽減するためにも、宅配サービスを有効活用してみてはいかがでしょうか。
大石國雄 さん
2020年8月3日 11:42 AM
一度、試して見たいです。