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  • Akiko

    公開日: 2019年03月27日
  • 先生のお話

アメリカの食事成人病予防対策。食と健康意識に見習うことはなにか?

現代は“食の欧米化”により成人病が増加しているといわれていますが、実際のアメリカの食生活はどうなのでしょうか。
アメリカに住む筆者が生活の中で感じるアメリカの食事の良い点、日本の食事の良い点、食事に関する関心などについてお話ししましょう。

実際のアメリカの食生活はどうなのでしょうか

よく聞かれる食事の欧米化、成人病の可能性があるといわれているが具体的には?

よく聞かれる食事の欧米化、成人病の可能性があるといわれているが具体的には?

生活習慣病などの話題でよく耳にするのが、食事の欧米化と呼ばれるものですが、いったいどのようなものでしょうか。
また、どのような疾患を引き起こす可能性があるのでしょうか。

●食事の欧米化とは具体的にどのようなものか

食事内容の欧米化により生活習慣病が増えているといった内容をよく目にします。
具体的には

  1. 1)肉が中心
  2. 2)野菜の摂取量も少ない
  3. 3)脂肪分が多い
  4. 4)食事量が多い

などが特徴ですが、要約すると栄養のバランスが悪く糖分と脂質が多いといわれます。
アメリカの食事と聞いて、皿からはみ出そうなステーキやフライドチキン、ハンバーガーなどのファストフードを想像されることが多いと思いますが、まさに4つの特徴を表しています。
また、アメリカでは必ずといっていいほど食後にスイーツを食べます。
脂肪分と糖分のたっぷり含まれたスイーツはカロリーが高く、肥満につながるのは容易に想像できます。

●食の欧米化が引き起こすさまざまな成人病

先ほど述べた欧米化された食事、すなわち栄養のバランスが悪く糖分と脂質が多く、カロリーの高い食事を取り続け、運動不足も重なると肥満を引き起こすのは皆さんも想像できるでしょう。
肥満は生活習慣病の主な原因の一つであり、

  1. 1)糖尿病
  2. 2)脂質代謝異常症
  3. 3)高血圧

などを引き起こします。
またこれらの生活習慣病により脳梗塞や心筋梗塞などの血管疾患、腎疾患や肝疾患などの成人病にもつながります。
主な原因である肥満も変形性関節症などの整形外科疾患の原因となります。

実際に見るアメリカの食事の優れた点とは?ビーガン、ケトダイエットって?

実際に見るアメリカの食事の優れた点とは?ビーガン、ケトダイエットって?

大量の肉や脂っこい食事、野菜の含有量の少なさなど、アメリカの食事には健康に悪いイメージを抱く方も多いでしょう。
しかしすべての人がそうではなく、なかには食に対する意識が高い人たちも存在します。

●日本とアメリカ、食の嗜好の違い

日本とアメリカ、食の嗜好の違い

日本でも最近聞かれますが、アメリカではベジタリアンやビーガンなどの食に対する嗜好の方を多く見かけます。
ビーガンは肉や魚だけでなく、乳製品(バターやチーズも含む)や卵なども好まないため、代用品やビーガン向けの食品がスーパーマーケットに並んでおり手軽に手に入ります。
このような食の嗜好の方はナッツやグルテンなどでタンパク質や脂質を補っています。
またアメリカでは、種類豊富なサプリメントが安価で手に入り、足りない栄養素をサプリメントで補充するという考え方を多く見受けます。
野菜を多く取るビーガンは健康に対する意識も当然高いですが、最近は食事内容、量、野菜の摂取量に対する意識はアメリカ全体でも高まっています。

●炭水化物の摂取量はコントロールしやすい、アメリカの食事

日本でも低糖質ダイエットがはやっています。
アメリカでは“Keto Diet“と呼ばれます。
サラダや、穀物類(米やパン)などを含まない料理を食べている人も見かけますし、レストランでもパンや米を含まず魚と野菜だけのグリルなどがメニューにあります。
食品の成分表示でも、炭水化物がどのぐらいの割合で含まれているのか知ることができます。
炭水化物はカロリーが高いので、食品の成分表示があると、糖尿病、肥満予防もしやすいといえるでしょう。
しかし摂取量は個人の意思によって決められますので、日本においても気になる方は控えることで解決できそうです。

ハーバード大学が提唱する食事指導法!食事に対する考え方は日米同じ

ハーバード大学が提唱する食事指導法!食事に対する考え方は日米同じ

ハーバード大学の研究では、肥満を予防する方法として質と量の問題について詳しく解説しています。

1)食事量を考慮する

アメリカで売られている食品の1パックの量、レストランなどで提供される料理の量は多くカロリーも高くなります。
体重や年齢、性別により必要なカロリーも異なるため、適量を知る必要があります。
ジャガイモや精製された穀物(小麦粉や白米)は低栄養、高カロリーであるため推奨していません。

2)食べ過ぎに気をつける

  1. 朝食をきちんと食べる
  2. 時間をかけて食事を取る
  3. 外食を避ける
  4. 本当に空腹なのかどうか意識する

これらのことが食べ過ぎを予防します。
アメリカでは食間にスナックなどを口にして空腹を満たしているケースもよくあり、小学校にもスナックタイムがあります。
このように食事以外のカロリー摂取が、肥満やカロリーオーバーに大きく影響しています。

3)食事の際には水かカロリーのない飲料を取る

アメリカでは食事の際に必ずといっていいほど、ジュースや炭酸飲料などを一緒に取っている方を見かけます。
ジュースや炭酸飲料が高カロリーなのはみなさん周知の事実であり、食事の際には水やお茶などカロリーのないものを取るよう心がけるのが良いでしょう。

日本とアメリカで行われる栄養指導法に大差はなく、食習慣のコントロールはアメリカ、そして日本においても同様に成人病予防などの観点から重要な問題の一つであるでしょう。

日本もアメリカも食に対する関心は高い!双方の良い点を取り入れ、成人病を予防しよう

生活習慣病と食事の関係性は大きく、日本、アメリカともに食への意識は高まっています。
栄養指導に関しても双方ともに大差はなく、食事の量や内容の見直しは重要な課題です。
糖分や脂質の多い食事を避ける、過食に気をつけるなどして成人病を予防しましょう。

参考:
厚生労働省 肥満と健康.(2019年3月21日引用)
Obesity Prevention Source Harvard T.H. chan.
https://www.hsph.harvard.edu/obesity-prevention-source/obesity-causes/diet-and-weight/(2019年3月21日引用)
農林水産省 和食(Washoku)と生活習慣病について.(2019年3月21日引用)

  • Akiko

    公開日: 2019年03月27日

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