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  • 桑原

    公開日: 2020年04月30日
  • 先生のお話

新型コロナウイルスの感染拡大防止に重要なソーシャルディスタンシング、わかりやすく解説します

新型コロナウイルスの感染拡大が連日ニュースに取り上げられています。
その際によく耳にするのがソ-シャルディスタンシングに関することです。
日常生活において、このソーシャルディスタンシングをいかに行い、新型コロナウイルスの感染拡大を予防すればいいのか、どのようなことに気をつければ良いのかについてわかりやすく解説しましょう。

ソ-シャルディスタンシング

ソーシャルディスタンシングとは、人混みを避けること。外出を避け、人と集まらない

新型コロナウイルスの感染拡大を避けるために、現在さまざまな報道などで重要だといわれているソーシャルディスタンシングとは具体的にはどのようなことなのでしょうか。

●感染症である新型コロナウイルスは人との接触で拡散

新型コロナウイルスのように人から人へ感染する場合、咳やくしゃみなどの際に排出されるウイルスが、物質(ドアノブやさまざまな物体)や手、顔や衣服などに付着したりし、それを触った手などから移ります。
また、他人と十分な距離を取っていないと、咳やくしゃみなどの飛沫がかかり、鼻や口を介して移る場合もあります。
公共のもの、たとえばショッピングカートやドアノブ、電車のつり革、手すり、自動販売機のボタンなど、身近な物にウイルスが付着している可能性があります。
食事の前、帰宅時には手を洗う、髪や顔を手で触らない(手に付着したウイルスなどがついてしまう、また髪や顔に付着した飛沫が手についてしまう)ことを、十分に心がけましょう。
また咳やくしゃみの際には手のひらで口や鼻を覆うのではなく、肘の内側やハンカチ、タオル、ティッシュペーパーなどを利用しましょう。

●ソーシャルディスタンシング、3つの大原則!

まずは自宅以外の場所での他人との距離の取り方、これがソーシャルディスタンシングです。

1)他人との距離を2m以上保つ

世界保健機構(以下WHO)は1mとホームページ上で述べていますが、アメリカ疾病予防管理センター(以下CDC)では2m、日本の報道でも2mの距離を保つようにいわれています。
理由としては、咳やくしゃみなどの際にウイルスを含んだ飛沫が到達する距離がだいたい2mといわれているためです。

2)大勢で集まらない

CDCでは10人以上の人数での集まりやイベントなどは避けるべきだと提言しています。

3)人混みに行かないまたは人の集まる場所は避ける

混み合った公共交通機関などもですが、会社のオフィス、学校、スポーツジムやイベントなどへの参加を避けるべきだと提言されています。

新型コロナウイルスのソーシャルディスタンシング、日常生活Q&A

では、ソーシャルディスタンシングの具体例、日常生活の疑問についても解説します。

●できるだけ家で過ごす。仕事も可能なら在宅、買い物に行くならマスクで口と鼻を覆う

Q1:食品などの買い物はどうすればいい?

A1:できる限りネットスーパーの利用も考慮し、スーパーでの買い物ではマスクで口と鼻を覆い、レジを待つ列などでは2mの間隔を空けるようにしましょう。
帰宅時は必ず手をよく洗いましょう。
レジ袋やラップを外してから手を洗うようにしましょう。

Q2:定期診察があります。また手持ちの薬が無くなりそうです。

A2:担当医と相談し、電話診療やインターネットでの診療が可能か確認しましょう。
定期処方薬も、病院によっては電話やインターネットでの診察で処方してくれ、郵便で受け取るサービスもあります。

Q3:仕事があります。どうしたらよいでしょうか。

A3:強制ではありませんが各都道府県では、可能な限り自宅からのリモートワークを推奨しています。
リモートワークが可能である職種の場合には、会社の上司などと話し合いを持ち勤務形態について意見を交換しましょう。

●友人と遊ばない、公共交通機関の利用は避けるべき

そのほか、自粛要請事項についても、お話ししておくことにしましょう。

Q4:電車やバスも避けるべき?

A4:CDCでは、もし可能であるのならできる限り、いかなる公共交通機関、車の乗り合い乗車、タクシーの利用なども避けたほうがいいといっています。
ソーシャルディスタンシングで必要だといわれる他人との距離を2mに保つことができないためです。

Q5:学校が休みになったので友人と遊びたい。少人数であれば、自宅に友人を呼んで勉強したり遊んだりしてもいい?

A5:一緒に住んでいない家族や友人との接触は避けたほうがいいでしょう。
もしも友人と連絡を取りたいのなら、電話での通話やビデオ通話などの手段を用いるほうが安全です。

ソーシャルディスタンシングは自分と他人、大切な人を守る行動!家族に症状があったら?

ソーシャルディスタンシングは、新型コロナウイルスの感染拡大をできる限り減らすための一つの方法です。
どうして重要なのか、また家族に症状がある場合にはどう対応したら良いのかについて解説しましょう。

●ソーシャルディスタンシングは同居していない家族の場合も必要?

家族であっても同じ屋根の下に住んでいない場合、新型コロナウイルスのような感染症が流行している状況下では接触は避けたほうがいいでしょう。
新型コロナウイルス感染症の場合には、特に基礎疾患を持つ方、高齢者が感染すると重症化しやすいといわれています。
同居していない親類や祖父母、両親などとの連絡も電話などを利用し、直接交流しないほうが安全といえます。
無症状感染や潜伏期間中も他人への感染を引き起こすため、十分注意しましょう。

●もし家族が新型コロナウイルスのような症状があったら?どう対応するべきか

家族が新型コロナウイルス感染症のような症状がある、または陽性だと診断された場合、本人はもちろん、ご家族も濃厚接触者となるため、健康状態をチェックしながら、できるだけ外出せず人との接触を避けましょう。

○新型コロナウイルスに感染、または感染が疑わしい場合、ご本人にできること

  1. 1)共有スペースの使用を避け、別の部屋に個別に滞在しましょう。
    その場合にはトイレや食事以外、部屋から出ないように心がけてください。
    食事や就寝もできるだけ家族と一緒にならないようにしましょう。
  2. 2)マスクをつけ、マスクには直接触れないようにしましょう。
    またマスクを外したら必ず手を洗うようにしてください。
  3. 3)こまめに手を洗いましょう。
  4. 4)ゴミや体液(鼻をかんだ後など)のついたティッシュなどは、ビニール袋に入れ廃棄しましょう。

○家族が、新型コロナウイルスに感染、または感染が疑わしい場合

  1. 1)看病する人を限定する。
  2. 2)日中できる限り、充分に換気しましょう。
  3. 3)接触がある共有部分をアルコールや薄めた塩素系漂白剤で拭き取るなどして、消毒しましょう。
  4. 4)トイレや洗面所の手拭きタオル、シーツや枕カバーなどは分けて使用し、衣服などの洗濯は分けましょう。

新型コロナウイルス感染拡大予防のために、ソーシャルディスタンシングを理解しよう

新型コロナウイルスの感染が全世界で拡大している今、私たちもソーシャルディスタンシングを行い、感染拡大を防止する必要があります。
他人とは2m以上の距離を取ること、人混みには行かないこと、他人とは集まらないことをしっかりと守りましょう。
あなた自身とあなたの家族大切な人を守るためにも、よく理解し行動するようにしましょう。

参考:
CDC Schools, Workplaces & Community Locations.(2020年4月10日引用)
CDC How to protect yourself & others.(2020年4月10日引用)
厚生労働省 ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合に家庭内でご注意いただきたいこと〜8つのポイント〜.(2020年4月10日引用)

  • 執筆者

    桑原

  • 1998年理学療法士免許取得。整形外科疾患や中枢神経疾患、呼吸器疾患、訪問リハビリや老人保健施設での勤務を経て、理学療法士4年目より一般総合病院にて心大血管疾患の急性期リハ専任担当となる。
    その後、3学会認定呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士の認定資格取得後、それらを生かしての関連学会での発表や論文執筆でも活躍。現在は夫の海外留学に伴い米国在中。
    保有資格等:理学療法士、呼吸療法認定士

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