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セカンドオピニオンを拒否しない これが信頼できる医師の条件の一つ!

皆さんにとって医師はどういった存在でしょうか。
医師も人ですから、いろいろなタイプの方がいらっしゃいます。
今回は看護師である筆者が、さまざまなタイプの医師のなかから、より信頼できる医師に出会うためのポイントを検証します。

本当にこの治療法は正しいの?そう疑問に思ったとき

主治医の先生から説明を受け、今後の治療方針について説明を受けたとき、「もっと別の治療方法があるのでは?」「本当にそんなに長く放置していてもいいのかな?」そう感じてしまうことがあるかと思います。
そんなときに、まず行いたいこと。
それが、ほかの医師に診断を受け、主治医と同じ意見なのかを聞く、ということです。
以前、お笑い芸人さんが健康診断を受けた際、たまたま胃がんが見つかりました。
主治医は、初期のがんなので仕事が落ち着いた時点で手術しましょうとの見立てをしました。
このときお笑い芸人さんは、周囲の人にそういう診断を受けたと相談したところ、「別の医師の意見も聞いた方がいいよ」とアドバイスをされ、念のためにと主治医以外の医師の元を訪ねました。
すると、その医師から主治医の見立てとは違う、悪性の強いがんである可能性が高いことを告げられました。
このがんを仕事が落ち着くまでおいておいたら、取り返しのつかないところになっていましたが、すぐに手術を受けることができたおかげで、早期に復帰することができました。
このように、現在の医学においても、残念ながら医師の診断が100%正しいとは限りません。
また、自分は大丈夫だと思っていても第三者に確認してもらうことで、思わぬ落とし穴を見つけられることもあるのです。
主治医以外の意見を聞くということは、必ずしも診断を疑っている、ということではなく、より自分が納得し、安心して治療を受けるための方法として有効なことなのです。

より「信頼できる医師」に出会うために

患者さんが中心であるはずの医療現場ですが、ほかの医師に再度診断してもらうことに対して、良い印象を持っていない医師がいることは残念ながら事実です。
ここで、筆者が実際に出会ったことのある二人の医師を紹介しましょう。

●A医師
A医師は、毎日必ずベッドサイドで患者さんと直接お話しすることを信条としています。
会話のなかでは、患者さんの不安や心配ごとに耳を傾け、毎回丁寧に回答してくれるので、患者さんからの信頼も厚い方です。

●B医師
B医師は病院内で一人しかいない専門分野の医師のため、毎日とても忙しく働いています。
入院されている患者さんの元へも行くのですが、十分な時間がとれず、なかなかゆっくり話すことができません。
そのため患者さんも「本当は質問したいけれどできない」という状態が続いています。

あるとき、A医師とB医師に対してそれぞれ「ほかの医師の意見を聞きたいので、紹介状をお願いしたい」と、患者さんが希望をだしました。
A医師は
「わかりました、すぐに紹介状をご用意します。一緒に持っていく資料などありましたら看護師へ伝えてください」
と答えました。
一方、B医師は
「僕は一生懸命あなたを診察していたのですが…残念です…」
と答えました。

さて、みなさんはA医師とB医師それぞれの反応に対し、どのように感じたでしょうか?
A医師は「ほかの医師の診断を受けることによって、患者さんが安心できるのならば賛成したい」という立場でした。
一方、B医師は「ほかの医師の診断を受けたいと思うことは、自分を信頼してくれていないからだ」と思い、不快に感じたようです。

残念ながら、B医師のように感じてしまう医師は決して少なくありません。
しかしここで看護師である筆者は、
「患者さんがほかの医師の意見を聞きたいという希望をだしていることに対して不快と感じるのは、患者さんを中心にして医療を提供していないことが推測される。その医師のもとで、我慢しながら治療を受け続ける必要はないのではないか
と考えます。
A医師もB医師も仕事熱心で、「患者さんを助けたい」という熱い思いを持っていることはどちらも共通しています。
しかし、患者さんの根底にある不安を理解しようとせずむしろ不快と感じるのは、患者さんよりも医師自身のプライドを優先している結果といえるのではないでしょうか。

一方A医師は「ほかの医師の意見を聞くことで、僕の診察をより信頼してもらえるのならば、拒否どころかむしろ大歓迎」と話しており、不安や心配を抱えた患者さんに対し、「ほかの先生の意見も聞いたうえで、お考えになってはどうですか?」と、自らセカンドオピニオンを提案することさえありました。
このA医師のように、患者さんの気持ちに寄り添ってくれるような医師ならば、より安心して治療を受けることができる、と考えます。

まとめ

患者さんにとって医師は「病気を治すためのパートナー」ともいえる存在です。
しかし、なかにはパートナーではなく医師が絶対的な指導者となってしまい、患者さんが自分の意思を伝えることができない、というケースも少なくありません。
これは、なにも医師と患者に限ったことではありません。
その立場に関係なく「ほかの医師の意見も聞こう」といったスタンスの医師は、患者さんの小さな声も漏らさず拾いあげてくれる医師だといえるでしょう。
治療を受けるにあたっては、ぜひ患者さんの気持ちを理解し、その言葉に耳を傾けられる医師をパートナーとして選んでいただけたらと思います。

参考:
NIKKEI STYLE セカンドオピニオン「医師への気兼ね」普及阻む(2018年2月9日引用)
国立がん研究センター がん情報サービス セカンドオピニオンを活用する(2018年2月9日引用)
厚生労働省 平成23年受療行動調査(2018年2月9日引用)

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