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先生のお話

リハビリへの意欲低下、食事拒否、お互いの遠慮…義父の介護に対し、看護師の嫁はこうやって切り抜けた!

義父が突然倒れ、在宅介護が必要になってからもうすぐ1年がたちます。
幼い子どもがいるなかで始まった介護に対し、看護師といえどもはじめは不安が強かった筆者ですが、今ではお互いが良い距離感を保つことができていると感じます。
そこで今回は、そんな筆者が遭遇した、介護問題の切り抜け術を公開します!

リハビリへの意欲がなかなか上がらない…

元気なときは毎日のように自転車で近所を散歩し、行きたいところへ行っていた義父ですが、倒れてからは自転車はおろか、自宅内での伝い歩きがやっとという状態になってしまいました。
要介護1という判定がでた義父に対し、筆者と義母は少しでも自分で動けるようになるために、通所リハビリに申し込み、週に3回通えるようにしたほか、自宅内でもできるリハビリグッズなどを用意しました。
歩けるようになるために、家族としてリハビリを積極的に勧めているのですが、義父としては「どんなに頑張っても元のようには外出できない」という思いが勝ってしまい、リハビリに対する意欲が低下してしまうことが多々ありました。

●家族みんなで車に乗ってお出かけ!

そんなとき、家族としてできること。
それは、外出の機会を増やし、気分転換を図ることです。
実際に先日も、義父がリハビリへの意欲が低下し、イライラしている様子だったため、近所のショッピングモールへの外出を提案しました。
始めは外出を渋っていた義父も、子どもがはしゃぎながら動きまわっている様子を見て、少しずつ「俺もこの子たちと散歩できるくらいにならないとな」と、再びリハビリに対する意欲を持ち始めてくれました。
自分の意思で自由に外に出られない方にとっては、外出することが良い気分転換となり、想像以上に良い効果を生み出すことがあります。
リハビリは長期間にわたって続くものなので、
「なんで意欲をなくしちゃうの?もっと頑張ってよ!」
などとは思わずに、
「長い期間やっているのだもの。たまには息抜きをしたくなりますよね」
と気長にのんびり構えることが大切だと考えます。

せっかく義母が用意した食事を義父が拒否!

義父はもともと、糖尿病を患っていました。
そのため、本来ならば甘いものを控え、カロリーを考えた食事をしなくてはいけなかったのですが、義父は甘いものが大好きなうえに、高カロリーのものが大好き。
周囲の注意もあまり聞く様子はありませんでした。
そんななか、倒れてしまった義父。
糖尿病はさらに悪化しており、食事にはより気を遣わなければならなくなってしまいました。
義母は義父のために、カロリーの低い食事を作っていましたが、義父は
「おいしくない!」
と言って食べないこともありました。
そんな義父に対し、義母も
「せっかく作っているのに!」
とイライラしている様子が見られました。

●押してダメなら引いてみろ、を実践

食事は、暮らしのなかでも大きな楽しみの一つです。
それを制限されるというのは、ストレス以外の何者でもありません。
そこで私はあえて食事についてコメントすることはなく、義父に対しても
「食事を変えるのって大変ですよね」
と、まずは義父のストレスを軽減させるようにしました。
血糖値は自分の食べたものがそのまま数値となって表れるため、義父自身も「このままではいけない」と感じてはいるようでした。
しかし、さまざまなストレスからどうしても食べたいという欲求を我慢できなかったのです。
そのまましばらく、あえて食事についてはなにも話さない日々が続くと、ある日義母がそっと教えてくれました。
「血糖値、少しずつよくなっているの」
義母もあえて食事のことを話さないようにする代わりに、毎日の血糖値だけを伝えるようにしたそうです。
その結果、義父自身が「あれを食べたら血糖値が高いな」という意識づけができるようになり、自然と食事に気を付けるようになった、とのことでした。

スープは冷めきってしまう距離に対する、お互いの「遠慮」

実家は私たちが住む家から車で20分ほどの距離にあります。
同じ市内ではあるものの、なにかあったらすぐにかけつけられる、という距離でもありません。
義母自身「なるべく息子夫婦には迷惑をかけたくない」という思いからか、なかなか義母側からなにかしてほしいという依頼をされることはありません。
そのため、私たち息子夫婦としては「お父さん大丈夫かな。お母さんはなにか困ったことはないかな」と常に心配はしていたものの、度々電話をするのもかえって迷惑かと思い、どうしたらよいのかとただ気をもむばかりの毎日でした。

●無理のない範囲で訪問する

そこで私たちは、週末のうち1日は実家へ訪問するようにしました。
義母は「毎週なんて大変よ」と始めは遠慮していましたが、会いにくることで顔色や体調などを直接確認できるので安心すると伝えると納得し、今では「今週は何時頃来られるの?」と聞いてくれるまでになりました。
子どもたちがまだ幼いため、風邪をひいていたり、疲れているときには無理をせず、訪問はお休みします。
この「無理をしない範囲で訪問する」というのが、続けるための大事なポイントだと思っています。
私たち夫婦も、直接二人の表情を見ながら話をすることで、「今日は疲れているな」「リハビリが進んだのか、歩行がずいぶんスムーズになった」と、日々どのように過ごしているのかを大まかに把握することができるようになったので、自宅までの距離は多少離れていても以前よりは安心できるようになりました。

まとめ

週に1回通う生活になってもうすぐ1年。
1年後には私たちが実家のすぐそばに引っ越し、近居生活が始まる予定です。
介護を受ける方のなかには「側に来てもらうのは申し訳ない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、介護をする側の私たちからしてみれば、
「むしろ遠い方が心配なので、近い方が安心」
なのです。
ぜひ、家族に頼れるところは頼り、少しでも毎日を楽しく過ごしていただけたらと思います。

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