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在宅介護と施設介護のメリットとデメリットを知っておきましょう!

自分の家族に介護が必要になったとき、ほとんどの方が在宅介護か施設介護かの選択を迫られます。どちらにするべきなのかと頭を抱えてしまうのは、在宅介護では家族の負担が大きく、施設介護では選ぶことへの不安と罪悪感があるからでしょう。
この記事では、そうした悩みをもつ方に向けて、在宅介護と施設介護それぞれのメリットとデメリットをお伝えします。
ご本人にとって、そしてご家族にとって、一番良い「介護のかたち」を考えてみましょう。

在宅介護と施設介護

在宅介護、施設介護はどちらを選んでも間違いではない

在宅介護と施設介護は、そのどちらを選んでも当然間違いではありません。家族の事情やご本人の状態によって、介護をする場所も方法も変わってくるからです。
介護施設にはさまざまな形態があり、また在宅介護における公的サービスも、それぞれの事情に合ったものを選ぶことができます。そんななかでも、ご本人にとって必要なケアはなにか、目標はなにかを明確にしたうえで、家族全員が無理なく安心して生活できる方法を選ぶことが大切です。
そして忘れてはならないのが、介護は家族だけではなく、ケアマネジャーや介護士、ヘルパーやリハビリ職員など「多くの人たちと協力して行うもの」ということです。それが施設であれ在宅であれ、ご本人を支えていくことに変わりはありません。

在宅介護のメリットとデメリット

まずは、在宅介護におけるメリットとデメリットを整理していきます。ご本人希望やご家族のニーズ、費用面などから多角的に検討してみましょう。

●メリット

最初に挙げられるのは、環境の変化がないことです。
健康な方でも引っ越しなどで環境が変わると、体調を崩すことがありますが、在宅ではこうしたストレスによる影響を避けることができます。また、施設介護にくらべると費用が安く抑えられるため、経済的な負担を軽くすることもできます。さらに在宅介護では、ヘルパーの派遣やショートステイを利用するなど、各種サービスの提供を受けることができ、自宅であっても家族の身体的な負担を軽減することが可能です。
在宅介護で利用できる主なサービスは、居宅介護支援、福祉用具のレンタル、購入、訪問介護サービス、訪問看護・居宅療養管理指導、訪問リハビリ、訪問入浴、デイサービス・デイケア、ショートステイ、地域密着型サービスなど、さまざまなものがあります。
なによりご本人が「自宅で過ごしたい」と望んでいたり、ご家族に「自宅でみてあげたい」といった意向がある場合は、「自宅に居られること」そのものが、一番のメリットだといえるかもしれません。

●デメリット

各種サービスが利用できるとはいえ、家族にかかる負担はゼロではありません。
介護度によっても異なりますが、介護保険の適用範囲内ではサービスの利用時間が決められているため、時間外の部分はすべて家族で行うことになります。
食事や着替え、深夜の介助。さらにご本人が自分の意思で動ける場合は、転倒などの事故が起きないよう常に見守りが必要となります。
特に中心になって介護をする方がご高齢の場合は、体力的にも精神的にも大きな負担がかかるといえるでしょう。

施設介護のメリットやデメリット

施設介護の場合は、介護者の負担が軽減されるということだけでなく、ほかにもさまざまなメリット、そしてデメリットもあります。本項では、施設介護の特徴を整理していきます。

●メリット

施設介護の大きなメリットは、専門的な知識がある介護職員・看護職員に、24時間体制でみてもらうことができることです。
病気や夜間の急変などにもいち早く対応してもらえるため、家族の精神的な負担を軽減することができます。
もちろん家族だけではなく、入居されるご本人にとっても利点は多いといえます。たとえば「家族に迷惑をかけたくない」と考えていた方が、施設に入居したことで気持ちが楽になったり、機能訓練やレクリエーションを行っている施設では、実際に入居者さんの機能が向上したケースもあります。また、入居者さん同士で親睦を深め毎日会話を楽しむなど、在宅では得られない経験や刺激を受けることもできます。

●デメリット

最も大きなデメリットは、経済的な負担が大きいことです。さらにどうにか費用を捻出しても、ご本人との相性や施設の方針が合わなかった場合には、ほかの施設に移動しなければならないこともあります。
多くの施設があるなかでは、残念ながらケアがずさんな事業所も存在し、入居後に気づくケースも少なくありません。施設介護を希望する場合は、ポイントを抑えたうえで必ず事前に施設見学に行きましょう。
また、「最期を看取れない」ことも施設介護を躊躇する理由のひとつかもしれません。しかしこれは、施設に限らず入院している場合でも同じことがいえ、家族と離れて暮らしている人なら誰にでも起こりうることです。もしデメリットとして挙げるとすれば、施設介護という選択をしたご家族に、誤った後悔を残してしまう可能性があることだといえるでしょう。

○在宅か施設か、選ぶ際のポイント

ご家族やご本人の気持ちを尊重することはもちろん大切ですが、家庭の状況を冷静に見ることも重要になります。介護者、協力者、環境、そして経済面などさまざまな視点から、現実的に可能である介護はどちらなのかを見極めることが必要です。
まずは在宅介護を希望している場合のポイントについて、考えてみましょう

●家族の協力が得られるか?

相談をする相手はいるか、ローテーションによる介護が可能かを考えましょう。介護は24時間必要です。目を離した隙に事故が起こることもあります。
たった一人で責任を負わなければならない状態では、介護する側の心の負担は大きくなります。

●本人にとって在宅介護はストレスにならないか?

介護される方のなかには、家族に迷惑をかけてしまうことを気にする方がいます。在宅介護がご本人の性格に合っているかどうかを考えましょう。

●住居環境は整えられるか?

手すりやスロープなど、改修工事が必要になる場合があります。事故を防ぐ環境づくりができるかどうかを検討しましょう。

●仕事や生活を現状のまま続けられるか?

家族の生活が著しく制限されるようになったり、在宅介護によって介護離職を余儀なくされるようなことになれば、ご本人を含む家族全員が困窮することになります。
今の生活のまま在宅介護が可能であるかは、見極めの大きなポイントといえます。

続いて、施設を検討する際のポイントを確認していきましょう。

●施設の場所、地域

家族が通いやすい立地にあるか。
突然慣れない土地に移住することはご本人の心の負担となり、そのストレスから体調を崩してしまう方もいます。ご本人にとって慣れ親しんだ土地であったり、家族がこまめに顔をだせる場所であるかどうかは、とても重要なポイントです。

●介護施設の種類、ケアの内容

施設にはさまざまな種類があります。
要介護度や認知症があるかないか、医療行為が必要かどうかでも違ってきます。
いずれの施設でも資料請求や見学が可能です。それぞれの特徴を知り、ご本人の希望や状態に合った施設選びをしましょう。

●入居費用を準備できるか

施設の種類によって利用料金も変わってきます。
有料老人ホームやグループホームなどでは、月々の利用料金とは別に入居時にかかる費用があり、まとまった資金が必要になる場合がほとんどです。
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設などの公的施設(介護保険施設)では、こうした入居費用がかからず、ほかの施設と比較しても割安に設定されています 。ただし、こうした施設は人気が高く、何カ月も入居待ちをしなければならない場合もありますので、早めに検討する必要があるでしょう。

●ケアマネジャーと連携する

在宅でも施設でも、大事なポイントとなるのがケアマネジャーとの連携です。ケアマネジャーは専門的な立場から、その方のケアプランに合った介護を提案してくれます。家族だけで抱え込まず、専門的な知識を持った第三者に相談することで、より良い方向を選択しやすくなります。

まとめ

在宅介護と施設介護のどちらを選んでも、家族が限界を感じるようになるまで頑張ることは、決していいことだとはいえません。
介護を受ける人が安心して暮らせる生活環境をつくるためには、介護を提供する側である家族の負担を減らすことも大切です。
今回紹介したメリットやデメリット、選択のポイントを参考に、担当のケアマネジャーと相談しながら、より良い「介護のかたち」をみつけましょう。

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